認知症の母と安全な住環境：グレーインテリアで穏やかな空間づくり

認知症の母について。今、要介護2で朝晩ヘルパーさんに来てもらい、月1回の通院と高血圧で脳梗塞もあるため週1回の訪問看護に来てもらっています。一人暮らしなので、何かと心配で週末などに様子を見に行ってます。ただ、最近はますます暴言がひどくなり、部屋の掃除ができていないようだったので掃除機をかけたところ….そんなにしなくてもいい！やっとひとりでゆっくり暮らせるようになったのに、邪魔するなら帰れ！お前なんか産むんじゃなかった。と暴言を吐かれまくり、息子も連れていたので帰ってきました。この前は、いきなり居間で暴言がはじまりそのあたりの物を投げつけられて散々な目に….。デイサービスも完全に拒否し、今後はどんなふうに見守っていったらいいでしょうか？？どんどん頑固になって困っています。。。

Contents

1 認知症と高齢者の生活空間：安全で安心できる環境づくり
2 まとめ：安全で穏やかな空間づくりで、認知症の母と穏やかに暮らす

認知症と高齢者の生活空間：安全で安心できる環境づくり

ご高齢のお母様のこと、大変ご心配ですね。認知症による暴言や拒否反応は、ご本人にとってもご家族にとっても辛いものです。まず大切なのは、お母様の安全と、ご家族の心のケアです。お母様の状態から、現状の生活空間が安全で快適とは言い切れない状況であることが伺えます。この状況を改善するために、インテリアの工夫も有効な手段の一つとなります。

安全性の確保：転倒防止と家具の配置

認知症の高齢者は、転倒リスクが高まります。そのため、まず優先すべきは、転倒防止対策です。

床の段差をなくす：バリアフリー化を進め、つまずきやすい段差を解消しましょう。カーペットやマットは滑りにくい素材を選び、固定することも重要です。段差解消には、スロープや段差解消板などを活用できます。
家具の配置を見直す：家具は、通路を広く確保し、動きやすいように配置しましょう。特に、角のある家具は危険なので、配置場所やカバーの設置などを検討しましょう。必要のない家具は処分し、すっきりとした空間を作ることも重要です。
手すりの設置：トイレや浴室など、転倒しやすい場所には手すりを設置しましょう。立ち上がり補助にも役立ちます。
照明の工夫：十分な明るさを確保し、影を作らないようにしましょう。夜間は、足元を照らすナイトライトなどを活用しましょう。また、明るすぎる照明は、かえって刺激になる場合があるので、落ち着いた明るさを心がけましょう。

穏やかな雰囲気づくり：グレーインテリアの効果

お母様の暴言や拒否反応は、不安やストレスが原因である可能性があります。インテリアを工夫することで、穏やかな雰囲気を作り出し、お母様の精神的な負担を軽減することができます。特に、グレーは落ち着きと安心感を与える色として知られています。

壁の色：グレーの壁紙や塗装で、落ち着いた空間を作りましょう。明るすぎず暗すぎない、中間色のグレーがおすすめです。例えば、淡いグレーや、少し青みがかったグレーなど、様々なグレーの色味がありますので、お部屋の明るさや広さ、お母様の好みなどを考慮して選びましょう。
家具の色：グレーのソファや椅子、カーテンなどを取り入れることで、統一感のある空間を作ることができます。木製の家具と組み合わせることで、温かみのある空間にもなります。
小物：グレーのクッションやブランケット、花瓶など、小さなアイテムから取り入れてみましょう。徐々にグレーのアイテムを増やすことで、自然と落ち着いた雰囲気になっていきます。

グレーは、他の色と合わせやすいというメリットもあります。例えば、白やベージュと組み合わせることで、明るく清潔感のある空間になります。逆に、濃いグレーや黒と組み合わせることで、シックで落ち着いた空間になります。お母様の好みや、お部屋の雰囲気に合わせて、自由に組み合わせることができます。

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刺激の少ない空間：視覚的ノイズの軽減

認知症の高齢者は、視覚的な刺激に敏感に反応することがあります。そのため、視覚的なノイズを軽減することが重要です。

整理整頓：不要なものを処分し、部屋をすっきりさせましょう。物が散らかっていると、ご本人も混乱しやすくなります。
シンプルで落ち着いたデザイン：派手な模様や色の家具や小物などは避け、シンプルで落ち着いたデザインのものを選びましょう。
自然光を活かす：カーテンやブラインドなどで、光を調整しましょう。直射日光は避け、柔らかな光を取り入れることが大切です。

専門家の活用：ケアマネージャーや医師との連携

お母様の状態を把握し、適切なケアを行うためには、ケアマネージャーや医師との連携が不可欠です。現状を伝え、専門家のアドバイスを受けることで、より効果的な対策を立てることができます。デイサービスの拒否についても、医師やケアマネージャーと相談し、代替策を検討しましょう。例えば、ショートステイや訪問介護の利用なども検討できます。

具体的な事例：グレーインテリアを取り入れた事例

ある80代女性Aさんは、認知症を患い、自宅で一人暮らしをされていました。ご家族は、Aさんの安全と安心を確保するために、お部屋のインテリアを見直すことにしました。壁を淡いグレーに塗り替え、家具は木製とグレーの組み合わせを選びました。また、床には滑りにくいカーペットを敷き、手すりを設置しました。その結果、Aさんの落ち着きが増し、暴言や徘徊が減少したという事例があります。

まとめ：安全で穏やかな空間づくりで、認知症の母と穏やかに暮らす

認知症のお母様と安全に暮らすためには、安全対策と、穏やかな雰囲気づくりが重要です。グレーインテリアは、落ち着いた空間を作り、お母様の精神的な負担を軽減する効果が期待できます。ただし、インテリアの工夫だけでは解決できない問題もあります。ケアマネージャーや医師と連携し、適切なケアを行うことが大切です。ご家族の負担を軽減するためにも、専門家の力を借りながら、お母様と穏やかに暮らせる環境づくりを目指しましょう。