認知症の父への対応と適切な施設選び:経済的負担を考慮した現実的な解決策

父が認知症の悪化で精神病院に入院しました。発症して6年くらいになり、要介護4でデイサービスを利用していましたが、このGW始めに突然「なにもわからない」と言ってもの凄く不安そうにし、その後から器物破損が止まらなくなりました。 今までもそういう行動はちょくちょくあったのですが、1日経てば収まるという事の繰り返しでした。 枕カバーを引きちぎったり、カーテンを千切ろうとしたり、スリッパ、デイで作ってきたものや写真、すべて手先で破いたり千切ったりといった具合です。止めると振り払って怒ります。自分から暴力を振るう事はないのですが。決定的なのが、食事をしなくなった事です。モノ壊しに夢中で、ご飯を食べるよう言っても「今これをhjkっl;(意味不明)」と怒鳴って拒否するようになったのです。薬も強く拒否され、デイサービスでも飲ませることができなかったと言われました。ケアマネに相談すると、もう精神科の方がいいのでは?と言われ、主治医にも勧められて紹介状をもらい、精神病院に行きました。もうどうすることもできなかったのですが、病院に連れて行くのに車に乗せると、いつも家族で食事や買い物に行くのと同じだと思って嬉しそうに意味不明のことを喋りながら笑っていました。病院の待合室で、とにかくなにか食べさせられないかとおにぎりを買ってきたら、最初は海苔をつまんで破ろうとしていましたが、口に近づけて「おにぎりだよ」と言うと、一口食べて食べ物だとわかったらしく、おいしそうに完食しました。数時間後、牢屋のような病室に入れられました。どうすることもできなかったけど、哀れでなりません。進んで家族サービスをするようなデキた父ではなかったけど、私にはなにかいつも一所懸命やってくれてました。介護抵抗がひどいので、今すぐ施設というわけにもいかないと思うのですが、一刻も早くもう少し人間らしい生活ができるところに行かせたいと思っています。特養も最近は安い有料老人ホームより高く、お金さえ出せば空きはいくらでもあるようですが、うちは一人っ子なので負担してくれる人も他におらず、私が16年も同じところで働いているのに雇用形態の融通が利かずに1人分の生活保護より安い給料で、父の年金を全部施設に支払うと母と2人で暮らしていけません。どうするのが一番いいのでしょう? 色々考えてますが、なにかヒントがあればお教え頂ければと思います。よろしくお願いします。

認知症の進行に伴う介護の困難さは、ご家族にとって大きな負担となります。特に、今回のケースのように、器物破損や拒食といった症状が現れた場合、ご家族は精神的にも肉体的にも疲弊してしまうでしょう。この記事では、質問者様のお悩みに寄り添いながら、認知症介護の現状、経済的な負担を軽減する方法、そして適切な施設選びについて具体的なアドバイスを提示します。

認知症の症状悪化と緊急入院:現状の把握

質問者様のお父様は、認知症の進行に伴い、器物破損や拒食といった症状が顕著になりました。これは、認知症の症状が悪化し、日常生活に支障をきたしていることを示しています。精神病院への緊急入院は、ご家族の安全と、お父様の症状の安定化を図るための適切な判断だったと考えられます。しかし、病院の環境がご本人にとってストレスになっている可能性も否定できません。

精神病院から適切な施設への転院を検討する

現在の精神病院は、あくまで緊急時の対応場所であり、長期的な生活の場としては必ずしも適しているとは限りません。お父様の状態が落ち着いたら、より人間らしい生活を送れる環境への転院を検討することが重要です。そのためには、以下の点を考慮する必要があります。

