虐待を受けた高校生への服の処分と法的措置:親の行為と対応策

虐待を受けていた子に貸していた服をその親が勝手に処分しました。どのような法的手段ありますか? ある虐待を受けている高校生の子が服を持っていなくて自分の服を貸していました。 しかし彼女が持っている服を親が全て捨てました。 その中に自分が貸していた服もありました。 18年間自宅軟禁状態で外に行かせない為だとは思うのですが 第三者である自分の服を捨てられた事をきっかけに何か訴えられないかと思うのですがどうでしょうか? 本人は「精神的なものだけだから…」というのですが… (小学生の時は親に全身を踏みつぶされて顔や首や脚に内出血していたこともあります。) 簡略に言うと… 言葉の暴力。 24時間監視。 飲みに行くので忙しいからと病気になっても病院に一度も連れて行かない (頭痛、吐き気、歩けない、ろれつがまわらない…そんな状態でも放置されていました。) 彼女の服を捨てて男物の服や下着だけ用意する。 彼女の部屋に入り浸りベッドを占領して眠らせない。部屋中酒瓶だらけにする。 (一日中起きているか、どうしても眠いときは床か机で眠る。) 外部と連絡が取れないように携帯やお金は一切持たせない。 何度も助けようとしたのですが「帰らないと親が自傷したり自殺しようとしたり家出したりするから帰りたくなくても帰らないといけない」といって帰ってしまいます。 もうどうしていいかわからず皆様のお知恵を貸していただきたいと思います。補足18歳の誕生日を迎えている為児童相談所は対応してくれません。

深刻な状況と法的対応の可能性

ご相談の内容は、非常に深刻な状況です。18歳という年齢のため児童相談所は対応できませんが、親による虐待行為と、質問者様の私物である衣服の処分という行為は、それぞれ異なる法的観点から検討する必要があります。

1. 親による虐待行為への対応

まず、親による虐待行為についてです。長年にわたる言葉の暴力、監禁状態、医療放棄、そして精神的な虐待は、明確な犯罪行為に該当する可能性があります。具体的には、以下の罪名が考えられます。

* 暴行罪・傷害罪:小学生時代の身体的虐待(踏みつぶされたことによる内出血)は、暴行罪または傷害罪に該当する可能性があります。時効の有無は、事件発生時期や内容によって異なります。
* 監禁罪:18年間の自宅軟禁状態は、監禁罪に該当する可能性があります。
* 保護責任者遺棄罪:病気の際に適切な医療を受けさせなかったことは、保護責任者遺棄罪に該当する可能性があります。
* 精神的虐待:長年にわたる精神的虐待も、犯罪行為として訴追できる可能性があります。ただし、証拠集めが困難な場合もあります。

これらの罪状を立証するには、具体的な証拠が必要です。例えば、医療機関の診断書、虐待の証言、写真や動画などの証拠などが有効です。高校生の方の証言に加え、質問者様も証人として証言できる可能性があります。

2. 服の処分に関する法的対応

次に、質問者様の衣服の処分についてです。これは、窃盗罪器物損壊罪に該当する可能性があります。

* 窃盗罪:親が質問者様の所有物である衣服を、無断で処分した行為は、窃盗罪に該当する可能性があります。ただし、親が所有権を主張する可能性も考えられますが、貸与された衣服の所有権は質問者様にあると主張できます。
* 器物損壊罪:衣服を処分したことで、質問者様に損害を与えたと主張することも可能です。

しかし、これらの罪状を立証するには、衣服が処分されたという事実を明確に示す証拠が必要です。例えば、衣服の購入時のレシート、写真、証言などが有効です。

3. 具体的な行動ステップ

まず、弁護士に相談することが重要です。弁護士は、状況を正確に把握し、適切な法的措置をアドバイスしてくれます。弁護士費用が心配な場合は、法律相談支援センターなどの無料相談を利用することも可能です。

弁護士への相談を通じて、以下のステップを踏むことが考えられます。

* 証拠集め:医療機関の診断書、虐待の証言、写真、動画などの証拠を収集します。
* 警察への相談:親の虐待行為と衣服の処分について、警察に相談します。警察は、状況を調査し、必要に応じて捜査を開始します。
* 民事訴訟:親に対して、損害賠償請求などの民事訴訟を起こすことも可能です。
* 保護命令の申請:親からの暴力を防ぐため、保護命令を申請することもできます。

4. 高校生への支援

高校生の方の安全と精神的な回復が最優先です。

* シェルターの利用:DV被害者向けのシェルターや、若者支援施設などの利用を検討しましょう。
* 相談窓口の利用:全国各地に、DV相談窓口や若者相談窓口があります。これらの窓口に相談し、適切な支援を受けることが重要です。
* 精神科医への相談:長年の虐待による精神的なダメージは深刻です。信頼できる精神科医に相談し、適切な治療を受けることが大切です。

専門家の視点:弁護士からのアドバイス

弁護士の視点から、このケースは非常に複雑で、証拠集めが成功の鍵となります。長期間にわたる虐待の事実を立証するには、医療機関の記録、証言、写真、日記など、あらゆる証拠を収集する必要があります。服の処分についても、購入時のレシートや写真があれば、証拠として有効です。

また、18歳という年齢は、児童相談所の支援を受けられない年齢ですが、成年後見制度の利用も検討する価値があります。成年後見人を選任することで、高校生の方が適切な支援を受けられる可能性があります。

まとめ:行動を起こす勇気と支援の重要性

この状況は、放置すればさらに深刻化する可能性があります。高校生の方と質問者様にとって、法的措置だけでなく、精神的なケアも非常に重要です。まずは弁護士に相談し、適切なアドバイスを得ながら、一歩ずつ、解決に向けて進んでいきましょう。周りの友人や家族、専門機関の支援も積極的に活用してください。

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