英語の”You”の意外な使われ方:一般論としての”You”

英語でYOUの変わった使われ方? 通常「YOU」はあなたという意味であったり、Guysを付けた場合や付けずにYouだけでもあなたたちと訳されたりしますが、今回の質問は、Youという単語を使っていて、なにか一般論的なはなしをしている場合です。 例えば、魚釣りをしていて、「何が釣れるかわからないよ。」と係員の方から言われたシーンです。 この時使われていたのが、 You never know what you are going to get. です。 この文章はけしてあなたが、釣れることが分からないと言っているわけではなく、一般的に「釣りとはそういうものなんだよ」」と一般論をいっているようです。 他のケースでも それは、ドラマの中のこんなシチュエーションでした。 全員日本在住の日本語の分からないアメリカ人という設定です。 料理をしているA男性が一人、テーブルに座っているB女性1人、C男性2人という場面で、 B「何作ってるの?」 A「シチューだよ。僕の秘伝の調味料が入ったね。」 C「秘伝って何使ってんだよ」 A「内緒だよ。おっと、、、秘伝の調味料が切れてる、あー!買いに行かなきゃ! 僕は料理の手をとめられないから誰か買ってきて!この紙にメモするからさ」 C「えっ!?秘伝、、、じゃあなかったのかよ。教えちゃっていいのか?」 A「だから、君がわからないように日本語で書いておくから店員さんにみせればわかるよ。」 A「誰が買いに行ってくれる?」 C「お前もいけよ、じゃあジャンケンで決めようぜ!」 全員でジャンケン。。。。。 Cが行くことに決定!! B「さっさと買いに行って!!」 Cが買いに部屋をでる。 B「ところで、、、秘伝の調味料ってなんだったの?」 A「え?だからみんなに分かんないように日本語で書いたでしょ?だから秘密のってことなんだ。」 B「で、その調味料は日本のスーパーマーケットに売ってるの?」 A「カナダのスーパーじゃなきゃ売ってないよ。」You need to go to Canadian market to get it. B「じゃあ、買えないんじゃないの?」 A「でも、ほとんど味は一緒なんだ。」 という、結局Aは買いにいきたくなかっただけというオチの話なんですが。 ここで出てくるYOU、目の前にはBさんしかいないのにYOUを使っていて、あなたは必要です。タイのマーケットに行くことが、それを買うために。という風に「あなたは」と解釈すると目の前の人を指して言っているように感じるのですが、実際は、「一般的にはそこじゃなきゃ売っていない」という風にいっている感じがします。 「タイのスーパーじゃなきゃ売ってないよ」にYOUが使われるのはなぜでしょうか? こんなYOUの使われ方があるのかと不思議です。 このようなYOUの使われ方教えていただけるとうれしいです。 よろしくお願いいたします。

英語における”You”の用法:指示語と一般化の使い分け

英語の”You”は、日本語の「あなた」と単純に一致するとは限りません。文脈によって、具体的な「あなた」を指す場合と、不特定多数の人、つまり一般論を述べる場合の2つの用法があります。質問にある例は後者、つまり一般論としての”You”の用法を示しています。

指示語としての”You”

これは日本語の「あなた」に最も近い用法です。話者と直接対面している相手、または特定の相手を指して用いられます。例えば、”You are beautiful.”(あなたは美しい)は、特定の相手への直接的な賛辞です。

一般論としての”You”

これが質問の核心となる用法です。この”You”は、特定の個人を指すのではなく、不特定多数の人、あるいは一般的に起こりうる状況を指すために使われます。 日本語では、「人は~するものです」「一般的に~だ」といった表現で置き換えられることが多いです。

質問の例「You never know what you are going to get.」は、まさにこの一般論としての”You”の典型です。釣りをする人なら誰でも経験する可能性のある不確定性を表現しており、特定の「あなた」が釣果を予測できないと言っているわけではありません。

具体的な例と解説

質問にあるドラマのシーンを詳しく見ていきましょう。Aは「カナダのスーパーじゃなきゃ売ってないよ。 You need to go to Canadian market to get it.」と言っています。目の前にはBしかいませんが、”You”はB個人を指しているのではなく、「その調味料を入手するにはカナダのスーパーに行く必要がある」という一般的な事実を述べています。 AはBに買いに行ってもらうことを望んでいますが、その言い方は、個人的な依頼というより、状況説明として「一般的にそうする必要がある」というニュアンスを含んでいます。

他の例を挙げると、

* “You should brush your teeth twice a day.”(1日に2回歯を磨くべきだ)これは、特定の人ではなく、一般的に推奨される健康習慣を述べています。
* “If you drive a car, you need a driver’s license.”(車を運転するなら、運転免許証が必要だ)これも、車を運転する全ての人々に当てはまる一般的な事実を述べています。

なぜ一般論に”You”を使うのか?

英語では、一般論を述べる際に、”one” や “people” などの代名詞を使うこともできますが、”You”を使う方が自然で親しみやすく、より直接的な表現になります。 “One should always be polite.” よりも “You should always be polite.” の方が、聞き手に語りかけるような、より親近感のある表現となるのです。

これは、英語圏の文化的な背景も関係していると考えられます。直接的な表現を好む傾向があり、一般論であっても、聞き手に直接語りかけることで、より共感や理解を得やすくする効果があると言えるでしょう。

インテリアへの応用:一般論としての「You」とインテリア選び

この一般論としての”You”の概念は、インテリア選びにも応用できます。例えば、「You should choose furniture that matches your room’s style.」は、特定の個人ではなく、インテリアを選ぶ全ての人々へのアドバイスとして機能します。

具体的なアドバイスとして、

* **お部屋の広さに合った家具を選ぶ:** 「You should consider the size of your room when choosing furniture.」狭い部屋に大きな家具を置くと圧迫感が出てしまいます。
* **色のバランスを考える:** 「You need to think about the color balance of your room.」色の組み合わせによって、お部屋の雰囲気が大きく変わります。オレンジとブルーの組み合わせは、活気のある空間を演出します。一方、グレーとベージュは落ち着いた雰囲気になります。
* **収納を工夫する:** 「You should maximize storage space.」収納が少ないと部屋が散らかりやすくなります。
* **照明を効果的に使う:** 「You can create a warm and inviting atmosphere by using lighting effectively.」適切な照明は、お部屋の雰囲気を大きく変えます。

これらのアドバイスは、特定の個人ではなく、インテリア選びに悩む全ての人々を対象とした一般論です。

専門家の視点:インテリアコーディネーターの意見

インテリアコーディネーターの視点から見ると、一般論としての”You”は、クライアントへのアドバイスを分かりやすく伝える上で非常に有効です。 個々のクライアントの好みやライフスタイルは様々ですが、基本的なインテリアの原則やテクニックは共通しています。 これらの原則を「You should…」という形で伝えることで、クライアントは具体的な行動指針を得ることができ、より効果的にインテリアコーディネートを進めることができます。

まとめ:文脈理解が鍵

英語の”You”は、文脈によって指示語としての用法と一般論としての用法を使い分けます。一般論としての”You”は、不特定多数の人々へのアドバイスや、一般的な事実を伝える際に用いられ、日本語では「一般的に~だ」「人は~するものである」といった表現で置き換えられます。 インテリア選びにおいても、この一般論としての”You”を理解することで、より効果的なアドバイスや情報収集が可能になります。

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