臆病な猫とソファ下生活:7ヶ月の子猫の安心できる環境づくり

臆病な我が家の猫がソファ下に隠れて1週間が経ちます。どうしたらよいでしょうか。 7ヶ月の猫を飼い始めて約1ヶ月が経ちます。 保護主さん曰く、人間にいじめられていたところを保護された猫のため、大変臆病で人間を怖がっているとのことで、それを了承した上で譲って頂きました。 まずはケージ飼いから徐々に部屋に慣らしていった方がよいとのことで、ケージ飼いをしているのですが、度々脱走してはソファの下の約10cm程度のスペースに潜り込み、私や主人が部屋にいる間は全く出てこようとしません。 無理に引きずり出すのはよくないと聞いたので、基本的には放っておいてごはんだけあげるようにしているのですが、休日など一日中部屋に人間がいる日は、私たちが夜に寝室に行くまで一日中トイレを我慢してしまう状況で、流石に心配になってきました。 どうしたらよいでしょうか? といっても、ケージを開けっ放しにしても自分から出てくることはまずありません。 人間に抱かれようとした瞬間に、牙をむきながら慌てて脱走してしまうのです。 私たちが2〜3度だっこを試した際、その度に脱走してしまったので、慣れるまではだっこはしないことにしていたのですが、先週友人が遊びに来た際に友人が抱こうとしてしまい(事前に友人に注意はしていたのですが、私が目を離した隙に…その後何度も謝られました笑)…それ以来ソファ下生活が続いています。 基本的にはとても穏やかな性格で鳴くことも少なく、子猫なのに運動量もこちらが心配するくらい少ないです。少なくとも私が見ている間はごろごろしてばかりで、殆ど動こうとしませんし、おもちゃで遊んであげようとしても全く興味を示しません。 留守番をさせても、部屋の中が荒らされるようなこともなく、探検をしている様子は殆どありません。 変なところで爪を研ぐこともないし、粗相をすることもなく、ケージ内のトイレできちんと用を足してくれます。 家具がボロになったり、夜鳴きで起こされたり…ということを覚悟して猫を飼い始めたので、正直拍子抜けするくらい手がかからない子です。 ソファ下に手を入れて撫でてあげたりするととても気持ち良さそうな顔をして、お腹まで出してリラックスした様子を見せます。ケージの中にいる時も同様だったので、私たちには慣れてきているようなのですが…? 猫の性格を踏まえて、アドバイス頂ければ嬉しいです。 まだ子猫なのに遊ぼうとしないのは過去のトラウマの影響なのかな…と見ていると不憫になってしまい、今後の成長を心配しています。

猫の恐怖心を理解する:過去のトラウマと現在の状況

7ヶ月の猫ちゃんは、過去の虐待経験から人間を怖がるようになったのでしょう。ソファ下は安全な隠れ家だと感じているため、そこから出てこないのです。 無理強いは逆効果で、さらに恐怖心を増幅させてしまいます。 猫が安心できる環境を作ることを最優先しましょう。 子猫なのに運動量が少なく、おもちゃにも興味を示さないのは、トラウマによるストレスや不安が原因と考えられます。

ソファ下からの誘導:段階的なアプローチ

猫をソファ下から無理やり出すのは厳禁です。 代わりに、猫が自ら出てきたいと思えるような環境づくりを目指しましょう。

1. 安全な空間の確保

* 隠れ家を作る:ソファの近くに、猫が安全に過ごせる隠れ家を用意しましょう。ダンボールハウス、猫用ベッド、布製のトンネルなど、猫が落ち着ける暗い空間を用意することが重要です。 グレーの落ち着いた色のアイテムは、猫の落ち着きを促す効果があります。
* 静かな環境:ソファ周辺はできるだけ静かに保ちましょう。大きな音や急な動きは猫を怖がらせます。
* 快適な温度:猫が快適に過ごせる温度を保ちましょう。特に冬場は暖房器具で暖かくしてあげましょう。

2. 徐々に距離を縮める

* 声かけ:ソファ下に隠れている猫に、優しく穏やかな声で話しかけてみましょう。「大丈夫だよ」「いい子だね」など、安心させる言葉をかけます。
* 間接的なコミュニケーション:ソファ下に手を入れて、優しく撫でてあげましょう。猫がリラックスしてくれば、徐々に距離を縮めることができます。 猫が嫌がったらすぐにやめましょう。
* おやつ作戦:猫が大好きなおやつをソファの近くに置き、少しずつソファから離れた場所に移動させてみましょう。 猫が自らおやつを取りに来るようになれば成功です。 最初はソファのすぐそば、次に少し離れた場所と、徐々に距離を伸ばしていきます。

3. ケージの活用:安心できる場所として

ケージは、猫にとって安全な場所として活用しましょう。ケージの中に猫が大好きなおもちゃや、快適なベッドを入れてあげましょう。 ケージを開けっ放しにして、猫が自由に出し入れできるようにします。 無理強いはせず、猫が自らケージに出入りするのを待ちましょう。

4. 環境エンリッチメント

猫が退屈しないように、様々な工夫をしましょう。

* 猫じゃらし:猫じゃらしで遊ばせることで、運動不足解消とストレス軽減に繋がります。最初はソファから離れた場所で、猫が興味を示すまで待ちましょう。
* 猫用おもちゃ:様々な種類のおもちゃを用意し、猫の興味を引くものを探してみましょう。 猫が好むおもちゃを見つけることができれば、遊びを通じて猫との距離を縮めることができます。
* キャットタワー:高い場所から周囲を見渡せるキャットタワーを設置することで、猫の安心感と満足感を高めることができます。 グレーの落ち着いた色合いのキャットタワーを選ぶと、インテリアにも馴染みます。

専門家の意見:獣医師への相談

猫の行動に不安がある場合は、獣医師に相談することをお勧めします。 獣医師は、猫の健康状態や行動の問題点を的確に判断し、適切なアドバイスをしてくれます。 特に、トイレを我慢している状況は脱水症状などの危険性も伴うため、早めの相談が重要です。

具体的な時間軸と注意点

ソファ下生活から脱却するには、数日、場合によっては数週間かかることもあります。焦らず、猫のペースに合わせてゆっくりと進めていきましょう。 重要なのは、猫に安心感を与えることです。

* 最初の1週間:安全な隠れ家と快適な環境を整え、猫に声かけや間接的なコミュニケーションを図ります。
* 2週間目以降:おやつ作戦や猫じゃらしなどで、徐々に猫との距離を縮めていきます。 猫が自らソファから出て来るのを待ちましょう。
* 1ヶ月後:猫の様子を見ながら、抱っこに挑戦してみましょう。 猫が嫌がったらすぐにやめましょう。

友人が猫を抱いたことで、猫の恐怖心が再燃した可能性が高いです。 今後、来客がある場合は、事前に猫への配慮を徹底し、猫が安全な場所に避難できるよう準備しておきましょう。

インテリアとの調和:グレーの空間で安心感を

今回のケースでは、グレーを基調としたインテリアが猫の安心感を高めるのに役立ちます。グレーは落ち着いた色で、猫のストレスを軽減する効果があります。ソファやベッド、猫の隠れ家などにグレーのアイテムを取り入れることで、猫にとってより快適な空間を作ることができます。

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