認知症のお父様と暮らす猫のための安心安全なインテリア:脱走防止と快適空間の両立

先日、家で産まれた子猫を里親に出しました。里親さんの家は…ご本人さん(40代・男性)と認知症のお父さんの2人家族です。ご本人さんは介護をしながら自宅で仕事をしているんですが、始めは2階に 仕事と自分の部屋がある ので2階だけで子猫を飼うつもりだったらしいのですが、せっかくだからお父さんにも可愛がってほしいそうです。ただ、お父さんはご本人さんの事もわからないらしく、窓や玄関をよく勝手に開けたりするそうです。子猫を見たら勝手に入ってきたと思って外に出してしまうんじゃないか、玄関や窓を開けるので、その隙に子猫が逃げてしまうんじゃないか…と相談を受けました。あいにく、私の周りにそのような環境の方がいないので、ここに質問させてもらいました。ご本人さんはとても真面目な方で子猫を可愛がってくれて、何度も家に足を運んでくれたので、里親に出した側としての責任も含め、少しでもお役に立てればと思っています。 同じような環境にいる方やいた方、猫ちゃんに詳しい方など、是非ともアドバイスをお願いします。宜しくお願いします!!

認知症のご家族と暮らす猫の安全対策:脱走防止の重要性

認知症のご家族と暮らす猫にとって、最大の課題は「脱走」です。お父様が窓や玄関を開ける癖があるとのことですので、子猫が外に逃げてしまう危険性が高いと言えるでしょう。 これは、猫の安全だけでなく、ご家族の安心にも直結する重要な問題です。 そこで、まずは脱走防止対策を徹底することが最優先事項となります。

窓と玄関の安全対策

* 窓への対策:窓には、猫が脱出できないよう、しっかりとロックできる窓枠用の金網や、猫よけネットを取り付けましょう。 網戸だけでは不十分です。 特に、お父様が頻繁に開ける窓には、簡単に開けられない工夫が必要です。 窓の鍵を工夫したり、窓を開ける際にアラームが鳴る装置を取り付けるのも有効です。 窓を開ける習慣がある場合は、猫が近づけないように、窓際にキャットタワーなどを設置し、猫の興味をそらすのも一つの方法です。

* 玄関への対策:玄関ドアには、猫がすり抜けられないように、隙間を塞ぐ工夫が必要です。 市販の猫よけドアストッパーや、すき間テープなどを活用しましょう。 また、玄関ドアに猫が通れないような工夫をすることも可能です。 自動ドアクローザーを取り付けて、ドアがゆっくりと閉まるようにするのも有効です。 お父様が玄関を開ける際に、猫が逃げ出さないよう、常に注意深く見守る必要があります。

室内環境の整備:安全で快適な空間づくり

脱走防止だけでなく、猫が安全に過ごせるよう、室内環境を整えることも大切です。

* 猫専用の安全空間の確保:猫が安心して過ごせる、お父様の行動範囲から離れた「猫専用スペース」を作ることをお勧めします。 例えば、2階のお部屋を猫専用の部屋として、ケージやキャットタワー、トイレ、餌場などを設置し、猫が自由に過ごせる空間を確保します。 このスペースは、お父様が入りにくいように工夫しましょう。 ドアに鍵をかける、もしくは、猫が通れるけど人が通れないような小さな扉を設置するなどです。

* 家具の配置:家具の配置は、猫が安全に過ごせるように考慮する必要があります。 例えば、高い場所に登れるキャットタワーを設置することで、猫は安全な場所を確保でき、落ち着いて過ごすことができます。 また、猫が隠れることのできる隠れ家となるような場所も用意しましょう。 段ボール箱や、猫用のハウスなどを活用できます。

* 危険物の撤去:猫が誤って口に入れてしまうと危険な物(洗剤、薬品、小さな部品など)は、猫の手の届かない場所に保管しましょう。 また、電気コードなども、猫が噛み付かないように保護する必要があります。

認知症の方との共存:配慮と工夫

認知症のお父様と猫が共存するためには、お父様の行動パターンを理解し、それに合わせた工夫が必要です。

* お父様の行動パターンの把握:お父様がいつ、どのような行動をするのかを把握することで、猫の安全をより効果的に守ることができます。 記録をつけたり、家族で話し合ったりすることで、より詳細な行動パターンを把握できます。

* 声かけと注意喚起:お父様が窓や玄関を開けようとした際には、優しく声をかけて注意を促しましょう。 視覚的なサイン(例えば、窓に大きなステッカーを貼るなど)を使うのも効果的です。

* 介護と猫の世話の両立:介護と猫の世話の両立は大変ですが、ご本人さんが負担を感じないように、周囲のサポート体制を整えることが重要です。 地域包括支援センターや、介護サービスの利用を検討するのも良いでしょう。

専門家の意見:獣医師や動物行動学者のアドバイス

より具体的なアドバイスが必要な場合は、獣医師や動物行動学者に相談することをお勧めします。 彼らは、猫の行動や安全に関する専門的な知識を持っており、個々の状況に合わせた適切なアドバイスを提供してくれます。

インテリア選びのポイント:猫と人が快適に暮らせる空間

インテリア選びにおいても、猫と人が快適に暮らせる空間作りが重要です。

* 猫が安全に過ごせる素材:猫が引っ掻いたり、噛んだりしても安全な素材の家具やインテリアを選びましょう。 例えば、猫が爪を研いでも傷つきにくい素材のソファや、猫が登っても安全なキャットタワーなどです。

* 落ち着いた色合いのインテリア:猫は、刺激の少ない落ち着いた環境を好みます。 ベージュやアイボリーなどの、落ち着いた色合いのインテリアを選ぶことで、猫がリラックスできる空間を作ることができます。 ベージュのインテリア特集はこちら (※架空のURLです)

* 猫が遊べるスペース:猫が自由に遊べるスペースを確保しましょう。 キャットタワーや、猫のおもちゃなどを配置することで、猫は運動不足解消にも繋がります。

まとめ:安心と安全、そして愛情を込めて

認知症のお父様と暮らす猫にとって、安全対策は非常に重要です。 脱走防止対策を徹底し、猫が安全に過ごせる環境を整えることで、猫とご家族が共に幸せな時間を過ごせるようサポートしましょう。 ご本人さんの真摯な気持ちと、周囲のサポートが、猫の幸せに繋がります。

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