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5灯式照明の仕組みとトラブルの原因
ご質問の照明は、プルスイッチ式で点灯パターンを切り替えられるタイプの5灯式照明ですね。通常、一回のプルスイッチ操作で全灯、二回目の操作で一部消灯という動作をします。 しかし、最近になって蛍光灯が切れた後、特定の場所(2回プルスイッチで点灯する2灯分)が点灯しなくなったとのこと。これは、蛍光灯の球切れだけでなく、スイッチの故障や配線の問題も考えられます。
考えられる原因
* 蛍光灯の球切れ: まずは最も可能性の高い原因です。 すでに3本切れているとのことなので、残りの2本も寿命が近い可能性があります。全て交換することをお勧めします。
* プルスイッチの故障: プルスイッチの内部接点が劣化したり、破損したりすることで、特定の回路に電気が供給されなくなることがあります。特に、頻繁にオンオフを繰り返す2灯分の回路に問題が発生している可能性が高いです。
* 配線の問題: 配線が断線したり、接触不良を起こしたりしている可能性も考えられます。これは素人では修理が困難なため、専門業者に依頼する必要があります。
* グローランプの不良(可能性は低い): ご質問ではグローランプは正常と確認済みとのことですが、グローランプ自体が劣化していても、特定の回路にのみ影響が出る場合があります。念のため、グローランプの交換も検討してみましょう。
具体的な解決策と手順
まずは、以下の手順でトラブルシューティングを行いましょう。
1. 蛍光灯の交換
- 必要な蛍光灯の本数の確認: 全ての蛍光灯を新しいものと交換して、点灯するか確認しましょう。もし、交換後も点灯しない箇所があれば、次のステップに進みます。
- 蛍光灯の選び方: 今お使いの蛍光灯と同じワット数、口金の種類(G10qなど)の蛍光灯を選びましょう。ホームセンターや電器店で容易に入手できます。
- 交換手順: 照明器具の電源を切り、蛍光灯を取り外して新しい蛍光灯を取り付けます。手順は照明器具によって異なりますので、取扱説明書をよく確認するか、インターネットで検索して確認しましょう。
2. プルスイッチの点検
蛍光灯の交換後も問題が解決しない場合は、プルスイッチの点検が必要です。
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- スイッチの分解: プルスイッチは通常、簡単に分解できます。ドライバーなどでカバーを外し、内部の接点を確認します。接点が黒ずんでいたり、破損していたりする場合は交換が必要です。
- 接点の清掃: 接点が黒ずんでいる場合は、消しゴムなどで軽くこすり、汚れを取り除きましょう。その後、接点復活剤を塗布すると効果的です。
- スイッチの交換: 清掃しても改善しない場合は、スイッチ自体を交換する必要があります。ホームセンターなどで同じタイプのプルスイッチを購入し、交換しましょう。交換の際には、配線の接続を間違えないように注意してください。
3. 配線の点検
スイッチの交換後も問題が解決しない場合は、配線の問題が考えられます。
- 専門業者への依頼: 配線の点検・修理は電気工事士の資格を持つ専門業者に依頼しましょう。素人による配線の修理は感電などの危険性があるため、絶対に自分で行わないでください。
4. グローランプの交換(念のため)
- グローランプの確認: グローランプが劣化している可能性もゼロではありません。新しいグローランプに交換して、動作を確認してみましょう。
専門家のアドバイス
電気工事士の視点から見ると、2灯分だけ点灯しないという症状は、プルスイッチの故障が最も疑われます。経年劣化による接点不良が原因であることが多いです。 自分で修理にチャレンジする場合は、感電に十分注意し、不安な場合は必ず専門業者に依頼しましょう。 安易な自己修理は、火災や感電事故につながる可能性があります。
まとめ
5灯式照明のトラブルシューティングは、蛍光灯の交換から始まり、プルスイッチ、配線、グローランプと段階的に確認していくことが重要です。 自分で修理できる範囲は限られていますので、危険を伴う作業は専門業者に依頼することを強くお勧めします。安全を第一に、快適な照明環境を取り戻しましょう。