認知症の疑いのある祖母への対応と、家族間の摩擦解消について

2月の中旬から入院していた祖母を我が家で介護することになりました。 …と言っても、祖母の身体状態は至って健康に近く、鬱病で外出しなくなって、 足の筋肉が衰えて歩けなくなっている状態でした。(病院も精神病院) しかし、最近になってトイレも1人でいけるまでに回復しました。 最初こそは謙虚な態度で大人しかった祖母ではありますが、 歩けて余裕も出てきたのか、毎日のように「財布が無い」「お金が無い」を 連呼します。主に犯人は母に決め付けています。 「そんなわけないでしょ?」「誰も触らないでしょ?」と言っても、 「そんなはずない!無い!2つあったのに!」の一点張り… 先日は「知らない男性が部屋に入ってきて財布を盗んだのよ!」っと言い出したので、 家族一同、唖然(我が家は離婚しているので完全女家族) 今まで、確認していなかったのも悪かったのですが、今朝、 「じゃあ、確認しようか」と言って確認したら、鞄の中には祖母が探していた 財布、通帳等全て入っていて「ええ~…」と呆れてしまいました。 とりあえず、探していたものは全て鞄にあると3度確認させる→鞄に全て入れておく →入れたのを確認させる→鞄を手の届く枕元に置く→「これで無くならないね。はい、おやすみ」 という感じで出勤してきたのですが、 妹にメールしたところ、今は「家族3人泥棒」になっているようです(^o^) ボケかけているとはいえ返答にはちゃんと応えますし、誰が誰だかも区別はできるようです。 本人も「家に帰りたい」と言っているので、今夜にでも叔父(独身実家住)が 迎えに来て家に帰すのですが、その前に私個人としては私たち家族を泥棒扱いしたこと を謝罪させたいです。 少なくとも母は1ヶ月弱とはいえ、その前から病院の送り迎えなど頑張っていたのに、 恩を仇で返すなんて許せません。 せめて何か言わないと気がすまないです。 介護放棄した叔父(1度祖母が倒れた際に「倒れてんじゃねえよ!」と叱ったり、 「家に戻りたい」と行った際に電話させた時も祖母を怒鳴りつけたようです) と祖母に「もう2度とこの家に来るな!」ぐらいは言いたいのですが… どうしたらいいか、皆様のご意見下さると嬉しいです! 長々しく、読みにくくてすみません!

祖母の様子と、介護における課題

ご祖母様の状況は、鬱病からの回復過程で、認知機能の低下や、幻覚・妄想といった症状が現れている可能性があります。 「財布がない」「お金がない」と繰り返し訴えたり、男性が部屋に侵入したと主張するなど、現実と異なる認識を示すのは、認知症の初期症状の一つである可能性が高いです。 また、ご本人が「家に帰りたい」と願っているにも関わらず、叔父さんの対応が適切でないことも大きな問題です。

認知症の可能性と専門家の意見

ご祖母様の症状は、単なる忘れっぽさや気分の変動とは異なるレベルの可能性があります。 専門医による診察が不可欠です。 認知症の種類や進行度を判断し、適切な治療や介護方法を検討するためには、医師の診断が必須となります。 早期発見・早期治療が、ご祖母様の生活の質を向上させる上で非常に重要です。 精神科医や神経内科医への受診を強くお勧めします。

介護負担と家族間の葛藤

ご家族の皆様は、ご祖母様の介護に尽力されていますが、その負担は計り知れません。 特に、ご母様は長期間に渡り、病院への送迎や介護で大変な努力をされてきたにも関わらず、感謝の言葉どころか、泥棒扱いされるという状況は、心労が大きいです。 家族間の葛藤は、介護を続ける上で大きな障害となります。 家族会議を開き、それぞれの負担や感情を共有することが重要です。

具体的な解決策とアドバイス

まずは、ご祖母様の状態を正確に把握するために、専門医への受診を最優先してください。 医師の診断に基づいて、適切な治療や介護方法を検討しましょう。

1. 専門機関への相談と支援

* 地域包括支援センター:介護に関する相談窓口として、様々な情報を提供し、適切なサービスにつなげてくれます。
* ケアマネージャー:介護計画の作成や、介護サービスの利用手続きなどを支援します。
* 精神科医・神経内科医:ご祖母様の認知機能の評価を行い、適切な治療方針を決定します。
* 訪問看護ステーション:ご自宅で介護が必要な場合、看護師が定期的に訪問し、医療的なケアを提供します。

