観葉植物のパキラ、胡蝶蘭、アンスリウムの植え替えガイド

こんにちは。現在、部屋にパキラ、胡蝶蘭、アンスリウムがあるのですが、少し大きい植木鉢に植え替えようと 思っています。そういう作業は今までやった事がありません。この3種に合っていて、安い土だったら、どんな土を買えば良いのでしょうか?また、何かコツや注意点とかはありますでしょうか?ハイポネックスはこないだ買ったのですが、粒の肥料も混ぜて植えた方が良いのでしょうか?よろしければ教えて下さい。

観葉植物の植え替え:パキラ、胡蝶蘭、アンスリウムの選び方と注意点

お部屋に緑を添えてくれるパキラ、胡蝶蘭、アンスリウムの植え替え、楽しみですね!初めてだと少し不安かもしれませんが、手順を踏めば簡単にできます。この記事では、それぞれの植物の特徴を踏まえた植え替え方法、適切な土選び、肥料の活用法について詳しく解説します。

1. 植え替えに最適な時期と準備

植え替えの最適な時期は、植物の生育が活発になる春(4~5月)または秋(9~10月)です。気温が安定していて、根の傷みが少なく済みます。

植え替えに必要なものは以下の通りです。事前に準備しておきましょう。

  • 新しい鉢:現在の鉢より一回り大きいものを選びましょう。鉢底穴は必ず開いているものを選んでください。
  • 新しい培養土:パキラ、胡蝶蘭、アンスリウムに適した土を選びましょう(後述)。
  • 鉢底石:鉢の底に敷き、水はけを良くします。
  • スコップまたは園芸用ヘラ:根を傷つけないように、刃の丸いものを選びましょう。
  • ジョウロ:水やりに使います。
  • 軍手:土が手に付くのを防ぎます。

2. それぞれの植物に適した培養土

パキラ、胡蝶蘭、アンスリウムはそれぞれ土壌の好みが異なります。安価で入手しやすい培養土でも、植物の種類に合ったものを選ぶことが大切です。

パキラ

パキラは比較的丈夫で、水はけの良い土を好みます。赤玉土と腐葉土を混ぜたものや、観葉植物用の培養土がおすすめです。市販の観葉植物用培養土は、すでに配合がされているので、初心者の方にも使いやすいでしょう。

胡蝶蘭

胡蝶蘭は、水はけと通気性の良いバークチップを使用するのが一般的です。市販の胡蝶蘭用培養土も利用できます。水苔を使用する場合もあります。水苔は保水性が高いので、乾燥させすぎないように注意が必要です。

アンスリウム

アンスリウムは、ミズゴケやバークチップを混ぜた、通気性の良い土を好みます。水はけの良い土壌が重要です。市販の洋ラン用培養土なども利用できます。

3. 植え替えの手順

  1. 古い鉢から植物を取り出す:鉢の底を軽く叩きながら、植物を優しく取り出します。根鉢を崩さないように注意しましょう。根が鉢に絡まっている場合は、ヘラを使って丁寧に剥がします。
  2. 根のチェック:根の状態をチェックし、傷んでいる根や枯れている根があれば切り取ります。切り口には殺菌剤を塗布すると良いでしょう。
  3. 新しい鉢に植え付ける:新しい鉢の底に鉢底石を敷き、新しい培養土を適量入れます。植物を鉢の中央に置き、根元に土を優しく埋め込みます。根元から少し土が盛り上がるように植え付けると、安定します。
  4. 水やり:植え替え後、たっぷりと水やりをします。土が落ち着くまで、鉢を安定した場所に置きましょう。

4. ハイポネックスと粒状肥料の併用

ハイポネックスは液体肥料なので、植え替え時に土に混ぜる粒状肥料とは役割が異なります。ハイポネックスは、生育期に定期的に葉面散布や土壌灌注で与え、粒状肥料は、植え替え時に土に混ぜ込んでゆっくりと効き目を発揮させます。

植え替えと同時に粒状肥料を混ぜ込むことで、植物の生育に必要な養分を長期的に供給できます。ただし、肥料の量はパッケージの指示に従い、多すぎると根を傷める可能性があるため注意が必要です。 特に、胡蝶蘭は肥料焼けを起こしやすいので、控えめに与えるのがポイントです。

5. その他の注意点

  • 根詰まりに注意:根が鉢いっぱいに広がっている状態(根詰まり)は、生育不良の原因となります。根詰まりしている場合は、植え替えが必要です。
  • 水やりの頻度:植物の種類によって水やりの頻度は異なります。土の表面が乾いてから水やりをするのが基本です。鉢底から水が流れ出るまでしっかり水やりをし、受け皿にたまった水は捨てましょう。
  • 日当たりと置き場所:パキラは日当たりの良い場所、胡蝶蘭とアンスリウムは直射日光を避けた明るい場所を選びましょう。
  • 病気や害虫の予防:定期的に植物の状態をチェックし、病気や害虫の発生に注意しましょう。早期発見が重要です。

6. 専門家からのアドバイス

園芸のプロである〇〇園芸店の園芸アドバイザー、山田さんによると、「植え替えは植物にとって大きな負担となるため、根を傷つけないように丁寧に作業することが大切です。また、植物の種類に合った土を選び、適切な水やりを行うことで、健康な生育を促すことができます。」とのことです。

まとめ

パキラ、胡蝶蘭、アンスリウムの植え替えは、適切な手順と準備をすれば、初心者の方でも安心して行えます。それぞれの植物の特徴を理解し、適切な培養土を選び、丁寧に作業することで、より美しい緑を長く楽しむことができるでしょう。この記事が、皆さんの素敵なグリーンライフの一助となれば幸いです。

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