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焦げ臭いの原因:可能性の高い3つの原因
自作PCから銅の焦げたような臭いがするとのこと、大変危険な状況です。すぐにPCの電源を切り、使用を中止してください。原因としては以下の3つが考えられます。
1. 電源ユニットの故障
最も可能性が高いのは電源ユニットの故障です。 電源ユニットはPCの心臓部であり、長時間の使用や高温環境下では故障のリスクが高まります。特に、Corsair HX850は高出力電源ですが、経年劣化や内部コンデンサの劣化によって、焦げ臭が発生することがあります。 焦げ臭いと共に、異音や発熱が伴う場合、電源ユニットの故障が濃厚です。
2. グラフィックボードの故障
グラフィックボード(GTX560 Ti)も、高負荷時の発熱が原因で故障する可能性があります。 60度という温度は、室温やケースの通気性によっては高すぎると判断できる場合があります。特に、背面の通気が悪い環境では、熱がこもりやすく、グラフィックボードのコンデンサやその他の部品が損傷し、焦げ臭が発生する可能性があります。
3. その他部品の故障
マザーボードやCPUなどの他の部品も、故障によって焦げ臭が発生する可能性はゼロではありません。 しかし、電源ユニットとグラフィックボードに比べて可能性は低いです。
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焦げ臭い時の対処法:危険なため専門家に相談を!
PCから焦げ臭がしたら、まず絶対に電源を切ってください。そして、決して無理に電源を入れないでください。 火災や感電の危険性があります。
専門業者への依頼が最善策
自作PCの分解・修理は、専門知識とスキルが必要です。特に、電気系統に問題がある可能性が高い今回の状況では、自作PC修理業者やパソコン販売店に相談することを強くお勧めします。 自分で修理しようとすると、さらに深刻な故障を招いたり、感電や火災の危険性が高まります。
修理業者に依頼する際のポイント
* 症状を詳しく説明する: 焦げ臭いの発生状況、発生場所、他の症状(フリーズ、シャットダウン後の異音など)を正確に伝えましょう。
* PCの構成を伝える: 使用しているパーツの型番などを正確に伝えれば、原因特定がスムーズになります。
* 見積もりを依頼する: 修理費用を事前に確認しましょう。
* 保証について確認する: パーツに保証が残っている場合は、それを活用できるか確認しましょう。
再発防止策:冷却環境とメンテナンス
今回の原因が特定され、修理が終わった後も、同じトラブルを繰り返さないために、以下の対策を講じましょう。
1. 冷却環境の改善
* PCの設置場所を見直す: 机の形状が原因で背面の通気が悪いとのことですので、可能な限りPCの周囲にスペースを確保し、空気の流れを良くしましょう。
* 冷却ファンの追加・増設: ケース内部の冷却ファンを増設することで、熱を効率的に排出できます。
* CPUクーラーの性能向上: より高性能なCPUクーラーへの交換も検討しましょう。
* 室温管理: 夏場は特に室温が高くなりやすいので、エアコンや扇風機などを活用して室温を下げましょう。
2. 定期的なメンテナンス
* 内部清掃: 定期的にPC内部の埃を取り除くことで、冷却効率を向上させることができます。
* サーマルグリスの塗り替え: CPUやGPUのサーマルグリスは、経年劣化によって性能が低下します。定期的に塗り替えることで、冷却効率を維持できます。
* パーツの温度監視: 温度監視ソフトを使用して、各パーツの温度を常時監視することで、異常を早期に検知できます。
まとめ:焦げ臭いは危険信号!早めの対処が重要
PCから焦げ臭がする場合は、すぐに電源を切り、専門業者に相談することが重要です。放置すると火災や感電の危険性があります。 冷却環境の改善や定期的なメンテナンスを行うことで、再発防止にも繋がります。 今回のようなトラブルを経験した方は、PCのメンテナンスの重要性を改めて認識し、適切な対策を講じるようにしましょう。