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日焼けした襖の張り替え:重ね張り vs. 全張り替え
襖が日焼けして変色してしまった場合、破れていなければ重ね張りで済ませることも可能です。しかし、重ね張りにはメリットとデメリットがあります。
重ね張りのメリット
* 作業時間とコストの削減:既存の襖紙を剥がす手間が省けるため、作業時間が短縮され、材料費も抑えられます。
* 下地補強:既存の襖紙が下地を保護する役割を果たすため、下地の傷みを防ぎます。
重ね張りのデメリット
* 厚みが増す:襖が厚くなるため、スムーズな開閉が難しくなる可能性があります。特に、レール式の引き戸の場合は注意が必要です。
* 仕上がりの美しさ:重ね張りによって、仕上がりが若干不自然になる可能性があります。特に、既存の襖紙の凹凸が激しい場合や、色味が大きく異なる場合は、仕上がりに影響が出ることがあります。
* 重量増加:襖が重くなるため、襖のレールや丁番への負担が増加し、故障の原因となる可能性があります。
全張り替えのメリット
* 美しい仕上がり:既存の襖紙を剥がして張り替えるため、綺麗に仕上がります。
* 襖の軽量化:古い襖紙を剥がすことで、襖が軽くなり、開閉がスムーズになります。
* 下地状態の確認:既存の襖紙を剥がすことで、下地の状態を確認し、必要に応じて補修することができます。
全張り替えのデメリット
* 作業時間とコスト:既存の襖紙を剥がす作業が必要なため、作業時間がかかり、材料費も高くなります。
* 下地処理の必要性:既存の襖紙を剥がした後は、下地処理を行う必要があります。
結論として、日焼け程度であれば重ね張りも検討できますが、襖の開閉に支障が出たり、仕上がりが気になる場合は、全張り替えをおすすめします。特に、下地がベニヤの場合は、重ね張りによって厚みが増し、スムーズな開閉に支障をきたす可能性が高いため、全張り替えを検討しましょう。
天袋の張り替え:黒枠がない場合の対応
天袋は、通常、黒枠(ふすま枠)がありません。そのため、張り替え方法は、通常の襖とは少し異なります。
天袋の張り替え手順
1. 既存の襖紙の剥がし:ヘラなどを使って、既存の襖紙を丁寧に剥がします。糊が残っている場合は、水で湿らせてから剥がすと綺麗に剥がせます。
2. 下地処理:下地が傷んでいる場合は、パテなどで補修します。その後、サンディングペーパーで表面を滑らかにします。
3. 新しい襖紙のカット:天袋の寸法に合わせて、新しい襖紙をカットします。この際、数ミリの余裕を持たせてカットすると、貼り付けやすくなります。
4. 糊付け:襖紙の裏面に糊を塗布します。糊の塗り方は、襖紙の種類によって異なりますので、使用する襖紙の説明書をよく読んでから作業しましょう。
5. 貼り付け:糊を塗布した襖紙を天袋に貼り付けます。ヘラなどで空気を抜くようにしながら、丁寧に貼り付けていきます。
6. 乾燥:貼り終えたら、数時間乾燥させます。乾燥中は、重しなどを置いて、シワや剥がれを防ぎます。
天袋の張り替えにおける注意点
* 寸法の正確な測定:天袋の寸法を正確に測ることが重要です。寸法が間違っていると、襖紙が余ったり足りなくなったりします。
* 糊の選択:使用する糊は、襖紙の種類に合ったものを選びましょう。間違った糊を使用すると、襖紙が剥がれたり、シワになったりする可能性があります。
* 丁寧な作業:天袋は、通常、目立つ場所にあるため、丁寧な作業が求められます。焦らず、ゆっくりと作業を進めましょう。
糸入り襖とベニヤ下地の注意点
質問者様は糸入り襖で、下地がベニヤとのことです。糸入り襖は、強度があり、耐久性が高いのが特徴です。しかし、ベニヤ下地は、湿気に弱いため、張り替え作業前には、下地の状態を十分に確認し、必要に応じて補修を行うことが重要です。特に、湿気による反りや剥がれがないか注意深く確認しましょう。もし、下地が劣化している場合は、張り替え前に補修するか、専門業者に依頼することを検討しましょう。
専門家への相談
DIYに自信がない場合や、複雑な状況の場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。専門業者は、適切な材料選びから、丁寧な施工まで、安心して任せられます。費用はかかりますが、仕上がりの美しさや耐久性を考えると、費用対効果は高いと言えるでしょう。
まとめ
襖の張り替えは、DIYでも可能です。しかし、作業前に十分な準備と計画が必要です。重ね張りか全張り替えか、天袋の張り替え方法など、状況に合わせて適切な方法を選択し、丁寧に作業を進めましょう。それでも不安な場合は、専門業者に相談することをおすすめします。 今回のQ&Aが、皆様の襖張り替えDIYの参考になれば幸いです。