臆病な子猫との暮らし方:安心できる空間づくりと信頼関係構築

3ヶ月半のオスの子猫を飼いましたが神経質で臆病で困っています。とにかく人間の姿を見ると猛ダッシュでソファーかベッドの下に隠れます。野良猫ではありません。スクラッチポールがあるのにソファーやベッドの下からマットレスをスクラッチするし、人にビクビクして隠れるのが癖になるからといっそ隠れられないようにすればと獣医さんにすすめられベッドとソファーの下を塞いでみたところパニックにおちいりシャーされてしまいました。キャリーやポール上で穴になっていて隠れれるものを部屋の隅においたのですが触れもせずトイレの隙間に隠れてしまいかわいそうになったのでベッドの下だけをもう一度あけてスクラッチはあきらめることにしました。とても臆病な子なんですが慣れてもらうにはどうすればいいでしょうか・・・もちろん飼って一週間ほどなので焦らずまたなくてはいけないのはわかっています。お菓子でつると出てきてくれますしもっととねだるときもあります。それからおもしろいのがバスルームのドアを閉め床に座ると必ず私の膝に乗り喉をならし甘えてしばらくすると寝てしまいます。しかしバスルームにいるときのみです。どうしてでしょう?とりあえずスキンシップのため毎日1時間ほどバスルームでこうやって過ごそうかと思うのですがどうでしょう?アドバイスください。

臆病な子猫の理解:なぜ隠れるのか?

3ヶ月半の子猫は、まだ幼く、新しい環境への適応に時間がかかっています。ソファーやベッドの下に隠れるのは、安全な隠れ家を求めているためです。獣医さんのアドバイスで隠れ場所をなくそうとしたことでパニックを起こしたのは、子猫にとって大きなストレスになったことを示しています。 猫は、自分のテリトリーを確保することで安心感を覚えます。急に環境を変えられたり、安全な場所を奪われたりすると、恐怖を感じ、防衛反応としてシャーッと言うなど攻撃的な行動に出ることがあります。

子猫がバスルームで安心しているのは、空間が狭く、閉鎖的で、外部からの刺激が少ないためでしょう。猫は、視覚的な情報に敏感で、広い空間では不安を感じやすい傾向があります。バスルームのような限られた空間は、子猫にとって安全で落ち着ける場所になっていると考えられます。

安心できる環境づくり:子猫のための安全基地

子猫が安心して過ごせる環境づくりが、なにより重要です。

隠れ家の確保

  • 複数の隠れ家を用意する:ソファーやベッドの下だけでなく、猫用ベッド、ダンボールハウス、キャットトンネルなど、複数の隠れ家を用意しましょう。それぞれ異なる素材や形状のものを用意することで、子猫がその日の気分や状況に合わせて選べるようにします。
  • 隠れ家の配置:隠れ家は、部屋の隅や高い場所に設置し、子猫が上から周囲の様子を観察できる場所を選びましょう。視界が開けていることで、安心感が増します。
  • 隠れ家の素材:子猫が落ち着ける素材を選びましょう。例えば、柔らかい布製のベッドや、ダンボールの温かみなど、子猫が好む素材を選んであげることが大切です。グレーの落ち着いた色合いのベッドなどもおすすめです。

ストレス軽減のための工夫

  • フェロモン製品の活用:猫用フェロモン製品(フェリウェイなど)は、猫をリラックスさせる効果があります。部屋に噴霧することで、子猫の不安を軽減するのに役立ちます。
  • 騒音対策:大きな音や急な動きは、子猫にストレスを与えます。テレビの音量を下げたり、急に大きな音を立てないように注意しましょう。落ち着いた環境を作るために、静かな音楽を流すのも効果的です。
  • 安全な空間の確保:子猫が自由に動き回れる安全な空間を確保しましょう。家具の配置を工夫したり、危険な場所を隔離したりすることで、子猫が安心して過ごせるようにします。特に、階段や高い場所からの転落には注意が必要です。

信頼関係構築:ゆっくりと時間をかけて

子猫との信頼関係を築くには、時間と忍耐が必要です。焦らず、ゆっくりと接することが大切です。

無理強いしない

  • 猫のペースを尊重する:子猫が自分から近づいてくるまで、無理やり触ったり抱っこしたりしないようにしましょう。猫は、自分のペースで人間に慣れていきます。
  • アイコンタクト:子猫とゆっくりとアイコンタクトをとることで、信頼関係を築くことができます。じっと見つめず、優しくまばたきをすることで、猫は安心感を覚えます。
  • 声かけ:優しく、落ち着いた声で話しかけることで、子猫は安心感を覚えます。高い声や大きな声は、子猫を驚かせる可能性があります。

ポジティブな経験を積ませる

  • おやつでつるとのことですが、これは効果的です。おやつをあげるときは、子猫が安心できる場所で、優しく声をかけながらあげましょう。おやつと一緒に、優しく撫でるなどのスキンシップも取り入れると効果的です。
  • 遊びの時間:猫じゃらしやボールなどを使って、子猫と楽しく遊びましょう。遊びを通して、子猫はあなたとの信頼関係を築き、ストレスを解消することができます。ただし、遊びすぎると疲れてしまうので、適度な時間にすることが大切です。
  • ブラッシング:子猫が落ち着いてきたら、優しくブラッシングをしてあげましょう。ブラッシングは、スキンシップにもなり、子猫の毛並みを美しく保つ効果もあります。

バスルームでのスキンシップについて

バスルームで子猫が落ち着いているのは、狭い空間と、あなたの存在が安心感を与えているからでしょう。毎日1時間ほどバスルームで過ごすのは良い方法です。ただし、強制的に抱っこしたり、触ったりするのではなく、子猫が自由に過ごせるように見守りましょう。子猫が自ら膝に乗ってくれば、優しく撫でてあげましょう。

専門家の意見

動物行動学の専門家によると、臆病な猫への対応は、まず猫自身のペースを尊重することが重要です。無理強いせず、ゆっくりと信頼関係を築くことが、猫のストレス軽減と健康な成長に繋がります。隠れ家を提供し、安全な環境を作ることで、猫は徐々に人間に慣れていきます。

まとめ

臆病な子猫との生活は、忍耐と愛情が必要です。焦らず、子猫のペースに合わせて、安心できる環境づくりと信頼関係構築に努めましょう。時間をかけてゆっくりと接することで、必ず心を開いてくれるはずです。グレーの落ち着いた色合いのインテリアは、猫のストレス軽減にも役立つ可能性があります。

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