荒鳥インコとの幸せな暮らし方:噛み癖のあるインコとの向き合い方と多頭飼いの検討

荒鳥インコの飼い方について(長文ですみません) 飼っていた手乗りインコが死んで落ち込んでいた我が家に父がインコの幼鳥を貰って来ました。 多頭飼いの御宅から、鑑賞用飼育されてる人の手が 掛けられてない中雛でした。 我が家に来た当初から噛み癖があり懐かず、飼い始めて半年経った今でも小屋に近づくだけでも威嚇し、ごはんを入れる時には物凄い勢いで噛み付いてきます。 手乗りはムリだろうと諦めていますが、一人で遊んでいる姿を見るとさみしいだろうな~と可哀想になります。 ピーちゃんの部屋は大きなゲージですのでスペースは充分ありますし、お友達を迎えてあげた方がいいのでしょうか? ちなみにピーちゃんは女の子の様です。 今まで手乗りインコを数羽育ててきましたが、こんなに懐かなかった子は初めてで正直どう扱っていいか戸惑ってます。 ピーちゃんが幸せに過ごせる飼育法など、荒鳥の飼育に詳しい方、ぜひアドバイスを下さい‼

荒鳥インコ「ピーちゃん」の現状と課題

ご自宅に新しい家族としてやってきた荒鳥インコのピーちゃん、半年経っても懐かず、噛み癖が強いとのこと、お気持ちお察しします。以前、手乗りインコを飼育されていた経験をお持ちとのことですが、荒鳥インコは、手乗りインコとは異なる接し方が必要です。 ピーちゃんは、多頭飼いの環境から来た中雛で、人間の手による十分な社会化がされていない可能性が高いです。そのため、警戒心が強く、噛みつくという行動に出ていると考えられます。

荒鳥インコ特有の性格と飼育環境

荒鳥インコは、野生に近い気質を持つインコです。警戒心が強く、人間に懐きにくい傾向があります。 ピーちゃんの現状は、決して珍しいことではありません。 大切なのは、ピーちゃんの性格を理解し、無理強いせず、信頼関係をゆっくりと築いていくことです。

ゲージ環境の確認

ゲージの広さは十分とのことですが、以下の点をチェックしてみましょう。

  • 隠れ家:インコは安心できる隠れ家が必要です。巣箱だけでなく、布や木の枝などで隠れ場所を作ってあげましょう。緑色の布などを利用すると、落ち着ける空間が作れます。
  • 止まり木:太さや材質の異なる止まり木を複数用意し、足の筋肉を鍛え、爪の伸びすぎを防ぎましょう。
  • おもちゃ:様々な素材のおもちゃを用意し、飽きさせないように工夫しましょう。かじって遊ぶおもちゃは、ストレス軽減にも繋がります。
  • 清潔さ:ゲージは毎日清掃し、常に清潔な状態を保ちましょう。衛生的な環境は、インコの健康にも繋がります。

餌と水

  • 適切な餌:インコ用のペレットと、新鮮な野菜や果物をバランス良く与えましょう。偏食にならないように注意が必要です。
  • 新鮮な水:清潔な水を常に用意しましょう。水飲み器はこまめに洗浄しましょう。

噛み癖への対処法

ピーちゃんの噛み癖は、恐怖やストレスからくる行動です。無理に近づいたり、触ろうとせず、まずは距離を保ち、ピーちゃんに安心感を与えましょう。

  • ゆっくりと近づき、存在を認識させる:ゲージの前に座り、静かにピーちゃんを観察します。話しかける際は、優しく穏やかな声で。
  • おやつで信頼関係を築く:ピーちゃんが好むおやつ(粟穂など)を、手のひらに置いて、遠くに置いて様子を見ます。 少しずつ距離を縮めていきましょう。 決して無理強いはしないように。
  • 噛まれた時の対処法:噛まれた時は、悲鳴を上げたりせず、静かに手を離し、しばらく距離を置きます。 怒ったりすると、ピーちゃんは更に警戒します。
  • 専門家のアドバイス:どうしても改善が見られない場合は、動物病院やインコの専門家に相談しましょう。

多頭飼いのメリット・デメリット

多頭飼いは、寂しさを解消し、インコ同士の社会化を促す効果が期待できますが、デメリットもあります。

メリット

  • 寂しさの軽減:仲間と過ごすことで、精神的なストレスが軽減されます。
  • 社会化の促進:インコ同士の遊びやコミュニケーションを通して、社会性を育みます。

デメリット

  • 縄張り争い:特に性格の合わないインコ同士だと、激しい争いが起こる可能性があります。
  • 病気の伝染:一羽が病気になると、他のインコにも感染するリスクが高まります。
  • 飼育スペースの確保:十分な広さのゲージが必要です。多頭飼いの場合は、より広いゲージが必要になります。

ピーちゃんにとって最善の選択

ピーちゃんに新しいお友達を迎えるかどうかは、慎重に検討する必要があります。 現状では、ピーちゃんは人間にも警戒心が強く、他のインコとの相性も未知数です。 まずは、ピーちゃんとの信頼関係を築き、落ち着いてから、多頭飼いを検討することをお勧めします。 もし多頭飼いを検討する場合は、信頼できるブリーダーやペットショップから、性格が穏やかで、ピーちゃんと相性の良いインコを選ぶことが重要です。

専門家の意見

動物行動学の専門家によると、「荒鳥インコは、人間との信頼関係を築くまでに時間がかかる場合があります。焦らず、根気強く接することが大切です。 また、多頭飼いは、必ずしもインコの幸せを保証するものではありません。 個々のインコの性格や相性などを考慮し、慎重に判断する必要があります。」とのことです。

まとめ:信頼関係を第一に

ピーちゃんとの幸せな生活を送るためには、焦らず、ゆっくりと信頼関係を築くことが大切です。 まずは、適切な飼育環境を整え、ピーちゃんのペースに合わせて接することで、少しずつ心を開いてくれるはずです。 多頭飼いは、状況を見て慎重に検討しましょう。 そして、何か困ったことがあれば、獣医師やインコの専門家に相談することをお勧めします。 ピーちゃんとの時間を大切に、穏やかな日々を過ごしてください。

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