触られるのが苦手なコザクラインコとのスキンシップ:信頼関係構築のためのステップバイステップガイド

触られるのを嫌がるコザクラインコ。 度々お世話になります。 前回の質問の件ですが、件のコザクラインコは無事に風切り羽も生え揃い、部屋を我が物顔で飛びまわっています。 今回質問させて頂きたいのは、触られるのを嫌がるインコにどうしたら受け入れて貰えるかということです。 スキンシップとして私はインコたちをカキカキするのが大好きですので、なんとももどかしい日々です。 人間自体、私自体が怖い、嫌いという訳ではありません。 ペットショップにいるときから、触られるのを拒否しているようでした。(当時は鳥の飼育経験が浅く、すぐに慣れるだろうと簡単に考えていました) 他のオカメや文鳥をかまっていたりすると、駆けつけて彼らを追い払ったり、肩や腕に乗ってまどろんでみたりなど、好意的な様子です。 手が怖いのだろうと、ご褒美にしかあげないひまわりの種や、脂肪分の高い種を最初は掌に置いて、次に指で挟んで、と徐々にハードルをあげてみました。 最初は恐る恐るでしたが、今ではほとんど躊躇いもみせず、種欲しさにとことこやって来ます。(掌に乗るのには抵抗がある様子) 何かに夢中になっていれば、知ってか知らずか手の上に乗っていますし、自分で私の指を齧ってきたりもします。 私がゆっくりと指を出せば、恐る恐る噛んできます。(強くではありません) でもこれだと変な噛み癖がつきそうですし、いざ触れようとすれば物凄い勢いで逃げますしで、ちょっぴりお手上げ状態です。 何度も知恵袋でお世話になろうかと思いましたが、「いやいやもう少しすれば…」と。 いつになったら念願のカキカキができるのかとひまわりの種をあげながら考えてしまいます。 何か良い方法はないでしょうか? このまま持久戦となりますでしょうか?

コザクラインコとの信頼関係構築:焦らず、ゆっくりと

コザクラインコが触られるのを嫌がるのは、過去の経験や性格、そして何より、あなたとの信頼関係がまだ十分に築けていないことが原因と考えられます。ペットショップでの経験や、これまでの飼育方法が、鳥にとってストレスになっている可能性もあります。 焦らず、じっくりと時間をかけて、信頼関係を築くことが大切です。

ステップ1:安全な空間と快適な環境づくり

鳥にとって安全で快適な環境は、スキンシップへの第一歩です。

  • ケージの設置場所:人の往来が少ない静かな場所で、直射日光や冷暖房の風が直接当たらない場所を選びましょう。高さのある場所だと、鳥は安心感を覚えます。
  • ケージの大きさ:コザクラインコが自由に羽ばたける広さが必要です。小さすぎるケージはストレスの原因になります。
  • おもちゃの提供:様々な種類のおもちゃを提供することで、コザクラインコは遊びを通してストレス発散し、あなたへの警戒心が和らぎます。木製の玩具、鈴、鏡など、色々な種類を用意してみましょう。
  • 休息場所の確保:鳥は十分な睡眠が必要です。ケージの中に、隠れ家となる場所を用意してあげましょう。
  • 清潔な環境:ケージ内は常に清潔に保ちましょう。糞や食べ残しをこまめに掃除し、定期的にケージ全体を消毒することで、病気の予防にも繋がります。

ステップ2:コミュニケーションの強化

コザクラインコとのコミュニケーションを積極的に行いましょう。

  • 声かけ:優しく、穏やかな声で話しかけましょう。名前を呼んであげたり、日常の出来事を話したりするのも効果的です。鳥は声のトーンに敏感です。
  • 視覚的な刺激:カラフルなおもちゃや、鏡などをケージの中に置いてあげましょう。鳥は視覚的な刺激にも敏感です。
  • おやつタイム:おやつをあげる時は、ゆっくりと近づき、鳥が落ち着いて食べられるように配慮しましょう。最初はケージの外から、徐々にケージの中、そしてあなたの手に持った状態へと移行していくのが理想的です。
  • 観察:コザクラインコの様子を注意深く観察しましょう。落ち着いている時、活発な時、警戒している時など、様々な状態を把握することで、適切な対応ができます。鳥の行動パターンを理解することで、より良いコミュニケーションを築くことができます。

ステップ3:段階的なスキンシップ

いきなり触ろうとせず、段階的にスキンシップを進めていきましょう。

  • 距離の縮め:最初はケージの外から優しく話しかけ、徐々に距離を縮めていきます。鳥が逃げ出さないように、ゆっくりとした動作を心がけましょう。
  • 手の慣れ:コザクラインコがあなたの手に慣れてきたら、指先をケージの中に入れてみましょう。最初は短時間から始め、徐々に時間を延ばしていきます。鳥が嫌がったらすぐに手を引きましょう。
  • 触れる練習:鳥があなたの指に慣れてきたら、優しく羽を撫でてみましょう。最初は軽く触る程度にし、鳥の反応を見ながら徐々に時間を延ばしていきます。鳥が嫌がったらすぐにやめましょう。
  • ご褒美:スキンシップの後には、お気に入りのご褒美を与えましょう。 positive reinforcement(積極的強化)によって、良い経験として記憶させることができます。

ステップ4:専門家への相談

それでも改善が見られない場合は、鳥類専門の獣医や飼育経験豊富な専門家への相談を検討しましょう。

専門家の視点:鳥類行動学者のアドバイス

鳥類行動学者によると、鳥が触られるのを嫌がる原因は様々です。過去のトラウマ、性格、そして人間との信頼関係の構築の遅れなどが考えられます。 重要なのは、鳥のペースを尊重し、無理強いしないことです。 信頼関係が築ければ、自然とスキンシップも可能になります。

具体的な事例:成功例と失敗例

成功例:ある飼い主さんは、毎日数分間、コザクラインコに優しく話しかけ、おやつを与え続けることで、数ヶ月かけて信頼関係を築き、最終的に撫でることを許容するようになりました。

失敗例:別の飼い主さんは、いきなりコザクラインコを掴もうとしたため、鳥は強い恐怖心を抱き、以降、人間を警戒するようになりました。

まとめ:忍耐と愛情が鍵

コザクラインコとのスキンシップは、時間と忍耐が必要です。焦らず、鳥のペースに合わせて、ゆっくりと信頼関係を築いていきましょう。 愛情を持って接することで、必ずあなたの努力は報われます。 そして、もしもどうしても難しい場合は、専門家のアドバイスを求めることをお勧めします。 コザクラインコとの幸せな日々を過ごせるよう、応援しています。

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