要介護4の義母、自宅介護か施設入所か?費用と現実的な選択肢を徹底解説

要介護4の義母を一時的とはいえ、家で介護するかどうか悩んでいます。 介護経験者やプロの方、よろしくお願いします。 2011年10月に義母は脳梗塞で体幹部と体の左側に麻痺を起こし入院しました。 一時は自分では寝返りも打てず、介護認定も要介護2から4になりました。 今はリハビリの甲斐もあって、自分で立ち上がったりシルバーカーを使って歩く事ができます。 認知症が2年ほど前から重くなり、最近は長谷川式テストでは10点以下だったと思います。 4点か5点かもしれません。 トイレは一人で行けますが、尿意や便意はあいまいのようです。 他に、体中の血管が動脈硬化でボロボロです。 特に膝下の大動脈が石灰化しており、バイパス手術も出来ませんでした。 血液を固まりにくくする薬を三種類飲んでいるので、怪我をすると血が止まりにくく 現状では何かあっても手術する事はできません。 腎機能の低下、心臓肥大で心房細動があるため血栓が出来易く パーキンソン病もまだ重くはありませんが少しあります。 今月末、病院から紹介された施設に入る事になっていました。 しかし、今日連絡が来て、入るはずだった部屋に空きがなくなったので もうすぐ出来上がる新館の方に入って欲しいと言われました。 その施設はデイサービスの部分でしか介護保険の補助が下りないため、 経営者の自宅を改装した施設でも基本料金が月約13万円 雑費やおむつ代、その他通院時の付き添い代等含めると14~15万円になりそうです。 建設中の新館はこれに14000円プラスになります。 先週、3~4ヶ月程待てば、空きが出来そうな老人保健施設に申し込みに行ってきました。 特別養護老人ホームに申し込みをしておけば、空きが出るまで居て良い施設だそうです。 老健の相談員さんに施設の事を話すと 「その施設は高いし、聞いた事がないです、他を探した方が良いんじゃないですか」 と言われたので、うちの担当のケアマネさんも、施設に対して不信感をもっているようです。 義母の認知症も不安定で激しい時期から、苦しい事や悲しい事すら忘れた 穏やかな状態になってきました。デイサービスやショートステイをフルに使えば 家での介護も仕事をしながら出来るでしょうか? 子供達や夫も私がやると言えば反対はしないそうです。補足ありがとうございます。「デイサービス&お泊り」と言う名称しか案内に記載がなかったです 二回、説明と見学に行きここで良いと思いました。 しかしぜひこの施設でとお話したのに病院のケースワーカーに先に連絡してどちらでも良いと言ったのでそちらにして欲しいと一方的に言われた事、空きは二人分あると最初は聞いたのに。 二度目に訪問した時に、経営者からお金の事ばかり言われる事で不信感が芽生えてしまいました。

要介護4の義母の介護:自宅介護と施設入所の比較

ご義母の状況、そして施設選びで抱えている不安、よく分かります。要介護4の介護は、肉体的にも精神的にも大きな負担です。自宅介護と施設入所、それぞれのメリット・デメリットを比較し、ご自身にとって最適な選択を見つけましょう。

自宅介護のメリットとデメリット

メリット:

  • 温かい環境で過ごせる:慣れた自宅で生活することで、ご義母は安心感を得られます。家族との触れ合いも、精神的な安定につながります。
  • 費用を抑えられる可能性:施設入所と比較すると、介護費用を抑えられる可能性があります。ただし、介護用品の購入費用や、介護サービス利用費用は考慮する必要があります。
  • 自由度の高さ:ご義母のペースに合わせて介護を進められます。食事や入浴の時間、レクリエーションなども自由に調整できます。

デメリット:

  • 介護者の負担が大きい:要介護4の介護は、身体的にも精神的にも大きな負担となります。介護疲れによる健康被害のリスクも高まります。
  • 介護スキルが必要:専門知識やスキルが必要な場合があります。介護技術の習得や、介護サービスの利用を検討する必要があります。
  • 生活空間の制限:ご義母の介護に合わせた生活空間の変更が必要になる可能性があります。バリアフリー化や、介護用品の設置など、費用や手間がかかります。
  • 24時間体制が必要:夜間の介護も必要となるため、介護者の負担はさらに大きくなります。家族の協力体制が不可欠です。

