認知症の母の高額な入院費用と付き添い問題:解決策を探る

「認知症では?」と言われたばかりの母(82歳)が、その言われた2日後に高熱が出て急遽入院になりました。(肺炎までなっていないけれど、気になる影があると) 検査中から、入院は嫌だと言っていたのですが、やはり入院となり、姉(母親と同居してる)と私に、お願いだから、家に帰れるように言ってくれと。 そうもいかず、看護師さんにお願いして、姉と病院をあとにしたのですが、30分後に病院から電話があり、とても手に負えないので、付き添って欲しいと。(暴れるわけではないけれど、自分で動けるから、帰ろうとする) ただ、特別室しか空いていないから、部屋代3万かかりますと(最初に決まった部屋は、4人部屋で1日2500円)。 どうにもならないので、姉が付き添う事にしました。 がしかし、今さっき姉から連絡があり、日にちをまたぐから(入院したのが、7日の20時頃)、6万かかりますと… 姉も私も(他県に住んでる)仕事があるため、付き添う事も出来ないし、それ以上に1日3万払う事なんて出来ません。 こういう時は、退院させるしかないんでしょうか? もし、入院が1週間だとしても、付き添い➕1日3万は無理です。

高齢者の入院と高額な特別室費用:問題点の整理

ご母堂の入院、そして高額な特別室費用、さらに付き添いの問題と、非常に困難な状況におかれていること、心よりお見舞い申し上げます。まず、問題点を整理してみましょう。

* **高額な特別室費用:** 1日3万円という特別室費用は、一般病室と比較して非常に高額です。これは、個室の広さや設備だけでなく、看護師の対応体制なども考慮されているためです。しかし、経済的な負担が大きすぎることは事実です。
* **付き添いの必要性:** ご母堂が自分で動こうとするため、付き添いが必須と判断されたこと。これはご母堂の不安や混乱、そして安全確保の観点から必要とされた措置でしょう。しかし、ご姉妹がお二人とも遠方に住んでおり、付き添いが難しい状況です。
* **経済的負担:** 1日3万円の費用は、長期入院になれば莫大な金額になります。ご姉妹の経済状況を考慮すると、これは大きな負担です。
* **ご母堂の意思:** ご母堂自身は退院を希望されていること。これは、ご母堂の精神状態や入院生活への適応状況を考慮する上で重要な要素です。

解決策を探る:具体的なステップ

現状を踏まえ、具体的な解決策を探っていきましょう。

1. 病院との交渉:費用と病室の変更

まず、病院側に現状の経済的な負担とご姉妹の状況を説明し、交渉することが重要です。

* **一般病室への変更:** 特別室ではなく、一般病室への変更を依頼してみましょう。多くの病院では、空室状況によっては変更が可能です。
* **費用の減免または分割払い:** 経済的な困難を訴え、費用の減免や分割払いの可能性について相談してみましょう。医療費の減免制度や、社会福祉協議会などの支援制度についても問い合わせてみてください。
* **医療相談窓口の活用:** 病院には医療相談窓口が設置されていることが多いです。そこで、費用や入院生活に関する相談を専門のスタッフに相談できます。

2. 在宅医療の検討:自宅でのケアの可能性

ご母堂の状態が許すのであれば、在宅医療を検討することも有効な手段です。

* **訪問看護師の利用:** 訪問看護師に自宅へ来てもらい、必要な医療ケアを受けていただくことができます。
* **ケアマネージャーへの相談:** ケアマネージャーに相談することで、在宅医療に関する様々なサービスの情報を得ることができます。介護保険サービスの利用も検討しましょう。
* **家族の協力体制:** ご姉妹だけでなく、近隣の親戚や友人、地域包括支援センターなどの支援も検討し、協力体制を構築することが重要です。

3. 介護施設の検討:一時的な入所

自宅や病院でのケアが困難な場合、一時的に介護施設に入所させることも選択肢の一つです。

* **短期入所療養介護(ショートステイ):** 数日から数週間の短期的な入所が可能です。ご母堂の状態を落ち着かせ、ご姉妹の負担を軽減するのに役立ちます。
* **介護施設の種類:** 介護施設には様々な種類があり、ご母堂の状態やニーズに合った施設を選ぶことが重要です。

4. 精神科医への相談:認知症の症状と対応

ご母堂が認知症の疑いがあるとのことですので、精神科医への相談も必要です。

* **認知症の診断と治療:** 認知症の診断を受けることで、適切な治療やケアを受けることができます。
* **行動・心理症状への対応:** 認知症に伴う行動・心理症状(BPSD)への対応策を専門家からアドバイスを受けることができます。
* **介護方法の指導:** 認知症の高齢者の介護方法について、具体的な指導を受けることができます。

専門家の視点:医師やケアマネージャーの意見

このような状況では、医師やケアマネージャーなどの専門家の意見を聞くことが非常に重要です。彼らは、ご母堂の状態を適切に評価し、最適なケアプランを提案してくれます。

* **医師:** ご母堂の病状や治療方針について、医師から直接説明を受けることが大切です。
* **ケアマネージャー:** 在宅医療や介護サービスの利用について、ケアマネージャーに相談することで、適切なサービスを選択することができます。

まとめ:多角的なアプローチで解決策を見つける

ご母堂の入院問題は、経済的な負担、付き添いの困難さ、ご母堂の意思など、複雑に絡み合っています。解決策を見つけるためには、病院との交渉、在宅医療の検討、介護施設の検討、そして専門家への相談など、多角的なアプローチが必要となります。焦らず、一つずつ問題を解決していくことで、ご母堂にとって、そしてご姉妹にとっても最善の解決策が見つかることを願っています。

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