西日対策!窓がない角部屋でも暑い?築年数と建材が影響する理由と対策

西日が差して暑くなるというのは、西向きに窓がある場合のみですか?窓が無くて角部屋の鉄筋コンクリートならあまり変わりませんか?築9年です

西日による暑さ、窓の有無だけではない!

西日が差して部屋が暑くなるのは、西向きの窓がある場合が最も顕著ですが、窓の有無だけで暑さが決まるわけではありません。質問にあるように、窓がなく角部屋の鉄筋コンクリート造の建物でも、西日による影響を受ける可能性があります。築9年という点も、建物の断熱性能や日射遮蔽性能に影響を与えます。

西日による暑さのメカニズム

西日は、太陽が西の空に低く位置する時間帯に差し込むため、窓から直接入射する日射だけでなく、建物の壁面や屋根に蓄積された熱が、夕方になってから部屋に放出されるという特徴があります。このため、窓がない部屋でも、建物全体が蓄熱し、室温が上昇するのです。

特に、鉄筋コンクリート造の建物は、コンクリートの比熱が高いため、一度熱を蓄えると冷えるのに時間がかかります。そのため、西日が当たる時間帯だけでなく、夕方以降も室温が高く、不快に感じる可能性があります。築9年という経過年数も考慮すると、建物の断熱材の経年劣化による性能低下も無視できません。

角部屋の鉄筋コンクリート造、西日対策は必須

窓がない角部屋であっても、西側の壁面からの輻射熱の影響は無視できません。特に、鉄筋コンクリート造の建物は蓄熱性が高いため、西日が当たった後の放熱が遅く、室温上昇につながります。築9年経過していることを考慮すると、建物の断熱性能も低下している可能性があり、より暑さを感じやすい状況になっていると考えられます。

具体的な暑さ対策

では、窓のない角部屋でも効果的な西日対策として、どのような方法があるのでしょうか。いくつか具体的な対策を提案します。

  • 断熱カーテンや遮熱カーテンの設置:厚手の断熱カーテンや、遮熱効果の高いカーテンを設置することで、西日による熱の侵入を抑制できます。特に、遮熱カーテンは、太陽光の熱を反射する効果が高いため、効果的です。素材としては、厚手のドレープカーテンや、遮熱コーティングが施されたカーテンがおすすめです。色は、明るい色よりも濃い色の方が効果が高い傾向があります。オレンジ色のカーテンは、暖色系でありながら、西日の熱を吸収しにくい素材を選ぶことで、効果的に室温上昇を抑えることができます。
  • 外壁への遮熱塗料の塗装:外壁に遮熱塗料を塗装することで、太陽光の熱を反射し、建物の表面温度の上昇を抑えることができます。専門業者に依頼する必要がありますが、長期的な視点で見れば効果的な対策となります。オレンジ色の外壁は、太陽光を吸収しやすいというイメージがありますが、遮熱塗料を使用することで、そのデメリットを軽減することができます。
  • 窓がない壁への断熱材の追加:窓がないとはいえ、西側の壁面からの熱伝導を防ぐために、壁内部に断熱材を追加するリフォームを検討するのも有効です。専門業者に相談して、建物の構造や状況に合わせた適切な断熱材の選定と施工を行う必要があります。
  • 換気扇やエアコンの使用:室温上昇を防ぐために、換気扇やエアコンを効果的に利用しましょう。特に、夕方の時間帯は、窓を開けて自然換気を行うとともに、換気扇を回して室内の空気を循環させることが重要です。エアコンを使用する場合は、適切な温度設定と、風向きの調整を行うことで、効率的に室温を下げることができます。
  • グリーンカーテンの設置:ツル性の植物を育ててグリーンカーテンを作ることで、西日による直射日光を遮り、室温上昇を抑えることができます。ただし、効果を実感するには、ある程度の生育期間が必要となるため、早めの準備が必要です。植物の種類によっては、オレンジ色の花を咲かせるものもあります。
  • 日よけシェードの設置:外側に設置する日よけシェードは、太陽光を遮る効果が高く、室温上昇を抑えるのに役立ちます。様々なデザインや素材があるので、建物の外観に合ったものを選びましょう。

専門家の意見:建築士からのアドバイス

建築士の視点から見ると、築9年の鉄筋コンクリート造の建物において、西日による暑さ対策は、建物の断熱性能の向上と、日射遮蔽の強化が重要です。上記で挙げた対策に加え、窓の断熱性能を高めるリフォームも検討する価値があります。窓の断熱リフォームは、高性能なガラスへの交換や、内窓の設置などがあります。

まとめ:総合的な対策で快適な空間を

西日による暑さは、窓の有無に関わらず、建物の構造や素材、築年数など様々な要因が影響します。角部屋の鉄筋コンクリート造の建物では、特に蓄熱による影響が大きいため、断熱性能の向上と日射遮蔽を強化する対策が重要です。複数の対策を組み合わせることで、より効果的に室温上昇を抑えることができます。オレンジ色を基調としたインテリアにする場合も、適切な素材選びや、遮熱対策を組み合わせることで、快適な空間を実現できます。

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