自宅防音室作成費用と防音対策:寝室の静寂とプライバシーを守る方法

自宅に防音室を作るとしたらいくらかかりますか?まず自室を防音室にしたい理由が二つありまして。私は、寝る時だけ結構神経質で、時計の針の音がしていると寝られません。かといって、無音でないと寝られないのか、というと、そうでもなくて。自宅横が道路なので、車や、近くの線路を通る電車の音なんかは全く気にならないのです。変わった体質なのですが、規則正しい音?というか、そういったものが聞こえると寝られないのだと思います。それが一つ目の理由で、二つ目の理由としては、彼氏との電話とかの会話を聞かれたくない、というのもあります。隣が父の部屋で、何を言っているかまではわからないけどぼそぼそと聞こえる、といっていました。迷惑だろうな、というのと、PCでゲームしながら通話しているときなんかは、声が大きくなったりするので、騒いでも気にならない、気兼ねせずに通話したい、という風に思いまして。ただ、既存の部屋に防音機能をつける、となると新築よりも高くつくのでしょうか?あと、将来の家選びの参考にもしたいので、新築入居で防音設備を注文するか、既存の家に入居して防音設備を注文するか、どちらがお値段が高いのかも教えていただけると嬉しいです。(寝室に防音設備をつけたいです)

防音室作成費用:新築と既存住宅の違い

寝室の防音対策をご検討中とのこと、お気持ちよく分かります。時計の針の音や隣室からの話し声など、些細な音でも気になってしまうのは、とても辛いことです。快適な睡眠とプライベートな空間を守るため、防音対策は有効な手段と言えるでしょう。

防音室の費用は、大きく分けて「新築時」と「既存住宅への後付け」で大きく異なります。

新築時の防音設備

新築時に防音設備を導入する場合は、比較的費用を抑えることができます。これは、建物全体の設計段階から防音性を考慮できるため、後付けよりも工事が容易で、コストパフォーマンスが良いからです。具体的な費用は、使用する建材や防音レベル、部屋の広さなどによって大きく変動しますが、坪あたり30万円~100万円以上と幅があります。高性能な防音室を作るには、より高額な費用が必要になります。

例えば、高気密・高断熱の住宅を建設する際に、壁や窓に防音材を組み込むことで、比較的低コストで防音効果を高めることができます。また、二重サッシや防音ドアなどの採用も効果的です。

既存住宅への防音工事

既存住宅に防音設備を後付けする場合、新築時よりも費用が高くなる傾向があります。既存の構造物を改修する必要があるため、解体や補修などの追加費用が発生するからです。費用は、防音レベルや工事範囲によって大きく変動しますが、数百万円から数千万円かかる場合もあります。

例えば、壁や天井に吸音材や遮音材を追加する工事、防音ドアや防音窓への交換工事などが必要になります。これらの工事は、専門業者に依頼する必要があるため、人件費も高額になります。

防音レベルと費用

防音工事の費用は、必要な防音レベルによって大きく変わります。防音レベルは、デシベル(dB)で表され、数値が高いほど高い防音効果が得られます。

* 低レベルの防音(30dB程度):隣室の音を少し小さくする程度。費用は比較的安価。
* 中レベルの防音(40~50dB程度):隣室の音をかなり小さくする。一般的な会話は聞き取りにくくなるレベル。費用は中程度。
* 高レベルの防音(50dB以上):隣室の音をほとんど聞こえなくする。専門的な防音設備が必要で、費用は高額。

あなたのケースでは、時計の針の音や隣室からの話し声が気になる程度なので、中レベルの防音で十分かもしれません。ただし、PCゲーム時の通話など、大きな音が発生する場合は、より高いレベルの防音が必要となる可能性があります。

具体的な防音対策と費用例

具体的な防音対策と、それぞれの費用例を挙げましょう。これはあくまで目安であり、実際の費用は工事内容や業者によって異なります。

壁・天井の防音対策

* 吸音材の施工:グラスウールやロックウールなどの吸音材を壁や天井に施工することで、室内の音を吸収し、反響音を減らすことができます。費用:1㎡あたり数千円~数万円
* 遮音シートの施工:遮音シートを壁や天井に施工することで、外部からの音を遮断することができます。費用:1㎡あたり数千円~数万円
* 二重壁・二重天井:既存の壁や天井の内側に新たな壁や天井を作ることで、防音効果を高めます。費用:1㎡あたり数万円~数十万円

窓の防音対策

* 防音窓への交換:防音性能の高い窓に交換することで、外部からの騒音を大幅に軽減できます。費用:1窓あたり数万円~数十万円
* 二重窓の設置:既存の窓の内側に二重窓を設置することで、防音効果を高めます。費用:1窓あたり数万円~数十万円

ドアの防音対策

* 防音ドアへの交換:防音性能の高いドアに交換することで、外部からの騒音を軽減できます。費用:1ドアあたり数万円~数十万円

専門家への相談

防音工事は専門知識が必要なため、防音工事専門業者への相談が不可欠です。複数の業者に見積もりを依頼し、費用や工期、施工内容などを比較検討することをお勧めします。

将来の家選びへのアドバイス

将来の家選びにおいても、防音性能は重要な要素です。新築住宅であれば、設計段階から防音性を考慮することで、後付けよりも費用を抑え、より高い防音効果を得ることができます。

* 建材の選定:防音性能の高い建材を使用する。
* 窓の仕様:二重窓や防音窓を採用する。
* 壁の構造:二重壁構造を採用する。

これらの点を考慮して、住宅を選ぶことで、快適な生活を送ることができます。

まとめ

防音室の作成費用は、新築か既存住宅か、そして必要な防音レベルによって大きく異なります。既存住宅への後付けは高額になる可能性が高いですが、快適な睡眠とプライバシーを守るためには、費用対効果を考慮した上で適切な対策を行うことが重要です。専門業者への相談を忘れず、快適な空間を実現してください。

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