要介護の両親とショートステイ:嫌がる両親への上手な説得方法と具体的な対策

要介護1の認定を受けてる88歳の父と85歳の母。 二人とも軽い痴呆があります。ショートステイを嫌がり死んだ方がましとか言い出します。上手く利用させる方法が無いでしょうか? 現在はディサービスを父は週4日、母は2日利用しています。 身体は年齢相応の症状はありますが特にどこかが凄く悪いとかはなく、脳の薬やら血圧の薬やらはのんでいますが、つえを付いたら坂道だって登って行ける程です。 普段は嫁に行った娘(妹)と住んでくれています。妹は旦那を東京に残し行ったり来たりしてくれ、ここ1年は認知が進み二人だけでは生活が困難になって来たので、妹が東京の旦那の所に行った時は1時間位離れてる私が、交代で泊まりがけで介護に行っています。 介護と言っても毎食後の薬の世話とか、食事の支度、電話や郵便やら来客に対応(誰かその時は覚えててもすぐに忘れたりするので)やらです。 その妹の子供が早産になり妹はそちらの介護に行き、交代の私も娘の結婚式を来週に控え一時家に戻りたいので、ケアマネージャーさんとも相談し、本人達にはこんな時だから協力してと頼み「犠牲になればいいんでしょ」とか言われながらも、今週一泊してもらったのですが、行ったら「良くしてもらった」とか言っていたのに、来週結婚式前日ももう一泊の予定してたのがその事を忘れてたのか、カレンダーに書き込んでた予定表を見て怒りだし「あんなとこ入れられる位なら死んだ方がまし」とか「ショートステイの最中ずーと自殺を考えてた」とは興奮して泣き叫び罵声を浴びせて、収まって一度自分達の部屋に戻っては又出て来て同じ事を言ってこれを2~3回くりかえりやっと収まったと言う感じでした。 近くに住んでる孫(姪)が私がこれない時は泊まりに時々は来てくれていますが、彼女も仕事も持ってて、その上5歳と3歳の子供もいる状態なんであまり負担も掛けたくありません。 両親二人だで生活出来ると言い張るからそれも荒療治かもしれないけど、やらしてみようかとも・・・ 何か上手くショートステイを利用させる方法はないでしょうか? 結婚式が終わっても、妹は後一カ月位は戻ってこれないし、今度は私のもう一人の娘のお産も近くどっちのしてもショートステイとかを利用してもらわないと、もうどうして良いか・・・ 長々となってしまいましたが、そう言う経験をされた方や良いアドバイスがあれば教えて頂きたいと思います。 よろしくお願いします。

ショートステイ拒否への対応:認知症高齢者の気持ちと具体的な解決策

ご両親の状況、そしてご自身の大変さをよく理解しました。88歳と85歳のお二人を介護しながら、ご自身の生活、そして娘さんの結婚式準備と、まさに綱渡りの状態ですね。ショートステイの利用は、ご自身の負担軽減とご両親の安全確保のために非常に重要です。しかし、ご両親が強く拒否されるのは、非常に辛い状況です。

なぜショートステイを拒否するのか?認知症高齢者の心理

認知症の高齢者は、新しい環境への適応が難しく、不安や恐怖を感じやすいです。ショートステイは、慣れない場所、知らない人、普段と違う生活リズムなど、彼らにとって大きなストレスとなります。「死んだ方がまし」という発言は、そのストレスと不安の表れです。また、「犠牲になればいいんでしょ」という発言からは、自分が負担をかけているという罪悪感や、家族への申し訳なさを感じている可能性も考えられます。

ショートステイ拒否への効果的なアプローチ

1. じっくりと時間をかけて、丁寧に説明する

一度の会話で理解させるのは難しいです。何度も、ゆっくりと、優しく、同じことを繰り返して説明することが重要です。焦らず、ご両親のペースに合わせてください。

2. 具体的なメリットを伝える

「少しの間、休んでくることができる」「安心して結婚式に出席できる」「あなた達のためにも、少しの間、専門の人にお世話になってもらうことで、より良いケアができる」など、具体的なメリットを、ご両親が理解しやすい言葉で説明しましょう。

3. 施設見学を検討する

実際に施設を見学することで、不安を軽減できる可能性があります。施設の雰囲気、スタッフの対応、設備などを確認し、ご両親に安心感を与えることが重要です。見学は複数回行うのも良いでしょう。

4. 短期間から始める

いきなり数日間ではなく、まずは1泊2日など、短い期間から始めてみることを提案しましょう。短期間であれば、抵抗感も少なく、成功体験を積むことで、次回の利用へのハードルを下げることができます。

5. 信頼できるケアマネージャーとの連携

ケアマネージャーは、ご両親の状況を一番よく理解しているはずです。彼らと密に連携を取り、ご両親に合った施設選びや、説得方法について相談しましょう。

6. ご両親の好きなもの、安心できるものを持ち込む

お気に入りの写真、ぬいぐるみ、音楽など、ご両親にとって安心できるものを一緒に持ち込ませることで、少しでも落ち着けるようにサポートしましょう。

7. 無理強いはしない

いくら説明しても、どうしても受け入れてもらえない場合は、無理強いしないことも大切です。一度落ち着いて、時間を置いてから、再度話をしてみましょう。

具体的な事例:成功例と失敗例

成功例:あるご家族は、ショートステイを「特別な旅行」と表現することで、高齢者の抵抗感を減らすことに成功しました。施設のパンフレットに載っている食事の写真を見せたり、施設周辺の風景の写真を見せたりすることで、楽しみを想像させました。

失敗例:一方、あるご家族は、高齢者の気持ちに寄り添わず、一方的にショートステイの必要性を主張したため、かえって抵抗感を強めてしまいました。

専門家の視点:認知症ケアの専門家からのアドバイス

認知症ケアの専門家によると、ショートステイの利用をスムーズにするには、ご家族の理解と協力が不可欠です。また、施設選びも重要で、高齢者の個性やニーズに合わせたケアを提供できる施設を選ぶことが大切です。

ご自身のケアも大切です

ご自身の結婚式や娘さんの出産など、大切なイベントが控えている中で、介護の負担はさらに大きくなっています。ご自身の心身の状態にも気を配り、必要に応じて、介護サービスの利用や、一時的な休息などを検討しましょう。介護は、一人で抱え込まず、周りの人に頼ることが大切です。

まとめ:継続的な努力と周りのサポートで乗り越える

ショートステイの利用は、ご両親のためだけでなく、ご自身の心身を守るためにも必要です。焦らず、時間をかけて、ご両親とじっくり話し合い、信頼できるケアマネージャーや周りの人に相談しながら、一歩ずつ進めていきましょう。

  • 定期的なコミュニケーション:毎日、短い時間でも良いので、ご両親とコミュニケーションを取りましょう。
  • 安心できる環境づくり:ご両親が落ち着ける空間を確保しましょう。
  • 専門家の活用:ケアマネージャー、医師、相談窓口などを活用しましょう。
  • ご自身のケアも忘れずに:定期的な休息やリフレッシュを心がけましょう。

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