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角部屋における除湿機の最適な設置場所
角部屋は、外壁が2面に存在するため、結露や湿気の問題を抱えやすい傾向があります。そのため、除湿機の設置場所選びは、部屋全体の湿度管理に大きく影響します。単純に「窓から部屋側」や「押入れの前」といった設置場所だけでなく、部屋の構造、窓の向き、家具の配置などを考慮して、最適な場所を選ぶことが重要です。
効果的な設置場所のポイント
- 空気の流れを良くする:除湿機は、周囲の空気を吸い込み、乾燥させた空気を排出します。そのため、除湿機の周囲に十分な空間を確保し、空気の流れを妨げないようにしましょう。家具やカーテンなどが近くにない場所が理想的です。窓際に設置する場合は、窓を開けた際に風が直接除湿機に当たらないように注意が必要です。
- 湿気のたまりやすい場所に近づける:押入れやクローゼットなど、湿気がこもりやすい場所の近くに設置すると、効率的に除湿できます。ただし、除湿機が直接押入れの中に向けられていると、乾燥しすぎて衣類が傷む可能性があるので、間接的に湿気を吸い込むように配置するのがポイントです。
- コンセントの位置を確認する:除湿機は、電源が必要なため、コンセントの位置も考慮しなければなりません。延長コードの使用は、安全面や見た目の観点から避け、コンセントの近くに設置できる場所を選びましょう。コードを隠す工夫も、インテリアの観点から重要です。
- 部屋の中央に置く:部屋の中央に設置することで、部屋全体に均一に除湿効果を及ぼすことができます。ただし、部屋の広さや家具の配置によっては、中央に設置できない場合もあります。その場合は、湿気のたまりやすい場所を優先的に考慮しましょう。
設置場所の具体例と注意点
例えば、南向きの窓がある角部屋の場合、窓から部屋側よりも、部屋の中央もしくは北側の壁際に設置するのが効果的です。南向きの窓から入る太陽光によって、部屋の温度と湿度が上昇しやすいため、部屋の中央に設置することで、より効率的に除湿できます。また、北側の壁際は、比較的温度が低く、結露が発生しやすい場所なので、除湿機を設置することで結露対策にもなります。
一方、押入れの前に設置する場合は、押入れの扉を開けた状態での空気の流れを考慮する必要があります。扉を閉めたままでは、除湿効果が押入れ内に限定されてしまう可能性があります。そのため、扉を開けて使用する場合は、除湿機と押入れの間に十分な空間を確保することが大切です。
窓際への設置は、結露対策に効果的ですが、直射日光は避けるべきです。直射日光が当たると、除湿機の故障や火災の原因となる可能性があります。また、窓を開けた際に、風が直接除湿機に当たらないように注意が必要です。
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除湿機の種類と選び方
除湿機の選び方も、設置場所と同様に重要です。部屋の広さや湿度、デザインなど、様々な要素を考慮して選ぶ必要があります。
除湿機のタイプ
主な除湿機の種類には、コンプレッサー式とデシカント式があります。コンプレッサー式は、比較的安価で、除湿能力が高いのが特徴です。一方、デシカント式は、低温でも除湿能力が高く、衣類乾燥にも適しています。部屋の広さや用途に合わせて、適切なタイプを選びましょう。
除湿能力の確認
除湿機の能力は、「除湿能力」という数値で表されます。この数値は、1日に除湿できる水の量(L)を示しています。部屋の広さや湿度に合わせて、適切な除湿能力の除湿機を選びましょう。一般的に、6畳程度の部屋であれば、5L程度の除湿能力があれば十分です。
デザインと機能
除湿機のデザインも、インテリアに影響を与えます。部屋の雰囲気に合ったデザインの除湿機を選びましょう。また、タイマー機能や自動運転機能など、便利な機能も充実している製品を選ぶと、より快適に使用できます。
インテリアとの調和
除湿機は、生活必需品ですが、インテリアの一部として考えることも大切です。
目立たなく設置する工夫
除湿機は、どうしても存在感がある家電製品です。そのため、目立たないように設置する工夫が必要です。例えば、家具の後ろに隠したり、カーテンで隠したりするのも一つの方法です。また、部屋のインテリアに合った色の除湿機を選ぶことも重要です。ベージュやホワイトなどの落ち着いた色は、どんな部屋にも馴染みやすいです。
インテリアに合わせたカバーを使う
除湿機専用のカバーを使用することで、インテリアとの調和を図ることができます。様々なデザインや素材のカバーが販売されているので、部屋の雰囲気に合わせて選ぶことができます。
収納方法
使用しない時期は、クローゼットなどに収納することで、部屋をスッキリとさせることができます。
専門家からのアドバイス
インテリアコーディネーターである山田先生に、角部屋での除湿機設置についてアドバイスをいただきました。
「角部屋は湿気がたまりやすいので、除湿機の設置は非常に重要です。しかし、ただ設置するだけでなく、部屋全体の空気の流れやインテリアとの調和も考慮することが大切です。例えば、除湿機を家具の後ろに隠すことで、生活感を抑え、より洗練された空間を演出することができます。また、除湿機の色をインテリアに合わせて選ぶことで、統一感のある空間を作ることができます。」
まとめ
角部屋での除湿機設置は、適切な場所を選ぶことが重要です。湿気のたまりやすい場所を考慮し、空気の流れを良くする場所を選びましょう。また、除湿機の種類やデザイン、インテリアとの調和も考慮することで、より快適で美しい空間を実現できます。