認知症の母をグループホームから連れ出す方法:契約者でない場合の対応

軽度の認知症がある母をグループホームから出したいのですが難航しています。母が納得する間もなくグループホームに入れられました。この施設は携帯電話や私物持ち込み禁止で、電話の取り次ぎも断られることがあります。辺鄙な場所にあり、駅からも遠く、部屋の窓は開かず、6畳ほどの部屋にはベッドとテレビだけで、トイレも洗面台も備わっておらず、囚人部屋のようです。引き取りたいのですが、契約者でないとの理由で断られました。成人後見人制度を利用するようアドバイスをもらいましたが、専門医に連れていくには外出許可が必要で、やはり契約者の了解が必要とのことです。契約者は施設の理事長と懇意のようで、この施設に母を留め置くことにこだわっています。契約者でなくても解約可能な手段があればアドバイスください。補足 アドバイス感謝します。母は年金と預貯金で一人で暮らしており、私は平成8年から生活補助のための仕送りをこの3月まで続けていました。契約者は長長女です。今は母の資産は契約者が管理しており、施設への支払いはそこから出しているようです。経済力は私の方があります。母にこれから掛かる費用は私の方で負担する覚悟で引き取りを希望しています。

現状の把握と問題点の整理

まず、現状を整理しましょう。ご質問からは、以下の問題点が読み取れます。

* **ご母堂様の意思確認が困難な状況:** ご母堂様は認知症であるため、ご自身の意思を明確に伝えられない可能性があります。
* **グループホームの劣悪な環境:** 窓が開かず、設備も不十分な環境は、ご母堂様のQOL(生活の質)を著しく低下させている可能性があります。
* **契約者(長女)の抵抗:** 長女さんが施設の理事長と親しい関係にあるため、グループホームからの退去に強く反対しているようです。
* **契約者でないため、解約が難しい状況:** ご自身が契約者ではないため、グループホーム側から解約を拒否されているようです。
* **経済的な問題:** ご母堂様の資産は長女が管理しており、経済力は質問者様の方が優れているものの、現状では施設への支払いは長女が行っているようです。

解決策の検討:法的観点と実践的なアプローチ

これらの問題を解決するために、以下の方法を検討する必要があります。

1. 成人後見制度の活用

ご質問にもあるように、成人後見制度の活用は有効な手段です。しかし、外出許可を得るために契約者の同意が必要というのは、現状では難しいかもしれません。そこで、以下のステップを踏んでみましょう。

* **弁護士への相談:** 弁護士に相談し、現状を説明し、後見開始の申立てについてアドバイスを求めましょう。弁護士は、契約者との交渉や、必要であれば裁判を通して後見開始を支援してくれます。
* **福祉事務所への相談:** 福祉事務所に相談し、成人後見制度の手続きや、他の支援制度について相談しましょう。彼らは、手続きのサポートや、適切な施設への転居支援など、様々なサポートをしてくれます。
* **専門医の診断書:** ご母堂様の認知症の程度を明確にするために、専門医の診断書を取得しましょう。これは、後見開始の手続きにおいて重要な証拠となります。

2. 契約者との交渉

長女さんとの交渉は不可欠です。直接交渉が難しい場合は、弁護士を介して交渉することも検討しましょう。交渉にあたっては、以下の点を強調しましょう。

* **ご母堂様のQOLの向上:** 現在のグループホームの環境がご母堂様の健康状態に悪影響を与えていることを明確に伝えましょう。写真や動画などを証拠として提示することも有効です。
* **経済的な負担の提示:** ご自身が経済的に余裕があり、今後の費用を負担する意思があることを明確に伝えましょう。
* **より適切な施設への転居:** 現在のグループホームよりも、ご母堂様に適した環境の施設を紹介し、具体的なプランを提示しましょう。
* **親族間の円満な解決:** 長女さんとの関係修復を目指し、冷静に話し合うことが重要です。感情的な対立を避け、共通の目標(ご母堂様の幸せ)に向かって協力していく姿勢を示しましょう。

3. その他の選択肢

* **別のグループホームへの転居:** もし長女さんと交渉がまとまらない場合は、別のグループホームへの転居を検討しましょう。より良い環境の施設を探し、そちらへの転居を提案することで、長女さんの同意を得やすくなる可能性があります。
* **行政への相談:** 市町村の福祉課などに相談し、適切な施設の選定や転居支援についてアドバイスを求めましょう。

インテリアの観点からのアドバイス

ご母堂様にとって、より快適な環境を提供するため、インテリアの観点からもいくつかアドバイスをさせていただきます。新しい住居を選ぶ際、または現在のグループホームを改善する際に役立つでしょう。

快適な空間づくりのポイント

* **自然光を多く取り入れる:** 窓からの自然光は、精神的な安定に大きく貢献します。可能な限り、窓のある部屋を選び、カーテンなどを適切に調整して、明るさを確保しましょう。
* **落ち着いた色合いのインテリア:** ベージュやアイボリーなどの落ち着いた色合いは、リラックス効果があります。刺激の少ない、穏やかな空間づくりを心がけましょう。
* **家具の配置:** ベッドやテーブルなどの家具は、動線を確保し、安全に配慮して配置しましょう。転倒防止にも注意が必要です。
* **植物の配置:** 観葉植物などを置くことで、空間が癒やしの空間になります。ただし、手入れが容易なものを選びましょう。
* **思い出の品を飾る:** 写真や思い出の品を飾ることで、ご母堂様の安心感や幸福感を高めることができます。

まとめ

認知症の母をグループホームから出すことは、容易ではありませんが、適切な手続きと交渉、そしてご自身の強い意志があれば、必ず解決できるはずです。弁護士や福祉事務所などの専門家の力を借りながら、一歩ずつ進めていきましょう。そして、新しい住居では、インテリアにも配慮し、ご母堂様が安心して暮らせる、快適な空間づくりを心がけてください。

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