認知症の母と特養での生活:落ち着きを取り戻すための具体的な方法

対応が解らなくなりました。助けて頂きたく宜しくお願いします。母が認知症介護2、体はそこそこ動けます。特養に入りひと月が経ちました。仲良くしていた方が前の老健にはいましたが、今の施設では見つからなくて家に帰りたい願望が強く、面会に行くたびに帰りには泣き出したり、私に付いてきて離れません。もちろん私も連れてきたい気持ちになりますが、安易にはできず悩みます。母の認知は老健にいた時より進んだ気がします。たったひと月ですが…。あれほど安定していたのにと辛いです。母に対して気持ちが落ち着きよい案はないでしょうか。面会に行かないほうがいいのか悩んでいます。職員の話では中では落ち着いていますと言われましたが。

特養入所後の変化とご家族の葛藤

ご母堂様は、特養入所後、以前の老健で親しくしていた方と会えなくなったこと、環境の変化への適応に苦戦されているようですね。ご家族としては、ご母堂様の「帰りたい」という強い願望と、安易に連れ帰るわけにもいかないジレンマを抱え、非常に辛い状況にあると思います。たったひと月の間に認知機能の低下を感じられるのも、ご自身の負担を大きくしているのではないでしょうか。

環境の変化による認知機能の低下

認知症の症状は、環境の変化に非常に敏感に反応します。特養への入所は、ご母堂様にとって大きな環境変化であり、それが認知機能の低下に繋がっている可能性が高いです。新しい場所、知らない人、異なる生活リズムなど、様々な要因がストレスとなり、症状を悪化させることがあります。

「帰りたい」願望への対応

「家に帰りたい」というご母堂様の強い願望は、安心できる場所への回帰願望を表しています。この願望を否定するのではなく、まずはその気持ちを受け止めることが大切です。

具体的な対応策:ご母堂様とご家族の安心を確保する

ご母堂様の状況とご家族の気持ちに寄り添いながら、具体的な対応策を考えていきましょう。

1. 施設職員との連携強化

* 定期的な面談:施設の担当者と定期的に面談を行い、ご母堂様の状態、行動、反応などを詳細に共有しましょう。
* 記録の確認:ご母堂様の記録(日誌など)を確認し、施設での様子を把握することで、ご家族の不安を軽減できます。
* 具体的な相談:ご母堂様の「帰りたい」という願望への対応策、認知症の症状悪化への対処法などを具体的に相談しましょう。
* スタッフへの情報提供:ご母堂様の性格、好物、過去のエピソードなどを具体的に伝え、スタッフがより適切な対応ができるようにサポートしましょう。

2. 面会の工夫

* 短い時間での面会:長時間の面会はご母堂様の負担になる可能性があります。最初は短時間(15~30分程度)の面会から始め、様子を見ながら時間を調整しましょう。
* 落ち着いた雰囲気:落ち着いた雰囲気で面会を行い、ご母堂様を安心させましょう。穏やかな声で語りかけ、優しく触れ合うことが大切です。
* 懐かしいものを持参:写真や思い出の品を持参することで、ご母堂様の安心感を高めることができます。
* 面会の頻度調整:毎日面会するのではなく、数日に一度など、頻度を調整することも検討しましょう。面会に行かないことで不安に感じられるかもしれませんが、ご母堂様にとって、より良い状態を保つためには、適切な頻度を見つけることが重要です。
* 面会場所の変更:個室や静かな場所など、ご母堂様にとって落ち着ける場所を選んで面会しましょう。

3. ご母堂様の安心感を高める工夫

* 写真やビデオ:以前の老健で仲良くしていた方の写真や、老健での生活の様子を写したビデオを見せることで、懐かしい思い出を共有し、安心感を高めることができます。
* 音楽療法:ご母堂様が好きな音楽を聴かせることで、リラックス効果が期待できます。
* アロマテラピー:ラベンダーなどのリラックス効果のあるアロマを使用することで、落ち着きを取り戻す手助けになります。

4. ご自身のケア

介護は、ご家族にも大きな負担がかかります。ご自身のメンタルヘルスにも気を配り、定期的に休息を取りましょう。

* 介護者支援サービス:介護者支援サービスを利用し、相談やアドバイスを受けたり、一時的に介護を代行してもらうことで、負担を軽減しましょう。
* 家族や友人への相談:家族や友人、信頼できる人に悩みを打ち明け、サポートを求めましょう。
* 専門機関への相談:必要であれば、精神科医やケアマネージャーなどに相談し、適切なアドバイスを受けましょう。

専門家の視点:認知症ケアのポイント

認知症ケアに詳しい専門家によると、「環境の変化への対応は、認知症ケアにおいて非常に重要です。ご家族の愛情と、施設職員との連携が、ご母堂様の安定した生活に繋がるでしょう。焦らず、一歩ずつ、ご母堂様に合った方法を見つけていくことが大切です。」とのことです。

まとめ:継続的な努力と柔軟な対応が鍵

ご母堂様の状況は、すぐに改善するとは限りません。しかし、施設職員との連携を強化し、面会の工夫、ご母堂様の安心感を高める工夫、そしてご自身のケアをしっかりと行うことで、徐々に状況は改善していく可能性があります。焦らず、継続的に努力し、状況に応じて柔軟に対応していくことが大切です。ご家族の愛情と、専門家や施設職員のサポートを受けながら、共に乗り越えていきましょう。

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