観葉植物の鉢からゴキブリが出た!駆除と予防策を徹底解説

こんにちは。ベランダに出して育てている植物が5鉢あります。今朝、水をやっていて、ハイビスカスの鉢を受け皿(水受け)からどかした時、皿の中から大きさが5mmほどの赤ちゃんゴキブリが出て来ました…。最近新しい部屋に引っ越したばかりなのですが、前の部屋に住んでいた時にアボカドの鉢植えをした際にも、土から数匹の小さなゴキブリが出て来たことがありました…。これはもう、ハイビスカスの土にもゴキブリが卵を産み、孵ってしまったと推測していいのでしょうか……。とりあえずハイビスカスから出て来たゴキブリは、ベランダから外に出しましたが、(部屋は一階なのでベランダの外は植え込みと遊歩道になっていますが…すみません)これから気温も下がってくるので、寒い時期は全部部屋の中に入れて越冬させようと思っていたのですが、ゴキブリまで部屋の中に招いてしまうと思うと……新しい部屋に引っ越したばかりなのに、ゴキブリと一緒に住みたくありません!!!しかし植物のことを考えると………ゴキブリを植物の土から追い出すには、植物を鉢から出し、土を全部取り除き新しい土に変えるしか方法はないでしょうか。植物を鉢に植えたままゴキブリを殺す方法なんてないですよね…。アボカドは先月植え替えをしたばかりだし、時季も時季なのでできれば植物の植え替えは避けたいのですが…どなたか、アドバイスをいただけたら助かります。ちなみに、植物は2年前に購入したガジュマル、去年の秋頃から育てているアボカド、8月に購入したハイビスカス、5年前に家族に株分けしてもらったヒメモンステラ、あと名前が分からない7年くらい前に株分けしてもらった植物(これは何年も外で越冬して来ました)です。居住地域は北部九州で、日本海側なので冬は結構寒いです。説明不足の点がありましたら補足いたします。長々と申し訳ありません、よろしくお願いします。

観葉植物の土からゴキブリが発生する原因

観葉植物の鉢からゴキブリが発生する原因は、主に以下の3点に集約されます。

  • 土壌にゴキブリの卵が含まれていた:購入した培養土や、庭土などにゴキブリの卵が混入している可能性があります。特に、屋外で採取した土壌を使用する場合は注意が必要です。
  • 鉢底から侵入:ゴキブリは小さな隙間からでも侵入します。鉢底の排水穴から、あるいは鉢と受け皿の隙間から侵入し、土壌内で繁殖することがあります。
  • 餌となる有機物:植物の枯葉や、土壌中の有機物がゴキブリの餌となり、繁殖を助長します。土壌の通気性が悪く、湿気が多い状態も好条件となります。

特に、今回のように複数鉢でゴキブリが発生している場合は、培養土に卵が含まれていた可能性が高いです。 購入した培養土は、信頼できるメーカーのものを選び、開封後すぐに使用することが重要です。

ゴキブリを駆除し、植物を守る方法

ゴキブリを駆除し、大切な観葉植物を守るためには、以下の方法を検討しましょう。

1. 鉢の点検と清掃

まずは、すべての鉢の底や受け皿を丁寧に点検します。ゴキブリの成虫や卵、糞などが確認できる場合は、ブラシなどで丁寧に清掃し、殺虫剤を使用するのも有効です。特に、受け皿に溜まった水はゴキブリの格好の隠れ家となるため、こまめな排水が重要です。

2. 植え替えによる土壌交換

最も確実な方法は、植物を鉢から抜き、古い土を完全に取り除き、新しい培養土に植え替えることです。この際、根を傷つけないように注意深く作業を行いましょう。植え替えの際は、新しい鉢を使用するか、古い鉢を熱湯消毒するなど、ゴキブリの再発生を防ぐ対策も必要です。

  • 植え替え時期:気温が下がる前に植え替えを行うことが望ましいです。北部九州では11月頃までに行うのが理想的です。ただし、アボカドのように先月植え替えをしたばかりの植物は、無理に植え替えを行う必要はありません。
  • 新しい培養土の選択:殺虫成分配合の培養土を使用するのも有効です。ただし、植物の種類によっては成分が影響する可能性があるので、パッケージをよく確認しましょう。
  • 根の洗浄:古い土を取り除く際に、根を水で洗い、付着しているゴキブリの卵や幼虫を取り除きましょう。

3. 薬剤を使用しない駆除方法

殺虫剤の使用を避けたい場合は、以下の方法を試すことができます。

  • 土壌乾燥:ゴキブリは湿った環境を好みます。土壌を乾燥させることで、繁殖を抑える効果が期待できます。ただし、植物によっては乾燥に弱いものもあるので、注意が必要です。
  • 鉢底ネットの使用:鉢底にネットを敷くことで、ゴキブリの侵入を防ぐことができます。
  • 粘着シート:鉢の周囲に粘着シートを設置することで、ゴキブリを捕獲することができます。
  • 天敵を利用:ゴキブリの天敵であるヤモリなどを利用する方法もあります。ただし、ヤモリが植物を傷つける可能性もあるため、注意が必要です。

4. ゴキブリ対策専門業者への相談

複数の鉢でゴキブリが発生し、自分で対処できない場合は、ゴキブリ対策専門業者に相談することをお勧めします。専門業者は、的確な駆除方法を提案し、再発防止策もアドバイスしてくれます。

予防策

今後のゴキブリ発生を防ぐためには、以下の予防策を講じましょう。

  • 定期的な鉢底の清掃:受け皿の水をこまめに捨て、鉢底の汚れを定期的に清掃しましょう。
  • 土壌の乾燥:土壌が常に湿った状態にならないように注意しましょう。鉢底に穴を開けて通気性を確保することも重要です。
  • ベランダの清掃:ベランダにゴミや食べこぼしなどを放置しないようにしましょう。ゴキブリの餌となりやすいので、清潔に保つことが重要です。
  • 信頼できる培養土を使用:信頼できるメーカーの培養土を使用し、開封後はすぐに使い切るようにしましょう。
  • 定期的な殺虫剤散布:ベランダ全体に定期的に殺虫剤を散布することで、ゴキブリの侵入を防ぐことができます。ただし、植物に影響が出ないよう、適切な薬剤を選び、使用方法をよく確認しましょう。

専門家の視点

害虫駆除の専門家によると、ゴキブリの卵は非常に小さく、肉眼では確認しにくい場合が多いです。そのため、一度ゴキブリが発生した鉢は、土壌を交換することが最も効果的な対策となります。また、ゴキブリは湿気を好むため、鉢底の水はこまめに捨てることが重要です。

まとめ

観葉植物の鉢からゴキブリが発生した場合、植物を傷つけずにゴキブリを駆除することは容易ではありません。しかし、適切な対策を行うことで、ゴキブリの駆除と植物の保護を両立させることができます。今回ご紹介した方法を参考に、安心して観葉植物と暮らしましょう。

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