認知症の父と老人ホームでのトラブル:損害賠償請求と誤薬事故への対応

老人ホームへの不信感 どこまで要求していいのでしょうか? 老人ホームに入所している認知症の父が相部屋の方にたびたびイライラしており、就寝時など用がない限り部屋に入らない状態です。 以前にも父が声を荒げるなどトラブルがあったと職員から聞いていたのですが、今回も相手にイライラしてドアを破損させてしまい、施設から損害賠償請求されています。 請求があったとき、父が勝手に一人でイライラしてやったようなことを言われましたが、実際父に聞くと相部屋の方にイライラしたとのことでした。(普段から父は相部屋の方への不満を私に話します) 施設として、二人部屋でトラブルが続いている場合、何か対策をしないのでしょうか? 今回の請求は父の過失だから仕方ないとしても、何も対策を講じない施設に少し不満があります。 利用者家族が施設にこの件に関して何か対策を求めるのはおかしいですか?(部屋の交代など) 賠償請求されている中、父へ誤薬事故があったことが判明しました。 検査でたまたま訪れた訪問医の病院で担当医師から謝罪があり初めて知りました。 幸い父にその後薬による健康被害がなかったのでよかったのですが、三日経った今も施設からは何の報告もありません。 家族への報告義務はないのでしょうか? このような事故があった場合、普通施設はどのような対応をするのでしょうか? 謝罪を求めるとともに、二度と起きないようにどのような対策をたてるのかなど、施設に要求してもいいでしょうか? よろしくお願いします。

老人ホームにおけるトラブルと家族の対応:損害賠償請求と誤薬事故

ご高齢のご両親を老人ホームに預けることは、大きな決断です。しかし、今回のケースのように、入居者間のトラブルや、施設側の対応に疑問を抱く場面に直面することもあります。ご心配されていることと思いますので、一つずつ丁寧に解説していきます。

1. 相部屋でのトラブルと施設の対応

認知症の父と相部屋の方とのトラブルが繰り返し発生し、ドア破損による損害賠償請求に至っている状況、そして施設側の対応への不満はごもっともです。まず、損害賠償請求についてですが、ご父君の行為が原因であることは事実でしょう。しかし、その背景に相部屋の方との相性が悪い認知症による行動の制御が難しいといった事情があることを施設側にも理解してもらう必要があります。

施設は、入居者の安全と快適な生活環境を確保する責任を負っています。トラブルが繰り返されているにも関わらず、具体的な対策を講じていない点には問題があります。利用者家族が部屋の交代などを求めるのは決しておかしいことではありません

具体的な対応策としては、以下の点を施設に要求することをお勧めします。

  • 現状の報告と謝罪:施設側の対応の遅れと、事実関係の曖昧な説明について、正式な謝罪と現状報告を求めましょう。
  • トラブル原因の究明:ご父君の行動の背景にある原因を、施設と協力して分析する必要があります。認知症の症状、相部屋の方との人間関係、部屋の環境など、多角的な視点からの調査が必要です。
  • 具体的な対策の提示:例えば、部屋の変更、入居者間の仲介、スタッフによる見守り体制の強化、認知症への対応訓練を受けた職員の配置など、具体的な対策を提案し、施設に実行を求めましょう。
  • 記録の開示:過去のトラブルに関する記録や、施設側の対応記録の開示を求めることも有効です。これにより、施設側の対応に問題があったかどうかの判断材料となります。
  • 専門家の介入:必要であれば、介護福祉士や精神科医などの専門家に相談し、客観的な意見を聞き、施設との交渉に臨みましょう。

2. 誤薬事故への対応と施設の報告義務

誤薬事故は、重大な問題です。施設には、事故発生後速やかに家族に報告する義務があります。今回のケースでは、三日経っても報告がないことは、重大な問題です。

施設への要求事項としては、以下の点が考えられます。

  • 事故の詳細な説明と謝罪:どのような薬の誤投与があったのか、その経緯、原因、再発防止策などを詳細に説明してもらい、正式な謝罪を求めましょう。
  • 事故報告書等の開示:事故に関する報告書、記録、調査結果などの開示を求めましょう。
  • 再発防止策の確認:具体的な再発防止策が講じられているかを確認し、不十分であれば改善を求めましょう。薬剤管理システムの改善、職員教育の強化、チェック体制の強化などが考えられます。
  • 外部機関への通報:必要であれば、市町村の介護保険課や、都道府県などの福祉主管部局に報告し、適切な対応を求めることも検討しましょう。

3. 法的措置の可能性

施設側の対応が著しく不適切な場合、弁護士に相談し、法的措置を検討することもできます。損害賠償請求だけでなく、施設の業務上過失致傷罪といった刑事告訴も視野に入れるべきかもしれません。

4. 専門家の意見

高齢者福祉に詳しい弁護士や、介護相談窓口などに相談することをお勧めします。彼らは、法律的な観点から適切なアドバイスを行い、施設との交渉をサポートしてくれます。

インテリアとの関連性:快適な空間づくり

今回のケースは、老人ホームでの出来事ですが、住環境が人の心に与える影響は非常に大きいです。快適な空間は、精神的な安定をもたらし、ストレスを軽減する効果があります。

ご父君の部屋、そして老人ホーム全体のインテリアについても、見直す余地があるかもしれません。例えば、

  • 落ち着いた色調の壁や家具:グレーなどの落ち着いた色調は、リラックス効果があり、イライラの軽減に繋がります。
  • 自然光を多く取り入れる:自然光は、精神的な安定をもたらします。カーテンやブラインドの工夫で、適切な明るさを確保しましょう。
  • 植物の配置:観葉植物は、空気を浄化し、リラックス効果があります。
  • 機能的な家具:認知症の方にとって、使いやすい家具を選ぶことが大切です。シンプルで安全なデザインの家具を選びましょう。

これらの点を改善することで、ご父君の精神的な安定に繋がる可能性があります。

まとめ

老人ホームでのトラブルは、家族にとって大きな負担となります。しかし、適切な対応をとることで、状況を改善できる可能性があります。今回ご紹介した点を参考に、施設と積極的にコミュニケーションを取り、ご父君にとってより安全で快適な生活環境を確保するために努力しましょう。

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