  • お父様の現在の状態とニーズの把握:医師やケアマネージャーと相談し、お父様の認知症のステージ、身体機能、精神状態、そして必要な介護レベルを正確に把握します。これにより、適切な施設の種類とレベルを選ぶことができます。
  • 施設の種類の比較検討:特養、有料老人ホーム、グループホームなど、様々な種類の施設があります。それぞれのメリット・デメリットを理解し、お父様の状態とご家族の状況に最適な施設を選びましょう。特養は費用が高額ですが、介護度が高い方でも受け入れ可能な場合が多いです。有料老人ホームは、サービス内容や費用が様々なので、比較検討が必要です。グループホームは少人数制で家庭的な雰囲気ですが、介護度が高い方には適さない場合があります。
  • 経済状況の現実的な把握:ご自身の収入とご両親の年金、そして介護保険の給付額などを考慮し、経済的に負担できる範囲の施設を選びましょう。介護費用は高額になるため、事前にしっかりと計算することが重要です。公的支援制度の活用についても、ケアマネージャーに相談することをお勧めします。
  • 施設見学と比較:複数の施設を見学し、実際に施設の雰囲気やスタッフの対応、介護サービスの内容などを確認しましょう。施設のホームページやパンフレットだけではわからない部分も多いので、直接足を運んで確認することが大切です。

経済的負担の軽減策:現実的なアプローチ

一人っ子で経済的な負担が大きいというご状況を鑑みると、以下の方法で経済的負担を軽減できる可能性があります。

  • 介護保険制度の活用:介護保険サービスは、要介護認定を受けていれば利用できます。居宅介護支援事業所(ケアマネージャー)を通じて、介護サービス計画を作成し、必要なサービスを受けましょう。介護保険サービスには、訪問介護、デイサービス、ショートステイなど様々な種類があります。これらを効果的に活用することで、ご自宅での介護負担を軽減し、施設への入居費用を抑えることも可能です。
  • 福祉サービスの活用:介護保険以外にも、様々な福祉サービスがあります。例えば、生活保護、障害年金、低所得者向け住宅支援などです。それぞれの制度の要件を満たせば、経済的な支援を受けることができます。市町村の福祉事務所に相談することで、自分に合った支援制度を見つけることができます。
  • ご自身の雇用形態の見直し:現状の雇用形態では経済的に厳しいとのことですが、転職や副業などを検討することで、収入を増やすことも可能です。ハローワークや転職サイトなどを活用し、より良い条件の仕事を探してみましょう。また、副業を始めることで、収入の幅を広げることができます。
  • 家族や友人への相談:経済的な負担を一人で抱え込まずに、家族や友人、地域包括支援センターなどに相談してみましょう。周囲の協力を得ることで、精神的な負担を軽減し、より良い解決策を見つけることができるかもしれません。

専門家への相談:ケアマネージャーと医師の連携

ケアマネージャーは、介護に関する様々な相談に乗り、適切なサービスの利用を支援してくれます。医師は、お父様の病状を把握し、今後の治療方針や生活環境についてアドバイスしてくれます。ケアマネージャーと医師の両方に相談することで、お父様に最適なケアプランを作成し、経済的な負担を軽減するための具体的な方法を検討できます。

インテリアと認知症:穏やかな環境づくり

お父様の落ち着ける環境を作ることも重要です。施設選びだけでなく、お部屋のインテリアにも配慮することで、精神的な安定を促すことができます。例えば、

  • 落ち着いた色合いの壁や家具:グレーのような落ち着いた色は、精神を落ち着かせ、安心感を与えます。刺激の少ない空間を作ることで、興奮状態を抑制する効果が期待できます。
  • 自然光を多く取り入れる:自然光は、心身のリラックス効果があります。カーテンの色や素材にも気を配り、光を効果的に取り入れましょう。
  • 見やすい家具や配置:認知症の方は、視覚情報に頼ることが多いため、家具の配置や色使いは非常に重要です。見やすく、安全な配置を心がけましょう。
  • 思い出の品を飾る:写真や思い出の品を飾ることで、懐かしい気持ちになり、安心感を高めることができます。ただし、整理整頓を心がけ、ご本人が混乱しないように注意しましょう。

これらの点を考慮したインテリアは、お父様の穏やかな生活をサポートします。「いろのくに」のようなインテリアポータルサイトを活用し、落ち着いた色合いの家具やインテリアを選んでみてください。

まとめ

認知症の介護は、ご家族にとって大きな負担となりますが、適切な情報収集と専門家への相談、そしてご自身の状況に合わせた現実的な計画を立てることで、乗り越えることができます。焦らず、一歩ずつ進めていきましょう。この記事が、少しでもお役に立てれば幸いです。

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