2. 家族間のコミュニケーションと役割分担

* 家族会議:定期的に家族会議を開き、介護の現状や課題、それぞれの負担、感情などを共有しましょう。 不満やストレスをため込まず、話し合うことで、相互理解を深めることができます。
* 役割分担:介護業務を公平に分担し、負担を軽減しましょう。 誰かが負担を多く抱え込むと、ストレスが蓄積し、家族関係が悪化することがあります。
* 感情表現:ご母様をはじめ、ご家族それぞれの感情を素直に表現しましょう。 怒りや悲しみを押し殺さずに、共有することで、理解と共感が深まります。

3. ご祖母様への対応

* 穏やかな言葉かけ:ご祖母様には、穏やかで優しく、落ち着いて接しましょう。 感情的に反論したり、叱ったりせず、共感する姿勢を示すことが大切です。
* 現実的な対応:妄想や幻覚に対しては、否定するのではなく、「そう思われているんですね」と共感し、話題をそらすなど、穏便に切り替えましょう。
* 安心できる環境づくり:ご祖母様が落ち着いて過ごせるよう、安全で清潔な環境を整えましょう。 見守り体制を整え、転倒などの事故を防ぐ対策も必要です。
* 生活リズムの安定:規則正しい生活リズムを心がけ、睡眠時間や食事時間を一定に保ちましょう。 生活リズムの安定は、認知症の症状を軽減する効果があります。
* リハビリテーション:足の筋肉の衰えを改善するために、リハビリテーションを検討しましょう。 理学療法士などの専門家の指導のもと、適切な運動を行うことで、歩行能力の回復が期待できます。

4. 叔父様への対応

叔父様には、ご祖母様の状態や、ご家族の苦労を理解させ、謝罪を求めるのではなく、協力体制を築くことを目指しましょう。 感情的な対立は避け、冷静に現状を説明し、協力をお願いすることが重要です。 介護サービスの利用や、経済的な支援などを提案することで、協力を取り付けることができるかもしれません。 ただし、叔父様の協力が得られない場合は、法的措置なども検討する必要があるかもしれません。

インテリアと介護環境の整備

ご祖母様を自宅で介護するにあたって、安全で快適な生活空間を作ることは非常に重要です。 インテリアの工夫によって、介護の負担を軽減し、ご祖母様の生活の質を高めることができます。

安全性の確保

* 滑りにくい床材:廊下や浴室には、滑りにくい床材を使用しましょう。 転倒事故を防ぐために、重要なポイントです。
* 手すりの設置:トイレや浴室、階段などに手すりを設置することで、ご祖母様の移動をサポートします。
* 家具の配置:家具は、通路を確保し、転倒しにくいように配置しましょう。 角が尖っている家具は、安全対策を施すか、配置を見直しましょう。
* 照明の確保:十分な明るさを確保し、影を作らないようにしましょう。 特に、夜間のトイレなど、暗い場所では転倒の危険性が高まります。

快適性の向上

* 落ち着いた色調:落ち着いて過ごせるよう、壁や家具の色は、淡い色調を選ぶと効果的です。 のような落ち着いた色は、リラックス効果が期待できます。
* 適切な家具:座り心地の良い椅子や、高さの調整が可能なテーブルなど、ご祖母様に合った家具を選びましょう。
* アクセスの容易さ:必要なものがすぐに取り出せるように、収納スペースを工夫しましょう。 ご祖母様が使いやすいように、手の届く範囲に配置しましょう。

まとめ

ご祖母様の介護は、ご家族にとって大きな負担となるでしょうが、専門機関の活用や、家族間の良好なコミュニケーション、そして適切な環境整備によって、乗り越えることが可能です。 まずは、専門医への受診を最優先し、適切な診断と治療を受けてください。 そして、ご家族で協力し、ご祖母様にとって、そしてご家族にとっても、より良い生活環境を築いていきましょう。

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