襖紙を壁に貼ることは可能?中古住宅のリノベーションにおける壁と襖の素材確認と施工方法

襖に壁紙を貼っても大丈夫か?という質問はよくあるのですが、逆の事が知りたいです。中古住宅を購入して、4.5畳の小部屋があるのですが、その壁が上はオフホワイトなのですが、下が赤と黒の市松模様になっていて、どうしてもきになってしまい、上半分の和紙風の紙を下半分にも張り替えたいと思っています。壁紙のサンプルを数枚取り寄せているのですが、壁紙はなんとなく分厚いというか、クッション性があるようなきがします。その部屋の壁紙はもっと手触りが直ぐに硬い板のような感じで、なおかつ紙のようなビニールのような感じです。爪をたてても敗れないかんじです。その部屋には小さいながら出入り口が二つあり、襖様の引き戸があるのですが、その襖にも同じ紙が貼ってあります。ふと思ったのですが、もしかすると、壁紙が襖にもはってあるのではなく、襖紙が壁紙として貼ってあるきがしてきました。これって大丈夫でしょう?大丈夫なら、同じ色の襖紙を探して壁の下半分にもはりたいのですが、襖紙を壁にはるというの問題ないでしょうか?

中古住宅の壁と襖の素材の特定

まず、ご自宅の壁と襖に使用されている素材を特定することが重要です。質問文からは、壁と襖に貼られている素材が「紙のようなビニールのような感じ」で「爪を立てても敗れない」とあります。これは、一般的な壁紙とは異なる可能性が高いです。 可能性としては、以下の素材が考えられます。

  • 塩化ビニル樹脂製の壁紙(ビニールクロス):多くの住宅で使用されている一般的な壁紙です。比較的厚みがあり、耐久性が高いのが特徴です。しかし、質問文にある「紙のような」という記述からは少し異なる可能性があります。
  • 襖紙を壁紙として使用したもの:これは質問者様ご自身が推測されている通り、襖紙を壁に直接貼っている可能性があります。襖紙は、比較的薄く、和紙のような質感を持つことが多く、耐久性は壁紙に比べて劣ります。
  • 特殊な壁紙:特殊な素材や加工が施された壁紙も存在します。例えば、耐水性や耐摩耗性に優れた壁紙などです。これらは、一般的な壁紙とは異なる質感や手触りを持つ場合があります。

素材の特定には、壁や襖の一部を剥がして確認するのが確実です。小さな部分を剥がして確認することで、素材の種類や貼り付け方法が分かります。もし、剥がすことに抵抗がある場合は、専門業者に相談することをお勧めします。

襖紙を壁に貼ることの可否と注意点

結論から言うと、襖紙を壁に貼ることは可能です。ただし、いくつかの注意点があります。

施工上の注意点

  • 下地処理:壁の表面の状態によっては、下地処理が必要になる場合があります。既存の壁の汚れや凹凸をきれいに処理することで、襖紙の貼り付けやすさが向上し、仕上がりの美しさもアップします。下地処理には、パテやシーラーを使用することがあります。
  • 接着剤の選定:襖紙を壁に貼る際には、適切な接着剤を使用することが重要です。襖紙の素材や壁の材質に合った接着剤を選ぶことで、剥がれにくく、美しい仕上がりを実現できます。ホームセンターなどで、襖紙用の接着剤が販売されていますので、そちらをご利用ください。また、専門業者に相談することで、より適切な接着剤を選定できます。
  • 施工方法:襖紙の貼り付けは、専門的な知識と技術が必要な作業です。綺麗に貼るためには、適切な道具と手順が必要です。自信がない場合は、専門業者に依頼することをお勧めします。DIYで挑戦する場合は、事前にYouTubeなどの動画で施工方法をしっかり確認しましょう。
  • 継ぎ目の処理:壁の面積が大きい場合は、襖紙を複数枚貼る必要が出てきます。その際、継ぎ目が目立たないように綺麗に処理する必要があります。継ぎ目処理には、専用のヘラやローラーを使用します。

耐久性とメンテナンス

襖紙は壁紙に比べて耐久性が低い傾向があります。そのため、壁に貼る場合は、定期的なメンテナンスが必要です。汚れが付着したら、すぐに拭き取るなど、こまめな清掃を行いましょう。また、直射日光が当たる場所や湿気の多い場所には、襖紙を貼らない方が良いでしょう。

費用

襖紙の購入費用と、施工費用(DIYの場合、材料費のみ)を考慮する必要があります。専門業者に依頼する場合は、見積もりを取ってから作業を進めましょう。

専門家の視点

インテリアコーディネーターの視点から見ると、4.5畳の小さな部屋に赤と黒の市松模様は、圧迫感を感じさせる可能性があります。オフホワイトの上半分と統一感を出すことで、より広く、明るく感じさせることができます。もし、同じ色の襖紙が見つからない場合は、色味を調整した壁紙を選択するのも良いでしょう。専門業者に相談すれば、お部屋全体の雰囲気に合う最適な壁紙や襖紙を選定し、施工方法についてもアドバイスをもらえます。

まとめ

襖紙を壁に貼ることは可能ですが、素材の確認と適切な施工方法、そしてメンテナンスが重要です。自信がない場合は、専門業者に相談することをお勧めします。 4.5畳の小さな部屋を快適な空間に変えるためには、色選びや素材選び、そして施工方法を慎重に検討することが大切です。 今回のリフォームを機に、より快適で、お気に入りの空間を作り上げてください。

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