自転車事故による損害賠償請求:保険会社との交渉と弁護士への相談

交通事故の賠償請求につきましてお尋ねいたします。自転車で交差点を横断中車にはねられ、骨折で1か月入院、3か月自宅療養で仕事を休みました。仕事は自営業で、夫も仕事ができず、やむなくふたりとも休業となりました。相手側の保険会社は某大手MS海上火災保険(株)なのですが、こちらから連絡しないと交渉も全然進まず、後遺症障害の認定が下りてからも賠償額を計算しますと6か月ほったらかしで、問い合わせをしてやっと着手しました。計算書の中に入院当初「当社で持ちます」と言った差額ベッド代も当方負担に30%入っており、抗議すると「あんたの希望で入ってた部屋やないか!」と言われました。でも救急車で入院時、相手のドライバーさんが部屋を決定しました。「僕が保険会社に支払うように言います。」と。翌日保険会社からも「了解しました」と連絡がありましたが。万事がこの調子でびっくりするような賠償額の低い提示に、先週大阪弁護士会の相談所に行ってきました。弁護士さんの話では、何もかも信じられない金額で、とても示談できないから交通事故紛争処理センターへ行くよう助言いただきました。交通事故紛争処理センターへ電話すると、何度か保険会社に納得できないと交渉して、それで解決しない場合当方で相談にのります。いきなりは着手できないとのことでした。保険会社の担当者のあまりの誠意の無さというかひどい対応に1年間疲れ果てました。これ以上交渉したくないのですが、やはり交渉して決裂と言う結果を持って交通事故紛争処理センターへ行くのがベストでしょうか?それとも費用がかかっても弁護士さんに今からお願いするのがベストでしょうか?こういう事例にお詳しいお方様、よろしくお願い致します。

自転車事故による損害賠償請求における問題点

ご質問の内容は、自転車事故による損害賠償請求において、保険会社との交渉が難航し、賠償額が不当に低いと感じる、というものです。具体的には、連絡の遅れ、差額ベッド代に関する不当な請求、低すぎる賠償額提示など、保険会社側の対応に多くの問題点が挙げられます。1年間も苦しまれている状況、大変お辛いと思います。

保険会社との交渉の現状と課題

保険会社との交渉が難航している原因として、以下の点が考えられます。

* **情報開示の不足**: 保険会社から十分な情報提供がされていない可能性があります。事故状況の詳細、賠償額算出根拠、差額ベッド代に関する説明などが不足しているのではないでしょうか。
* **誠意の欠如**: 保険会社担当者の対応に誠意が感じられない点が大きな問題です。これは、交渉をスムーズに進める上で大きな障害となります。
* **賠償額の低さ**: 提示された賠償額が不当に低いことも大きな問題です。治療費、休業損害、慰謝料など、損害の全額が適切に算定されていない可能性があります。

交通事故紛争処理センターと弁護士への相談

交通事故紛争処理センターと弁護士、どちらに相談するのが良いか迷っておられるようですが、状況を鑑みると、弁護士への相談を検討されることをお勧めします。

交通事故紛争処理センターの活用

交通事故紛争処理センターは、保険会社との交渉がうまくいかない場合に、助言やあっせんを行う機関です。しかし、センターへの相談は、まずご自身で保険会社と交渉し、それでも解決しない場合に利用するのが一般的です。既に1年間も交渉を続け、疲弊されている状況では、センターに相談する前に弁護士に相談した方が効率的です。

弁護士への相談:迅速かつ効果的な解決への道

弁護士に依頼することで、以下のメリットがあります。

* **専門的な知識と経験**: 弁護士は交通事故に関する専門的な知識と経験を持っており、適切な賠償額の算定、交渉戦略の立案、法的措置の検討など、多角的な支援が可能です。
* **交渉力**: 保険会社との交渉において、弁護士は専門家として強い交渉力を持つため、より有利な条件で示談を進めることができます。
* **時間と労力の節約**: ご自身で交渉を行うよりも、弁護士に依頼することで時間と労力を大幅に節約できます。これは、現在ご自身が疲弊されている状況を考慮すると特に重要です。
* **証拠収集**: 弁護士は、必要な証拠を収集し、整理することで、賠償請求をより強く裏付けることができます。

具体的なアドバイス:弁護士への依頼に向けて

弁護士への依頼を検討される場合、以下の点を心がけましょう。

* **弁護士選び**: 交通事故に強い弁護士を選びましょう。弁護士会やインターネットなどで、実績や評判を調べてから相談することをお勧めします。
* **相談内容の整理**: 相談前に、事故状況、治療内容、損害内容などを整理しておきましょう。
* **証拠の収集**: 保険会社とのやり取りの記録、診断書、治療費領収書など、必要な証拠を準備しておきましょう。
* **費用**: 弁護士費用は、成功報酬型と時間報酬型のどちらかを選択できます。それぞれのメリット・デメリットを弁護士に確認し、ご自身の状況に合った方法を選びましょう。

差額ベッド代に関する対応

差額ベッド代については、当初保険会社が負担すると約束していたにもかかわらず、後に負担割合を30%に減額されたことは不当です。救急搬送時に相手方のドライバーが部屋を決定したという事実を明確に示し、保険会社との約束を反故にされたことを強く主張する必要があります。弁護士に依頼すれば、この点についても適切な対応を取ってもらえるでしょう。

まとめ

1年間も苦しい交渉を続けられてきた状況から、今後は弁護士に依頼し、迅速かつ効果的に解決を目指すことを強くお勧めします。弁護士の専門的な知識と交渉力によって、適切な賠償額を得られる可能性が高まります。ご自身の健康と精神状態を優先し、弁護士の力を借りて、この問題を解決してください。

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