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黄色いお湯の原因:可能性とチェックポイント
お湯が黄色くなる原因はいくつか考えられます。ご質問の状況から、可能性が高いのは以下の3点です。
- 配管の錆:築年数の経った建物では、配管の腐食による鉄サビが原因で、お湯が黄色くなることがあります。特に、長期間使用しなかった後などに、溜まっていた錆が流れ出る場合があります。これは、ご質問者様のアパートのようにオール電化で、タンク式給湯器の場合、タンク内部や給湯器と蛇口を繋ぐ配管の錆が原因である可能性が高いです。
- 給湯器の故障:給湯器内部の腐食や故障によって、金属成分が溶け出し、お湯が黄色くなることがあります。新品に交換された後も、再び黄色くなる場合は、給湯器の不具合や設置方法に問題がある可能性があります。
- 水質の問題:地域によっては、水道水に鉄分やマンガンなどのミネラルが多く含まれている場合があります。これらのミネラルが、お湯を沸かす過程で析出することで、お湯が黄色くなることがあります。ただし、これは、水質検査で確認する必要があります。
ご質問者様の場合、給湯器交換後も黄色いお湯が出続けることから、配管の錆が最も疑われます。 震災後という特殊事情もあり、給湯器交換以外の原因究明が十分になされていない可能性が高いです。
管理会社への対応:具体的なステップ
2年半も黄色いお湯が出ている状況は、明らかに異常です。神経質なのではなく、居住環境の問題として、管理会社に改めて強く訴えるべきです。 単に「我慢すべき」と考えるのは適切ではありません。
具体的な対応ステップは以下の通りです。
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1. 問題を明確に伝える
管理会社に連絡する際、曖昧な表現ではなく、具体的な問題点を伝えましょう。
* 「お湯が黄色い」だけでなく、「コップに入れて比較するとわかる程度の黄色で、砂のような錆が混じっている」と、具体的な状況を説明します。
* 写真や動画を証拠として提示することで、より説得力が増します。携帯電話のカメラでも構いません。
* 「冬場のうがい、皿洗いなどに支障がある」など、生活への影響も明確に伝えましょう。
2. 前回の対応結果を伝える
前回の業者によるチェックで「問題ない」と判断されたこと、その判断の根拠が曖昧だったことを伝えましょう。 「ぱっと見で黄色くなかったので詳しく調べずに帰っていった」という点を強調することで、不十分な調査だったことを示唆できます。
3. 具体的な改善策を求める
単に「直してください」ではなく、具体的な改善策を求めましょう。例えば、
* 配管の洗浄・交換
* 給湯器の再点検
* 水質検査の実施
などを提案し、管理会社に具体的な行動を促しましょう。
4. 書面でのやり取りを残す
電話だけでなく、メールや書面でやり取りを行い、記録を残すことが重要です。 これによって、後日のトラブル防止にも繋がります。
5. 必要であれば専門家への相談
管理会社との交渉がうまくいかない場合は、弁護士や不動産相談窓口に相談することを検討しましょう。 専門家のアドバイスを受けることで、より効果的な対応が取れる可能性があります。
専門家の視点:配管の老朽化と対策
建築士の視点から見ると、築年数の経ったアパートでは、配管の老朽化による錆の発生はよくある問題です。 特に、鉄管を使用している場合、経年劣化によってサビが発生し、お湯が黄色くなることは避けられません。
対策としては、配管の交換が最も効果的です。 しかし、全棟の配管を交換するには多大な費用がかかるため、管理会社としては、容易に決断できないかもしれません。 そのため、まずは、給湯器から蛇口までの配管の洗浄を試みることを提案できます。
実践的なアドバイス:一時的な対策
管理会社との交渉がまとまるまでの間、以下の対策を試みてみましょう。
* お湯を出しっぱなしにする:しばらくお湯を出しっぱなしにすることで、配管内に溜まっている錆を洗い流すことができます。
* 浄水器の利用:蛇口に取り付けるタイプの浄水器を使用することで、錆や不純物を除去できます。
* シャワーヘッドの交換:節水型シャワーヘッドなど、水流が強いシャワーヘッドに交換することで、錆の排出を促す効果が期待できます。
まとめ:あなたの権利を主張しましょう
黄色いお湯は、単なる「我慢すべきこと」ではありません。 健康面や生活の質に影響を与える可能性のある問題です。 管理会社に粘り強く対応し、適切な解決策を求める権利があります。 上記のステップを参考に、積極的に行動を起こしましょう。 あなたの健康と快適な生活を守るために、諦めないでください。