虹色スミレの栽培:セルトレーでの育成と徒長防止対策

今日、サカタのタネの虹色スミレの種をセルトレーにまきました。前回7月中旬に種をまいてみたら徒長というか、もやし化してしまいました。今回はセルトレーにまいて上から新聞をかけています。あと、底面給水にしています。昼間は冷房のある部屋に置いています。まだまだこれから暑い盛りなのでかなり無謀だとは思うのですが。育てる上で注意すべきことやコツなんかを教えてください。

虹色スミレの栽培と夏の暑さ対策

夏の暑さは、スミレの生育にとって大きな課題です。特に発芽直後の苗は、高温多湿により徒長(茎が細長く伸びる)しやすく、もやし状になって弱ってしまうことがあります。質問者様は前回7月中旬に播種し、徒長に悩まされたとのことですが、これは夏の高温と日照不足が原因と考えられます。今回はセルトレーを使用し、新聞紙で覆い、底面給水、冷房のある部屋での管理と、前回よりも改善された環境で栽培されているようです。しかし、それでも注意すべき点があります。

虹色スミレの栽培におけるポイント

1. 温度管理

スミレの発芽適温は15~20℃です。真夏の高温は発芽率を下げ、徒長を招きます。冷房のある部屋に置いているのは良い対策ですが、温度計で室温を常に確認し、25℃を超えないように注意しましょう。夜間は室温が下がるため、冷房は必要ないかもしれません。

2. 湿度管理

高温多湿は病気を引き起こしやすく、徒長を促進します。新聞紙で覆うのは湿度を保つ効果がありますが、過湿にならないよう注意が必要です。新聞紙は常に湿っている状態ではなく、適度に湿気を逃がすようにしましょう。定期的に新聞紙をめくり、風通しをよくすることも大切です。また、底面給水は根腐れの原因にもなりかねないので、土の表面が乾いてから水やりを行うようにしましょう。

3. 日照管理

スミレは日当たりを好みますが、真夏の直射日光は葉焼けの原因となります。直射日光を避けた明るい場所で管理しましょう。レースカーテン越しの光などが理想的です。

4. 換気

セルトレー栽培では、こまめな換気が重要です。新聞紙で覆っている場合でも、毎日数時間、新聞紙をめくって風通しをよくしましょう。これにより、病気を予防し、徒長を防ぐ効果があります。

5. 播種時期

スミレの種まきは、一般的に春または秋が適しています。真夏は高温のため発芽率が低く、徒長しやすいので、涼しくなる秋に播種することをおすすめします。

専門家のアドバイス

ガーデニングアドバイザーである山田花子さん(仮名)によると、「スミレの栽培において、夏の暑さ対策は非常に重要です。温度、湿度、日照のバランスを適切に保つことが、健全な生育に繋がります。また、土壌の排水性も重要な要素です。水はけの良い用土を使用し、過湿にならないように注意しましょう。」とのことです。

具体的な対策と実践例

* 遮光ネットの使用:直射日光を遮るために、遮光ネットを使用するのも効果的です。50%程度の遮光率のネットがおすすめです。
* 扇風機の活用:風通しが悪い場合は、扇風機で風を送るのも良い方法です。ただし、直接風が当たらないように注意しましょう。
* 土壌改良:水はけの良い培養土を使用しましょう。パーライトやバーミキュライトを混ぜて、通気性を高めるのも効果的です。
* 苗の選別:発芽後、徒長している苗は早めに間引き、生育の良い苗を残しましょう。

まとめ

虹色スミレの栽培は、特に夏場は注意が必要です。高温多湿を避け、適切な温度、湿度、日照管理を行うことが重要です。今回、セルトレーを使用し、新聞紙で覆い、底面給水、冷房のある部屋での管理と、対策を講じているのは良いですが、それでも温度や湿度の管理には細心の注意が必要です。こまめな観察と適切な対応で、健やかな虹色スミレを育てましょう。

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