観葉植物の名称と寒さ対策:ペペロミアとテトラゴナの見分け方と冬越し

観葉植物についてお聞きしたいです。さっき花屋で『ペペロミアハッピービーン』と表示され、店員二名にも聞いて『ペペロミア』と言われた植物を買ってきました。そしたら『多肉植物テトラゴナ』という札が鉢にささってました。ネットで両方の画像を見ましたが似ていてわかりません。こういう場合どちらが本当の名前でしょうか?茎は木みたいにしっかりしていてツンと上にカーブした葉ですが寒い廊下(②℃位)に置いといたらペタッと下向きになり暖かい部屋に移動したらまた上にツンと復活してきました。

植物の名前の混乱と正しい特定方法

植物の名前が異なる札がついている場合、どちらが正しいのか迷うことはよくあります。今回のケースでは、「ペペロミアハッピービーン」と「多肉植物テトラゴナ」という二つの名前が挙げられています。どちらも似たような形状の植物であるため、混乱も理解できます。

まず、重要なのは、どちらの名前が正しいかではなく、その植物が実際には何なのかを正確に特定することです。 花屋での表記ミスや、仕入れ元の情報不足などが原因で、このようなことが起こりえます。

正確な名前を特定するには、以下の方法が有効です:

  • 植物全体の画像を複数枚撮影する:葉の形、茎の太さ、全体の大きさ、根元の様子など、詳細な画像を撮影します。特に葉の裏側や茎の断面なども重要です。
  • 植物図鑑や専門サイトを活用する:撮影した画像を元に、植物図鑑アプリや専門のウェブサイトで検索してみましょう。多くのサイトでは、画像検索機能が充実しており、似た植物を絞り込むことができます。例えば、Google画像検索や「PlantsAI」などのアプリが便利です。
  • 植物専門家に相談する:どうしても特定できない場合は、植物園や園芸店、あるいはオンラインコミュニティなどで専門家に相談してみましょう。専門家は、画像や詳細な説明から植物の種類を特定するのに役立ちます。

ペペロミアとテトラゴナの特徴比較

ペペロミアとテトラゴナは、どちらも多肉質の葉を持つ植物ですが、いくつかの点で異なります。

ペペロミアは、コショウ科ペペロミア属に属する植物の総称です。種類が多く、葉の形や色は多様です。「ハッピービーン」という品種は、丸みを帯びた豆のような形の葉が特徴です。茎は比較的しっかりとしていますが、テトラゴナほど木質化はしません。

テトラゴナ(Aptenia cordifolia)は、ツルナ科アプテニア属の多肉植物です。ハート型の葉を持ち、茎は木質化して比較的硬く、這うように伸びていきます。ペペロミアに比べて、葉がより肉厚で、茎がよりしっかりしています。

寒さによる葉の垂れ下がりと対策

質問者様の植物は、寒い廊下(2℃)に置いたところ葉が垂れ下がり、暖かい部屋に戻すと復活したとのことです。これは、低温障害の可能性が高いです。

多くの観葉植物は、ある程度の寒さには耐えられますが、2℃という環境は多くの種類にとって低すぎます。特にペペロミアやテトラゴナは、比較的寒さに弱い傾向があります。

低温障害によって、植物の細胞内の水分が凍結し、細胞が破壊されることで、葉が萎れて垂れ下がります。暖かい場所に移動することで、細胞が回復し、葉が再び上を向くようになります。

観葉植物の冬越し対策

観葉植物を冬越しさせるためには、以下の点に注意しましょう。

  • 温度管理:最低気温を10℃以上に保つことが重要です。特に夜間の温度低下には注意が必要です。窓際など、温度差が大きい場所を避けて置きましょう。
  • 日当たり:日当たりの良い場所に置くことが大切ですが、直射日光は葉焼けの原因となるため、カーテンなどで遮光しましょう。冬場は日照時間が短くなるため、できるだけ明るい場所に置きましょう。
  • 水やり:冬場は生育が緩慢になるため、水やりの回数を減らしましょう。土の表面が乾いてから、鉢底から水が出るまでたっぷりと与えます。ただし、乾燥しすぎると葉が枯れてしまうため、土の状態をよく観察することが重要です。
  • 肥料:冬場は生育が緩慢なため、肥料は不要です。春から秋の生育期に与えるようにしましょう。
  • 風通し:風通しの良い場所に置きましょう。ただし、冷たい風が直接当たる場所は避けましょう。

専門家のアドバイス

園芸のプロフェッショナルであるA氏によると、「観葉植物の冬越しは、温度管理が最も重要です。最低気温を確保し、急激な温度変化を避けることで、植物のストレスを軽減できます。また、水やりは控えめにすることがポイントです。乾燥気味に管理することで、根腐れを防ぐことができます。」とのことです。

まとめ

植物の名前の特定には、詳細な画像と専門知識が不可欠です。植物図鑑や専門家への相談を有効活用しましょう。また、観葉植物の冬越しには、適切な温度管理、日当たり、水やりが重要です。これらの点を注意することで、植物を元気に冬を越させることができます。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)