認知症の父を介護施設に預けた結果…後悔と教訓から学ぶ、適切な施設選びと医療連携の重要性

回答くださった皆様ありがとうございます。皆様の回答について補足させていただきます。 厳しい意見の方、心寄り添ってくださる意見の方、どちらの方々にも回答してくださった事をここで感謝申し上げます。 補足の字数が足らず、また文面も説明不足で言葉足らずになってしまい申し訳ありません。認知症専門医は自分で探し、施設を通じて施設医に受診する事を伝え、専門医に施設での薬剤処方の説明を見せたところ、施設医と連携でなるべく施設の処方を活かして認知症の進行を押さえたいと手紙を託されました。専門医からの手紙を施設医に渡し、連絡が無いので連携した薬の処方がされていると思っていましたが、実際には施設から「薬が効かない」と再三クレームを受けて1週間単位で薬の処方をあれこれ変更していたようで、1ヵ月後にはかなり症状が進行していました(原因が介護か薬かは不明です)。認知症専門医は「これでは悪化する一方だから施設医が処方しないなら認知症部分の薬は自分が処方する」と言い、施設医は「自分は入所者一人ひとりを見て処方しているのだから外部の医者が一部だけ処方するのでは責任が取れないので、施設内で緊急事態が起きてもよそにかかってほしい、自分は診れない(確かに正論です)」と言われました。 当初、介護施設とはこんなものかと疑問に思い、悲しい気持ちで心がふさいでいましたが、その後全ての介護施設がこうではないとわかってからは何度も話し合いを重ね、とうとう施設が信用できなくなってからも、すぐに他へ移らなかったのは他の施設を探しているうちに父の病状が悪化した事、移す事とそこに居る事のどちらが良いか判断できなかった事、オーナーが再三、精神病院に入院すると鉄格子の部屋に拘禁されて可哀想、だからうちで責任持って看ると言われたためです。勉強不足で迷ったのが致命的で、実際には施設に残ったほうが地獄、父にはもう身体や意思の自由、時間のいずれも残っていません。 士長の苦情の一例を書いておきます「おしっこをこぼした後踏んであるくから部屋中おしっこ臭い。食べる物は食事もおやつ完食してコーヒーまで飲むから出るものは沢山出る。となりに今度入居する人は正常なので苦情が出たら施設として対応せざるを得ない。入浴拒否するので風呂に10日以上入っていなくて臭いから近くに来ると他の入居者がいやな顔をする。」等々もっと言われましたが父が嫌がらせをされたら困るので聞くだけで一切反論しませんでした。本当に悔しく、悲しいです。補足施設運営、介護の側面、医療の限界、色々知る事が出来ましたが大きな代償でした。皆さんの意見から思う事は、なぜ施設側は「最後まで面倒を見ます。」と言ったのか・・・集団生活が大切な事は理解しています。他施設や病院を早く勧めてくれていたら・・・でも、これは他力本願ですね。自分達で十分に調べるべきでした。大切な父の生活や命を犠牲にしてしまった事、今、本当に後悔しています。(来月まで持つ事は無いと思います。)

介護施設選びの失敗から学ぶ:後悔から得た教訓と今後の対策

ご自身の辛い経験を詳細に綴っていただき、ありがとうございます。ご家族の苦しみ、そしてご自身の後悔の念が痛いほど伝わってきました。この経験から得られた貴重な教訓は、多くの介護を必要とするご家族にとって、未来を明るく照らす灯台となるでしょう。

まず、今回のケースで明らかになったのは、適切な医療連携の不足介護施設の選定における情報の不足です。 「最後まで面倒を見ます」という言葉は、多くの施設が口にする言葉ですが、その実態は施設によって大きく異なります。 単に「預かる」のではなく、ご家族の状況やご本人の状態に合わせた適切な医療と介護を提供できる施設を選ぶことが非常に重要です。

1. 医療連携の重要性:専門医との連携と施設医とのコミュニケーション

今回のケースでは、認知症専門医と施設医との連携がうまく機能していませんでした。専門医の指示が施設医に適切に伝わらず、薬の処方が頻繁に変更された結果、ご父の症状が悪化してしまった可能性があります。

適切な医療連携を実現するためには

  • 複数の医療機関との連携体制を確認する:施設を選ぶ際には、どのような医療機関と連携しているか、緊急時の対応体制はどうかを詳細に確認することが重要です。認知症専門医との連携体制がしっかりしている施設を選ぶべきです。
  • 定期的な面談と情報共有:医師や看護師と定期的に面談し、ご父の症状や薬の効果、介護状況について情報を共有する必要があります。問題が発生したらすぐに相談できる体制を作ることも重要です。
  • 記録の保持と確認:ご父の病状や治療内容、介護状況などをきちんと記録し、医師や介護スタッフと共有することで、より適切なケアを提供できます。記録は、ご家族自身も保管しておくことが大切です。
  • セカンドオピニオンの活用:治療方針や介護方法に疑問を感じたら、別の医師に相談する(セカンドオピニオン)ことも有効です。複数の意見を聞くことで、より適切な判断ができます。

2. 介護施設選びのポイント:情報収集と確認事項

介護施設を選ぶ際には、以下の点を十分に確認する必要があります。

  • 施設の理念と方針:施設の理念や方針が、ご家族の価値観と合致しているかを確認しましょう。どのような介護を提供したいと考えているのか、どのようなケアを重視しているのかを理解することが大切です。
  • スタッフの質:スタッフの経験やスキル、人柄などを確認しましょう。スタッフの教育体制や研修内容なども重要なポイントです。施設見学時に、スタッフの対応や雰囲気をよく観察しましょう。
  • 施設の環境:清潔さ、安全性、快適さなどを確認しましょう。バリアフリー設計になっているか、緊急時の対応体制はどうかなども確認が必要です。実際に施設を見学し、雰囲気を感じ取ることが大切です。
  • 利用者の声:他の利用者や家族からの口コミなどを参考にしましょう。インターネット上の口コミサイトや、介護相談窓口などを活用して情報収集を行うことが有効です。
  • 契約内容の確認:契約内容をしっかりと確認し、不明な点は質問しましょう。特に、費用やサービス内容、解約条件などは、事前にしっかりと確認しておくことが重要です。契約書は必ずよく読んでから署名しましょう。
  • 苦情対応体制:苦情対応体制がしっかりとしているかを確認しましょう。苦情を申し立てた場合、どのように対応してくれるのか、どのような窓口があるのかなどを確認しておきましょう。

3. 専門家のアドバイス:介護相談窓口の活用

介護に関する相談は、地域包括支援センター介護保険相談窓口などに相談することができます。これらの機関では、介護施設の選び方や医療連携の方法、介護サービスの利用方法などについて、専門的なアドバイスを受けることができます。

4. 事例研究:類似事例からの学び

今回のケースのような問題は、残念ながら決して珍しいものではありません。 他の介護施設でも、医療連携の不備や介護の質の問題などが発生しているケースがあります。 これらの事例を学ぶことで、より良い施設選びや、より適切な介護を実現するためのヒントを得ることができます。 インターネット検索や専門書などを活用して、情報を集めることをお勧めします。

まとめ:後悔を未来への力に

今回の経験は、非常に辛いものであったと思いますが、同時に貴重な学びの機会でもありました。 ご自身の経験を共有してくださったことで、多くの介護を必要とするご家族が、同じような苦しみを味わうことを防ぐことができるかもしれません。 この経験を活かし、より良い介護システムの構築に貢献していただければ幸いです。 ご冥福をお祈りいたします。

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