親のマンション売却、不動産屋との契約で不安…大丈夫?

親の残してくれた不動産(マンション)についての質問です。親が亡くなり2年間、そのままの状態にしておりました。その間、人気がある地域なのか、何件もの不動産屋さんが空き家であることを調べ売却してほしいとお手紙にて郵送してきました。つい最近もまた、お手紙にて送られてきた後に電話があり、ちょうど節目である2年目というのもあり、主人が縁があるように思え話を聞いていました。その後、主人と不動産屋との間の話で鍵を郵送して中を見せるということになったようです。(不動産屋が忙しい為、主人との日にちが合わず本人立ち合いなしで)そして、鍵を郵送し部屋の状態、景観等チェックした後、電話がかかってき、媒介契約書等書類が送られてきました。その書類に捺印をして返送くれとの事。私としては、大事な不動産を会ったこともない相手、それも電話や書類だけで取引するのはすごく不審に思え相談したところです。主人の留守中に電話がかかってきたので、鍵は返してくれないのか?と聞いたところ、送った書類の中に預かり所がありますので捺印をして送り返してください。だけでした。。。私も以前住んでいたマンションを売却したのですが、お願いした不動産屋は何度も足を運んでくださったものです。こちらから、売ってほしいと頼んだわけでもなく勝手に調べ頑張って高値で売らせてほしい。と言ってきたのに直接会いに来ないというのは、おかしくないでしょうか??

マンション売却における不動産会社との契約:不安な点の整理

ご心配な気持ち、よく分かります。大切な親の遺産であるマンションの売却を、会わずに書類だけで進めることに不安を感じるのは当然です。 以前の売却経験と比較して、今回の不動産会社の対応に違和感を感じている点も理解できます。 具体的には、直接会わずに鍵の郵送と書類だけのやり取り、そして契約内容の不明瞭さが不安の大きな原因となっているようです。

不動産会社との契約:本当に大丈夫?チェックポイント

不動産会社との契約前に確認すべき重要なポイントを整理し、ご自身の状況と照らし合わせてみましょう。

1. 不動産会社の確認

* 会社名と所在地の確認: 不動産会社はきちんと存在する会社か、所在地は確認しましたか? 国土交通省のホームページなどで確認できます。
* 免許番号の確認: 不動産会社は宅地建物取引業の免許を取得していますか? 免許番号は契約書に記載されているはずです。
* 担当者の確認: 担当者の氏名、連絡先、身分証の提示はありましたか? 電話対応のみでは、担当者の身元が不明確な場合があります。
* 会社の評判: インターネットなどで会社の評判を調べてみましょう。口コミサイトなどを参考に、信頼できる会社かどうかを確認することが重要です。

2. 媒介契約書の内容

媒介契約書は、売主と不動産会社の間で結ばれる契約書です。非常に重要な書類なので、内容をしっかりと理解した上で契約する必要があります。

* 媒介の種類: 専属専任媒介、専任媒介、一般媒介のいずれかを確認しましょう。専属専任媒介は、その不動産会社しか売却活動ができない契約です。
* 手数料: 手数料の金額と支払い方法を確認しましょう。高すぎる手数料には注意が必要です。
* 契約期間: 契約期間はどのくらいですか? 長すぎる期間は不要な場合もあります。
* 解約条項: 契約を解約できる条件は何か? 解約した場合の手数料はどうなるのか?を確認しましょう。
* 重要事項説明書: 重要事項説明書は必ず受け取り、内容を理解しましょう。物件の瑕疵担保責任や、売買価格の決定方法などが記載されています。

3. 現状の確認と写真・動画の重要性

不動産会社が物件の状態を把握するために鍵を預かったとのことですが、本人立ち会いなしでの確認はリスクがあります

* 写真や動画の提出: 不動産会社に、物件内部の写真や動画を提出してもらうように依頼しましょう。これにより、物件の状態を客観的に確認できます。
* 第三者による確認: 可能であれば、信頼できる知人や専門家に物件の状態を確認してもらうのも良いでしょう。

専門家への相談:安心安全な売却のために

今回のケースでは、不動産会社との直接の接触が不足している点が大きな懸念材料です。 信頼できる不動産会社と契約するためには、以下の対応を検討しましょう。

* 別の不動産会社への相談: 複数の不動産会社に査定を依頼し、比較検討することで、より適切な売却価格や契約条件を提示してもらえる可能性があります。
* 弁護士や司法書士への相談: 不安な点があれば、弁護士や司法書士に相談しましょう。専門家のアドバイスを受けることで、より安全に売却を進めることができます。

具体的なアドバイス:安心安全な売却を実現するために

* 鍵の返却を要求: まずは、郵送した鍵を返却してもらうよう不動産会社に連絡しましょう。契約前に鍵を返却してもらうことで、安心感が増します。
* 直接会うことを要求: 契約前に担当者と直接会って、顔合わせを行い、疑問点を解消しましょう。
* 契約書の内容を熟読: 契約書は必ず自分で読み、理解できない部分は専門家に相談しましょう。
* 契約は急がない: 契約は焦らず、慎重に進めましょう。

まとめ:信頼できるパートナーを選び、安心した売却を

親のマンション売却は、感情的な面も絡み、慎重に進める必要があります。 不安な点があれば、すぐに専門家に相談し、信頼できる不動産会社と契約することで、安心安全な売却を実現しましょう。 今回のケースのように、直接会わずに契約を進めることはリスクが高いので、必ず直接会って契約内容を確認することを強くお勧めします。

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