老猫のぐったりと食欲不振…19歳10ヶ月の愛猫を元気にするための具体的な方法

実家の19歳10ヶ月の猫がぐったりしています。 どうしたらよいでしょうか? 私の実家には19歳10ヶ月の雌猫を飼っています。 一日中ぐったりと寝ています。 このところあまりごはんを食べてくれず、3日前にパウチタイプのキャットフードを少しと次の日にマグロのお刺身をほんの少し口にしましたがほとんど食べていません。 もともとここ2年くらい、特に夏場は食欲が落ちあまり食べられないのですが、こんなに食べてくれないのは始めてです。 一日のほとんどを2階のわたしが使っていた部屋で寝て過ごし、一日に何回かお水を飲みに1階に下りてきて鳴きます。 水飲み場は2階にも用意してあるし、2階であげようとしてもあえて1階で飲みたいようです。 階段を上り下りすることはできています。 両親もとても心配していますが、病院は老猫には負担が大きくかわいそうだからと連れていっていません。 本当は毎日少しでも猫に会いたいのですが、わたしには生後4ヶ月の子どもがいるので、猫に少しでも落ち着いた環境でゆっくりしてほしいと思うとなかなか会いにいけません。 わたしが小さい頃からずっと一緒に過ごしてきて、妹みたいな存在です。 なにかしてあげられることがあれば教えてください。 どうしたらよいでしょうか。

19歳10ヶ月の老猫のぐったりと食欲不振…まずは原因を探る

19歳10ヶ月という高齢の猫がぐったりしており、食欲不振もみられるとのこと、ご心配ですね。 猫の年齢は人間でいうと70歳を超える高齢者に相当します。 高齢猫は様々な健康問題を抱えやすい時期です。 まずは、ぐったりとした状態と食欲不振の原因を特定することが大切です。 残念ながら、インターネットの情報だけでは正確な診断はできません。専門家である獣医師の診察が不可欠です。

考えられる原因

* 腎臓病:高齢猫に最も多い病気の一つです。食欲不振、多飲多尿、体重減少などの症状が現れます。
* 歯周病:歯の痛みで食事が困難になる場合があります。口の中をチェックしてみましょう。
* 肝臓病:食欲不振、黄疸、嘔吐などの症状が現れます。
* 糖尿病:多飲多尿、体重減少、食欲増加(初期)や食欲不振(進行)がみられます。
* 甲状腺機能低下症:食欲不振、体重増加、活動性の低下などがみられます。
* 関節炎:痛みのため、活動量が減り、食事にも影響が出ることがあります。
* 認知症:場所の認識が曖昧になったり、食欲が低下したりすることがあります。
* 腫瘍:様々な臓器に腫瘍が発生し、食欲不振やぐったりとした状態を引き起こす可能性があります。
* 感染症:ウイルスや細菌感染によって食欲不振や倦怠感などが生じることがあります。

老猫への対応:獣医への受診と家庭でのケア

ご両親は「老猫への負担が大きい」と獣医への受診をためらっていらっしゃるようですが、現在の状態を放置することは、かえって猫の負担を増やす可能性があります。 早期発見・早期治療が、猫の苦痛を軽減し、少しでも長く健康に過ごせるための近道です。

獣医への受診を勧める方法

ご両親に、以下の点を丁寧に説明してみてください。

* 現状の危険性:食欲不振とぐったりとした状態は、深刻な病気のサインである可能性が高いことを説明します。放置することで病状が悪化し、猫の苦痛が増加する可能性を伝えましょう。
* 老猫への配慮:多くの動物病院では、老猫への負担を軽減するための配慮がなされています。麻酔の種類や量を調整したり、検査項目を絞ったりするなど、猫の状態に合わせて対応してくれるでしょう。 事前に電話で相談し、老猫への対応について確認することをお勧めします。
* 早期発見・早期治療の重要性:早期に治療を開始することで、症状の改善や予後を良くできる可能性が高いことを説明します。
* 信頼できる獣医の選択:高齢猫の診察に慣れている獣医を探し、事前に相談してみるのも良いでしょう。

家庭でできるケア

獣医への受診を促す傍ら、家庭でもできるケアを行いましょう。

* 食事:少量でも食べられるものを与えましょう。 パウチタイプやウェットフード、猫が好むおやつなどを試してみてください。 温めてあげると香りが立ち、食欲増進につながる可能性があります。 食べやすいように、細かく刻んであげたり、柔らかく調理したりするのも有効です。
* 水分補給:脱水症状を防ぐために、こまめな水分補給が重要です。 新鮮な水を常に用意し、猫が好むタイプの給水器を使うのも良いでしょう。
* 安静:静かで落ち着いた環境を用意してあげましょう。 ストレスを軽減することが大切です。
* 保温:高齢猫は体温調節が苦手です。 寒さ対策として、暖かい場所を用意したり、猫用の暖房器具を使用したりしましょう。
* 清潔:清潔な環境を保つことで、病気の予防や症状の悪化を防ぐことができます。

インテリアとの関連:猫にとって快適な空間づくり

猫が快適に過ごせる空間づくりも、健康維持に繋がります。 特に高齢猫は、動きにくさや痛みを感じている可能性がありますので、以下の点を考慮したインテリアを心がけましょう。

* 段差の解消:階段の上り下りが困難になっている可能性があります。 1階で過ごす時間を増やすため、寝床やトイレ、給水器などを1階に移動するのも良いでしょう。 また、階段に滑り止めマットを敷くのも有効です。
* 滑りにくい床材:フローリングなどの滑りやすい床材は、高齢猫にとって危険です。 カーペットやマットを敷いて、転倒を防ぎましょう。
* 柔らかい寝床:関節への負担を軽減するため、柔らかく、保温性の高い寝床を用意しましょう。
* 落ち着ける空間:猫が安心して休める、静かで暗い場所を用意しましょう。 猫専用のハウスやベッドを用意するのも良いでしょう。
* 適切な照明:高齢猫は視力が低下している可能性があります。 明るすぎず、暗すぎない、適切な明るさの照明を選びましょう。

専門家の意見:獣医への相談が最優先

繰り返しになりますが、老猫のぐったりとした状態と食欲不振は、深刻な病気のサインである可能性が高いです。 獣医への受診が最優先です。 インターネットの情報だけで判断せず、専門家の意見を聞き、適切な治療を受けてください。 愛猫との時間を少しでも長く、そして快適に過ごすために、獣医と相談しながら、最善のケアをしてあげましょう。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)