施設入所のメリットとデメリット

メリット:

  • 介護者の負担軽減:専門スタッフによる24時間体制の介護を受けることができます。介護疲れのリスクを軽減し、介護者の生活の質を向上させることができます。
  • 専門的な介護サービス:医療的なケアが必要な場合でも、適切な対応を受けることができます。リハビリテーションや、医療処置なども受けられます。
  • 社会的な繋がり:他の高齢者との交流を通じて、ご義母の社会参加を促進することができます。孤独感を軽減し、精神的な健康維持にも繋がります。

デメリット:

  • 費用が高い:施設の種類やサービス内容によって費用は大きく異なりますが、高額な費用がかかることが一般的です。
  • 環境の変化への適応:慣れない環境への適応に時間がかかる可能性があります。ご義母がストレスを感じ、症状が悪化する可能性も考慮しなければなりません。
  • 自由度の制限:施設のルールに従う必要があり、ご義母の自由度は制限される可能性があります。
  • 施設選びの難しさ:適切な施設選びには、時間と労力が必要です。施設の評判や、サービス内容などを慎重に検討する必要があります。

問題となっている施設について

ご説明いただいた施設は、デイサービス部分しか介護保険の補助が下りない、高額な費用、そしてケアマネージャーや老健の相談員からの不信感… これらの点から、慎重に検討する必要があると考えます。 信頼できる施設を選ぶことは、ご義母の安心・安全な生活に直結します。 他の施設を探してみることを強くお勧めします。

自宅介護を検討する場合のポイント

ご家族が協力して、デイサービスやショートステイをフル活用することで、自宅介護も可能かもしれません。しかし、現実的な課題をクリアする必要があります。

具体的な対策

  • 介護サービスの利用:デイサービス、ショートステイ、訪問介護などを組み合わせ、介護負担を軽減しましょう。特に、夜間の介護は訪問介護サービスの利用を検討しましょう。
  • 介護用品の活用:車椅子、歩行器、ベッド柵など、介護をスムーズに行うための介護用品を積極的に活用しましょう。福祉用具貸与制度も活用できます。
  • 家族の役割分担:ご家族で介護の役割分担を明確にしましょう。誰がいつどのような介護を行うのかを決め、負担を分散することが大切です。
  • 介護休暇の取得:介護が必要な場合は、介護休暇の取得を検討しましょう。会社に相談し、制度を活用することで、介護と仕事の両立を図りやすくなります。
  • 介護者の支援:介護者自身も休息やリフレッシュが必要です。介護者支援サービスや、地域の相談窓口などを活用し、定期的に休息を取りましょう。心身の健康を維持することが、長期的な介護を続ける上で重要です。
  • 専門家の相談:ケアマネージャーや、介護相談窓口などに相談し、適切な介護方法や、介護サービスの利用方法についてアドバイスを受けましょう。

施設選びのポイント

もし施設入所を選択する場合、以下の点を考慮して、慎重に施設を選びましょう。

  • 介護サービスの内容:医療的なケアが必要な場合は、医療体制が充実している施設を選びましょう。認知症ケアに特化した施設も存在します。
  • 費用の明確化:基本料金だけでなく、雑費や、おむつ代などの費用についても事前に確認しましょう。不明な点があれば、施設に直接確認することが大切です。
  • 施設の雰囲気:実際に施設を見学し、雰囲気を確認しましょう。スタッフの対応や、利用者の様子なども確認することで、施設の質を見極めることができます。
  • 口コミの確認:インターネットなどで、施設の口コミを確認しましょう。利用者の声を知ることで、施設の現実の姿が見えてきます。
  • ケアマネージャーとの連携:ケアマネージャーと連携を取りながら、施設選びを進めましょう。ケアマネージャーは、ご義母の状況や、ご家族の希望を踏まえ、最適な施設選びをサポートしてくれます。

まとめ

要介護4のご義母の介護は、大きな決断を迫られる難しい問題です。自宅介護と施設入所、それぞれのメリット・デメリットを理解し、ご家族でよく話し合って、ご義母にとって最適な選択をしてください。 専門家であるケアマネージャーや、介護相談窓口などを活用し、適切なサポートを受けながら、将来設計を立てていきましょう。 焦らず、じっくりと時間をかけて検討することが大切です。

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