観葉植物を枯らしてしまう原因と対策|長生きさせるためのポイント

観葉植物についてご教授下さい。何度か観葉植物を枯らしてしまいます。前回はパキラという小さな木を買って水をあげすぎたのか1年くらいで木の下の辺りがプヨプヨして(根腐れ?)枯らして終わってしまいました。すぐにまたパキラを買って今度は水のあげすぎに十分注意していたのですが最近萎れ始めてやはり1年くらいで葉が枯れ出しました。しょっちゅう根を触って気を付けていたんですが、木の根はしっかり固く何故だろうと思って木全体を指でつまんでみると木の上の部分がプヨプヨしていました。(何腐れ?)最近めっきり観葉植物が長生きしなくなったのですが木の中身がプヨプヨになる原因は何なのでしょうか。部屋は北側で冬は結露がすごいですが、まだ冬ではないので結露に晒されてません。水は土を触って、湿ってたらあげてません。朝から夜まで窓をあけています。寝るときは閉めます。枯れた葉っぱは取って土にのせてます。この中に何か原因がありますでしょうか?

観葉植物が枯れる原因:根腐れと茎腐れ

観葉植物を枯らしてしまう原因として、質問者様のように「根腐れ」と「茎腐れ」が考えられます。どちらも植物の組織が腐敗し、植物が弱って枯れてしまう状態です。

根腐れの原因と症状

根腐れは、過湿によって根が呼吸できなくなり、腐敗してしまう現象です。 症状としては、

  • 葉が黄色く変色する
  • 葉がしおれる
  • 根元が柔らかくなる(プヨプヨする)
  • 土が常に湿っている

などが挙げられます。質問者様の場合、最初の「木の下の辺りがプヨプヨ」という症状はまさに根腐れを示唆しています。

茎腐れの原因と症状

茎腐れは、根腐れと同様に過湿通風の悪さ病原菌などが原因で起こります。 根腐れと異なり、茎の部分が腐敗するため、根は健康に見えても茎が柔らかくなり、植物全体がしおれてしまいます。質問者様の「木の上の部分がプヨプヨ」という症状は、茎腐れを示唆しています。

質問者様のケースにおける原因分析と対策

質問者様の状況を分析すると、以下の点が考えられます。

1. 水やり方法の見直し

「土を触って、湿ってたらあげてません」とのことですが、土の表面だけが乾いていても、鉢の中は湿っている可能性があります。特に、パキラのような比較的大きな葉を持つ植物は、蒸散量が多く、土の表面が乾いていても、鉢底まで乾いていない場合があります。

対策:

  • 指で土の深さ数センチまで触れて、乾燥していることを確認してから水やりをする。
  • 鉢底から水が流れ出るまでしっかり水やりし、その後は受け皿の水を捨てる。
  • 鉢の素材や大きさ、植物の種類によって適切な水やりの頻度は異なります。植物の種類に合わせた適切な水やり方法を調べましょう。

2. 通風の確保

「朝から夜まで窓をあけています」とのことですが、風の流れが鉢に直接当たっていない可能性があります。また、夜間は窓を閉めているため、空気の循環が悪くなっている可能性も考えられます。

対策:

  • 鉢を窓際から少し離れた場所に移動する。
  • 扇風機などで、間接的に風を送る。
  • 定期的に葉を拭いて、葉の表面の汚れを取り除くことで、蒸散を促進する。

3. 鉢の排水性

鉢の排水性が悪いと、根腐れを起こしやすくなります。

対策:

  • 鉢底に軽石や鉢底ネットを敷いて、排水性を高める。
  • 通気性の良い鉢を使用する。
  • 必要に応じて、一回り大きな鉢に植え替える(根詰まりしている場合)。

4. その他の原因

* 肥料の与えすぎ:肥料を与えすぎると、根を傷める可能性があります。肥料は控えめに与えることが大切です。
* 病気や害虫:病害虫に感染している可能性もあります。葉や茎に異常がないか、定期的にチェックしましょう。
* 温度管理:パキラは比較的耐寒性がありますが、極端に低い温度や温度変化はストレスを与えます。

専門家のアドバイス

観葉植物の栽培に詳しい園芸家の視点から、以下のアドバイスを付け加えます。

「植物は生き物です。同じ種類、同じ大きさの植物でも、生育状況は個体によって異なります。水やりはあくまで目安であり、植物の状態をよく観察することが大切です。葉の色、ハリ、土の乾き具合などを総合的に判断し、適切な水やりを心がけましょう。」

まとめ

観葉植物が枯れてしまう原因は様々ですが、適切な水やり、通風、排水性、そして植物の状態をよく観察することが、長生きさせるための鍵となります。今回ご紹介した対策を参考に、ぜひ観葉植物との生活を楽しんでください。

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