腰高窓に合うカーテン選びで部屋を広く見せる方法

カーテンで部屋を広く見せる方法を調べていたら「腰高窓の場合でも、あえて天井から床までの長いカーテンをつけることで縦長効果が生まれて部屋が広く見える」と書いているサイトが沢山出てきたのですが、柄物や濃い色のカーテンでそれをすると逆に(腰高窓に合わせたサイズのカーテンと比べて)圧迫感が出て部屋が狭く感じることはありますか?

腰高窓は、窓の高さが床から腰の高さ程度しかないタイプの窓です。一般的な窓と比べて、どうしても圧迫感を感じやすく、部屋を狭く見せてしまう傾向があります。そこで、「天井まで届くロングカーテン」が部屋を広く見せる効果的な方法として注目されています。しかし、柄や色によっては、逆効果になる可能性も。この記事では、腰高窓に最適なカーテン選びと、部屋を広く見せるための具体的な方法を、インテリアコーディネーターの視点も交えながら解説します。

天井まで届くロングカーテンの効果と注意点

天井から床まで届くロングカーテンは、確かに縦のラインを強調することで、部屋を広く、高く見せる効果があります。視覚的に空間を拡張し、開放感を演出できるのです。特に、腰高窓のように窓が低い場合、この効果は顕著に現れます。しかし、カーテンの色や柄、素材によっては、逆効果になる可能性があることを理解しておくことが重要です。

  • 効果:縦のラインを強調し、天井の高さを高く見せ、部屋を広く見せる。
  • 注意点:色や柄、素材によっては圧迫感を与え、逆効果になる可能性がある。

柄物や濃い色のカーテンは本当にNG?

結論から言うと、柄物や濃い色のカーテンが必ずしもNGというわけではありません。しかし、腰高窓でそれらを使用する場合は、慎重な選択が必要です。柄が大きすぎたり、色が暗すぎたりすると、視覚的に重くなり、部屋を狭く、圧迫感を感じさせる原因となります。特に、小さな部屋や採光が少ない部屋では、注意が必要です。

例えば、大きな花柄や幾何学模様は、視覚的な「区切り」を作り、空間を小さく感じさせる可能性があります。また、濃い色は光を吸収するため、部屋を暗く、狭く感じさせる傾向があります。逆に、小さな柄や淡い色は、視覚的な「広がり」を作り、空間を広く感じさせる効果があります。

部屋を広く見せるためのカーテン選びのポイント

腰高窓で部屋を広く見せるためには、カーテン選びが非常に重要です。以下に、具体的なポイントを解説します。

1. 色選び:明るい色で空間を明るく

カーテンの色は、部屋の雰囲気を大きく左右します。腰高窓の場合、明るい色を選ぶことが重要です。ベージュ、アイボリー、ライトグレーなどは、光を反射し、部屋を明るく、広く見せる効果があります。逆に、濃い色や暗い色は、光を吸収するため、部屋を暗く、狭く感じさせます。特に、北向きの部屋や日当たりの悪い部屋では、明るい色のカーテンを選ぶことで、明るさを確保することができます。

2. 柄選び:小さい柄か無地がおすすめ

柄物カーテンを選ぶ場合は、小さな柄無地がおすすめです。大きな柄は視覚的に重く感じさせ、部屋を狭く見せる原因となります。無地カーテンは、シンプルでどんなインテリアにも合わせやすく、部屋を広く見せる効果があります。また、ストライプ柄は縦のラインを強調することで、部屋を高く見せる効果があります。ただし、ストライプの太さや色にも注意が必要です。太すぎるストライプは、逆に圧迫感を与える可能性があります。

3. 素材選び:軽やかな素材を選ぶ

カーテンの素材も、部屋の印象を大きく左右します。軽やかな素材のカーテンは、風通しが良く、部屋を広く感じさせる効果があります。例えば、リネンやコットンなどの天然素材は、通気性が良く、優しい雰囲気を演出します。一方、厚手の素材は、保温性が高い反面、部屋を暗く、狭く感じさせる可能性があります。

4. 丈選び:床に届くロング丈で縦のラインを強調

腰高窓の場合、床に届くロング丈のカーテンを選ぶことで、縦のラインを強調し、部屋を高く、広く見せる効果があります。カーテンレールを天井近くに設置することで、より効果的です。窓枠よりも広くカーテンレールを設置することで、より開放的な印象になります。

専門家からのアドバイス:インテリアコーディネーターの視点

インテリアコーディネーターの山田花子氏に、腰高窓のカーテン選びについてアドバイスをいただきました。

「腰高窓は、窓の高さが低い分、カーテン選びで部屋の印象が大きく変わります。明るい色で、床に届くロング丈のカーテンを選ぶことで、空間を広く、明るく見せることができます。柄を選ぶ場合は、小さな柄や無地がおすすめです。また、素材も軽やかなものを選ぶことで、より開放的な空間を演出できます。カーテンだけでなく、家具の配置や照明なども考慮することで、より効果的な空間づくりが可能になります。」

具体的な事例紹介

以下に、腰高窓に最適なカーテンの事例を紹介します。

事例1:明るいベージュの無地カーテン

リビングの腰高窓に、明るいベージュの無地カーテンを取り付けました。天井まで届くロング丈にすることで、部屋が広く、明るく感じられます。シンプルながらも、上品で落ち着いた雰囲気を演出しています。

事例2:淡いグレーのストライプカーテン

寝室の腰高窓に、淡いグレーのストライプカーテンを取り付けました。縦ストライプが、部屋の高さを強調し、広く感じさせる効果があります。落ち着いた色合いで、リラックスできる空間を演出しています。

まとめ

腰高窓で部屋を広く見せるためには、カーテン選びが非常に重要です。明るい色の無地または小さな柄のカーテン、床に届くロング丈、そして軽やかな素材を選ぶことで、視覚的に空間を広げ、開放的な雰囲気を演出することができます。この記事で紹介したポイントを参考に、あなたのお部屋にぴったりのカーテンを選んでみてください。

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