臆病なチワワとの散歩:一歩ずつ、信頼関係を築く方法

犬の散歩についての質問です。わたしの家に4歳のチワワが来てから2ヶ月が経ちます。繁殖場から保護した犬でとても臆病です。4歳まで散歩にもいったことがなく、おやつも食べたこともなく、なんの手入れもされず、本当に壮絶な人生を歩んできた子です。今は家に来て、少し慣れて来たようで、すごく私に懐いてくれてます。散歩は2日に1回ほど行っているのですが、全くあるきません。家でリードをつけてあるくことはできます。ですが、外に行くとほとんど一歩も動きません。おやつやフードを臭わせて「おいで」など言ってみますが、外に行くとおやつもあまり興味がないようで、歩いてくれません。人のいない公園で、リードを外して走らせてあげたりもしたいのですが、リードを外しても少ししかあるきません。私なりにいろいろ散歩の練習をしたつもりなのですが、あまり進歩がない気がします。私はワンちゃんに歩いてもらいたいし、一緒にリードをつけてお散歩できるようになりたいとおもっています。どなたか、お散歩方法など、アドバスがありましたら教えて下さい。

保護犬の散歩の難しさ:過去のトラウマと安心感の構築

4歳まで散歩経験がなく、虐待の疑いもあるチワワちゃんとの散歩は、容易ではありません。過去のトラウマが、外の世界への恐怖や警戒心を引き起こしている可能性が高いです。焦らず、犬のペースに合わせて、信頼関係を築くことが重要です。家の中でリードに慣れているのは良い兆候です。これを土台に、一歩ずつ外の世界に慣れていくトレーニングを行いましょう。

ステップ1:安全で安心できる場所選び

  • 場所:最初は、人通りや車の少ない、静かな場所を選びましょう。自宅の庭や、近所の静かな公園の一角などがおすすめです。刺激が少ない環境が、犬の安心感を高めます。
  • 時間:犬が落ち着いている時間帯を選びましょう。早朝や深夜など、人が少ない時間帯が最適です。
  • 天候:極端に暑い日や寒い日、雨の日などは避けましょう。犬にとって快適な環境が重要です。

ステップ2:ポジティブな経験を積み重ねる

  • 短い時間から始める:最初は、数分間の散歩から始め、徐々に時間を延ばしていきましょう。犬が疲れたり、ストレスを感じたりする前に、散歩を終えることが重要です。無理強いは禁物です。
  • おやつは効果的なツール:おやつが好きな場合、高価で質の良いおやつを用意しましょう。外では普段より美味しいおやつを与えることで、外に出ることを良い経験と結び付けることができます。しかし、おやつに全く興味を示さない場合は、無理強いせず、他の方法を試みましょう。
  • 褒める、優しく声をかける:犬が少しでも歩いたら、すぐに褒めてあげましょう。「よくできたね!」「えらいね!」など、優しく声をかけることで、犬は安心し、自信を持つことができます。 ボディランゲージも重要です。笑顔で優しく接しましょう。
  • ゲーム感覚を取り入れる:「おいで」だけでなく、「探検ゲーム」を取り入れるのも効果的です。犬が興味を示すような、新しい匂いを嗅がせてあげたり、少しだけリードを緩めて自由に探索させてあげたりするのも良いでしょう。ただし、常に犬の様子を観察し、危険がないように注意しましょう。

ステップ3:リードトレーニングの工夫

  • 引っ張らないリード:伸縮性のあるリードや、犬が引っ張りにくいタイプのリードを使用すると、犬への負担を軽減できます。ハーネスも検討してみましょう。
  • ご褒美の戦略:おやつが効果的でない場合は、犬が大好きなおもちゃや、特別な遊びを褒美として使いましょう。例えば、お気に入りのボール遊びを散歩の後に約束するなど。
  • ゆっくりと歩く:犬のペースに合わせて、ゆっくりと歩きます。焦らず、犬が快適なスピードで歩けるように配慮しましょう。犬が止まってしまったら、無理強いせず、少し休憩を入れてから再開しましょう。
  • ターゲットトレーニング:レーザーポインターや小さな玩具を目標にして、犬を誘導する「ターゲットトレーニング」も効果的です。犬は目標を追いかけることで、前へ進むことを学びます。

ステップ4:専門家の力を借りる

  • 動物行動学者への相談:改善が見られない場合は、動物行動学者に相談してみましょう。専門家のアドバイスを受けることで、犬の行動の背景を理解し、適切なトレーニング方法を見つけることができます。
  • ドッグトレーナーへの依頼:プロのドッグトレーナーにトレーニングを依頼するのも有効です。トレーナーは、犬の性格や状態に合わせて、適切なトレーニングプログラムを作成し、実践してくれます。

リードを外す練習

リードを外して自由に走らせることは、犬にとって大きな喜びとなります。しかし、いきなりリードを外すのではなく、安全な場所で、徐々に慣れさせていくことが重要です。最初は、短い時間から始め、犬の様子を注意深く観察しましょう。犬が落ち着いていなければ、すぐにリードをつけましょう。

インテリアとの関連:安心できる空間づくり

犬が安心して過ごせる空間づくりも、散歩への意欲を高める上で重要です。

  • 落ち着ける場所:犬が安心して休める場所(犬ベッドなど)を用意しましょう。ブラウン系の落ち着いた色合いのベッドは、犬にとってリラックス効果があります。
  • 視覚的な刺激の軽減:犬が落ち着けるように、視覚的な刺激を少なくしましょう。カーテンやブラインドで窓からの光を調整したり、騒音対策をしたりするのも効果的です。
  • 安全な空間:犬が自由に動き回れるスペースを確保し、危険なものを片付けましょう。コード類や、犬が口にしてはいけないものを隠しましょう。

まとめ:根気と愛情で、チワワちゃんとの散歩を楽しもう

チワワちゃんとの散歩は、時間と根気が必要です。しかし、焦らず、犬のペースに合わせて、一歩ずつ進めていくことで、必ず成果が得られます。犬との信頼関係を築き、楽しい散歩の時間を共有できるよう、一緒に頑張りましょう。

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