自分で障子の張替えに挑戦!失敗しないための完全ガイド

自分で障子の張替えをやろうと思うのですが、上手く張るためのポイントを教えてください。 心配なところは、 ①のりはすべての桟につけるべきか ②のりはどの程度に薄めるべきか ③障子の切り方で、手順はあるのか ④霧吹きは必ず実施するべきか ⑤どのような天気の時が望ましいか ⑥適当なテーブルがないので廊下で作業しても問題ないか といったところです。 アドバイスをお願いします。

障子張替えのポイント:準備から仕上げまで徹底解説

古くなった障子を自分で張替えたい!DIYで挑戦する方も多いですが、初めてだと戸惑うことも多いですよね。この記事では、障子張替えを成功させるためのポイントを、準備から仕上げまで丁寧に解説します。 特に、質問にあった「のり」「切り方」「作業環境」といった不安点を解消し、スムーズな作業をサポートします。

1. 準備:材料と道具を揃えよう

まずは、必要な材料と道具を揃えましょう。準備が整っていれば、作業もスムーズに進みます。

  • 障子紙:サイズを確認し、余裕を持って購入しましょう。柄や質感も選べますので、お部屋の雰囲気に合わせて選びましょう。和室だけでなく、洋室にも合うデザインも豊富です。
  • のりとヘラ:障子紙専用の糊を使用しましょう。薄め液とヘラもセットになっている商品もあります。ヘラは、糊を均一に塗布するために重要です。
  • 霧吹き:障子紙を貼る際に、紙を柔らかくし、シワを防ぐために使用します。必ず用意しましょう。
  • カッターマット:障子紙を切る際に、作業台を傷つけないために必要です。カッターマットがない場合は、段ボールなどを代用できます。
  • カッターナイフ:障子紙を切るための刃物です。新しい刃を使うと切りやすいです。
  • 定規:正確に障子紙を切るために必要です。金属製の定規がおすすめです。
  • はさみ:障子紙の端を切る際に使用します。
  • 古布:糊を拭き取ったり、余分な水分を吸い取ったりする際に使用します。
  • バケツ:糊を薄めるためのバケツです。

2. 障子紙の張替え:手順とコツ

いよいよ障子紙の張替えです。焦らず、一つずつ丁寧に作業を進めましょう。

① 古い障子紙をはがす

古い障子紙を丁寧に剥がします。ヘラなどで端を剥がしてから、ゆっくりと剥がしていくのがコツです。破れないように注意しましょう。

② 桟への糊付け

すべての桟に糊を付ける必要はありません。 一般的には、上下と左右の桟に糊を付け、中央の桟は必要に応じて糊を付けます。糊付けは、ヘラを使って均一に塗りましょう。糊の量は、障子紙の厚さや種類によって調整が必要です。後述する通り、薄めすぎると剥がれやすくなるので注意しましょう。

③ 障子紙のカット

障子紙の寸法は、障子の枠より少し大きめにカットします。 目安としては、上下左右それぞれ1cm程度大きめにカットするのが一般的です。 正確に切るためには、定規とカッターナイフを使用しましょう。一気に切ろうとせず、数回に分けて切るのがおすすめです。

④ 障子紙の貼り付け

糊を塗った桟に、障子紙を丁寧に貼り付けていきます。この時、霧吹きで障子紙を湿らせると、シワになりにくく、貼りやすくなります。 中央から外側に丁寧に貼り付けていきましょう。気泡が入らないように、ヘラなどで空気を抜いていきます。

⑤ 余分な障子紙のカット

障子紙を貼り終えたら、余分な部分をカッターナイフで切り落とします。定規を使って、まっすぐに切るのがポイントです。

3. よくある質問への回答

質問にあった個別の疑問点について、詳しく解説します。

① のりはすべての桟につけるべきか

いいえ、すべての桟に糊を付ける必要はありません。 上下左右の桟に糊を付け、中央の桟は必要に応じて糊を付けます。全ての桟に糊を付けると、紙が伸びすぎてシワになりやすくなります。

② のりはどの程度に薄めるべきか

製品によって異なりますが、一般的にはパッケージに記載されている指示に従いましょう。薄めすぎると、障子紙が剥がれやすくなります。 逆に濃すぎると、紙が伸びにくく、シワになりやすくなります。

③ 障子の切り方で、手順はあるのか

上記の手順④で説明した通り、障子の枠より少し大きめにカットし、貼り付け後に余分な部分を切り落とすのが一般的です。 事前に正確に寸法を測り、ゆっくりと丁寧に切ることが重要です。

④ 霧吹きは必ず実施するべきか

はい、霧吹きは必ず実施することをおすすめします。 霧吹きをすることで、障子紙が柔らかく貼りやすくなり、シワを防ぐ効果があります。

⑤ どのような天気の時が望ましいか

湿度が低く、風通しの良い晴れの日が最適です。 雨の日や湿度の高い日は、障子紙が乾きにくく、カビが生える可能性があります。

⑥ 適当なテーブルがないので廊下で作業しても問題ないか

廊下で作業するのはおすすめしません。 廊下は埃やゴミが多く、作業中に障子紙に付着する可能性があります。また、作業スペースが狭く、作業しにくい可能性があります。作業しやすい広いテーブルの上で作業することをおすすめします。

4. 専門家のアドバイス

長年、障子張替えを手がけてきた職人さんにアドバイスを伺いました。「焦らず、丁寧に作業することが大切です。初めての方は、最初は小さな障子から始めることをおすすめします。失敗を恐れず、挑戦することが上達への近道です。」とのことでした。

5. まとめ

自分で障子の張替えに挑戦することは、達成感があり、お部屋の雰囲気も大きく変えることができます。この記事で紹介したポイントを参考に、ぜひチャレンジしてみてください。 もし、不安な点があれば、専門業者に相談するのも良いでしょう。

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