老犬の行動変化と対応策:ひきこもり、威嚇、そして飼い主の不安

認知症? 老犬のひきこもり、威嚇について・・・ 、 我が家にはトイプー・オス13歳の先住犬とトイプー・オス3歳の後輩犬がいます。 おっとりマイペースの先住犬とやんちゃな後輩犬なので気が合うことはなく後輩犬はゲージの中に入れています。が、なんとなくお互い気になる存在でもあり時々チュンチュンしています。 で、この先住犬の性格がここ数カ月で激変しました。順におっていくと 家族の食事中、専用のいすに座らせて同じようにテーブルについていたのが、ある日突然悲鳴のような鳴き声をあげた。 椅子からおろしたら落ち着いた。 近づいていくと、まだ触ってもいないのに、やはり悲鳴をあげた。 ごはんのあと、いつもは散歩のときにしかオシッコをしないのに、突然部屋の中で何回もしだした・。それが2か月くらい続いたかと思うと ある日からバッタリ部屋ではしなくなり以前と同じように散歩でするようになった。 以前は外を見てるのが大好きだったのに、急にハウスの中にひきこもりだした。今までは体調が悪い時にしか入らなかったのに。 それでも家族が帰ってくるとハウスから飛出してすり寄ってきた。 ところが、現在 とうとうハウスから出てこなくなり、覗き込むとウッーとうなり威嚇し、触れようものなら噛みついてきます。 そのくせ、食べ物をハウスの前におき知らんふりしてると、恐る恐る出てきて、口に入れるや否や大急ぎでハウスにもどります。 散歩は無理やりリードを引っ張ったり、下に敷いてる毛布ごとハウスからひきずりだして散歩につれ出しています。 夜は2階で両親の部屋で寝ているけど、もう階段も上がれないため抱いてやろうとするとものすごい勢いで泣き叫び噛みついてきます。 全く手出しができない状態です。 お水はたくさん飲むようになりました。ごはんも散歩から帰るとガツガツと異常な感じで食べます(散歩の前はあまり食べなくなったので) 血液検査は異常なし。 耳かかなり遠くなってます。今は後輩犬を嫌っているようです。 獣医さんは甘え、わがままだと言います。 こんなんでは散歩に連れ出すにも大騒動。シャンプーもしたいのにとてもとても無理。 どうしたら良いでしょうか? 精神安定剤などを処方してもらったほうがいいのでしょうか? まだまだこれから色々な症状がでてくるのでしょうか? 予防法はあるのでしょうか? どうぞアドバイスなどよろしくお願いいたします。 長文、読んでいただきありがとうございました。

老犬の行動変化:原因を探る

13歳という高齢のトイプードルは、人間でいうと高齢者に相当します。 近年の行動変化は、加齢による身体的変化や認知機能の低下、あるいは環境の変化など、複数の要因が複雑に絡み合っている可能性が高いです。獣医さんが「甘え、わがまま」と診断されたとしても、その背景には、私たちが気づいていない老犬の苦痛や不安があるかもしれません。

考えられる原因

* **認知機能障害(犬認知症):** 徘徊、夜鳴き、排泄場所の変更、攻撃性など、認知症の症状と一致する部分が見られます。 ハウスへのひきこもりも、不安定な状況の中で安全な場所を求める行動と言えるでしょう。
* **聴覚障害:** 耳が遠くなっているとのこと。 周囲の音や飼い主の声が聞き取りにくくなると、不安やストレスを感じやすくなります。 急に近づかれたり、声をかけられたりすることへの恐怖反応が、威嚇行動につながっている可能性があります。
* **身体的痛みや不調:** 血液検査で異常がなくても、関節炎などの痛みや、目に見えない内臓疾患を抱えている可能性があります。 痛みによってイライラしやすくなったり、行動が変化したりすることもあります。
* **環境の変化:** 後輩犬の存在がストレスになっている可能性も否定できません。 たとえゲージに入れているとはいえ、存在自体が先住犬に不安を与えているのかもしれません。
* **ストレス:** 上記以外にも、生活環境の変化、家族構成の変化、食事の変化など、様々なストレスが行動変化を引き起こす可能性があります。

老犬への具体的な対応策

老犬の行動変化への対応は、原因の特定と、老犬のストレスを軽減することに重点を置く必要があります。

1. 獣医さんとの連携を強化する

* **詳細な症状の説明:** 獣医さんに、今回の質問文のように、具体的な行動変化を詳細に説明しましょう。 動画を撮影して見せるのも効果的です。
* **精密検査の検討:** 血液検査だけでは不十分な場合があります。 レントゲン検査や超音波検査で、身体的な問題がないか確認しましょう。
* **認知機能検査:** 犬認知症の疑いがある場合は、認知機能検査を検討しましょう。
* **薬物療法の検討:** 必要に応じて、鎮静剤や抗不安薬などの投薬を検討しましょう。 ただし、薬はあくまで補助的なものであり、根本的な解決策ではありません。

2. 環境調整と生活習慣の見直し

* **静かな空間の確保:** 老犬が安心して過ごせる、静かで安全な場所を作りましょう。 ハウス以外にも、落ち着ける場所を用意すると良いでしょう。
* **刺激の軽減:** 騒音や激しい動きなどを避け、穏やかな環境を心がけましょう。 後輩犬との接触を最小限に抑える工夫も必要です。
* **コミュニケーションの工夫:** 聴覚障害があるため、視覚的なコミュニケーションを心がけましょう。 手話のようなジェスチャーや、視線、ボディランゲージなどを活用しましょう。
* **食事の見直し:** 消化の良い、高齢犬用のフードに切り替えることを検討しましょう。
* **散歩の工夫:** 無理強いせず、老犬のペースに合わせて散歩を行いましょう。 短い時間でも良いので、毎日必ず散歩に出かけましょう。
* **ハウスの改善:** ハウスが狭すぎる、暗すぎるなど、ハウス自体がストレスになっている可能性もあります。 快適なハウスに交換するのも有効です。

3. 飼い主の心構え

* **焦らず、辛抱強く対応する:** 老犬の行動変化は、一朝一夕で解決するものではありません。 焦らず、辛抱強く、老犬のペースに合わせて対応することが大切です。
* **家族で協力する:** 家族全員で老犬への理解を深め、協力してケアを行いましょう。
* **専門家のサポートを受ける:** 動物行動学者やドッグトレーナーなどの専門家のサポートを受けるのも有効です。 専門家のアドバイスを受けることで、より適切な対応策を見つけることができるでしょう。

予防策

老犬の行動変化を予防するためには、日頃から老犬の健康管理に気を配ることが大切です。

* **定期的な健康診断:** 高齢犬は、定期的な健康診断で、早期に病気を発見することが重要です。
* **適度な運動と食事:** 老犬の体力に合わせて、適度な運動と栄養バランスの良い食事を心がけましょう。
* **環境エンリッチメント:** 老犬が刺激を受け、認知機能を維持できるような環境を整えましょう。 新しいおもちゃを与えたり、散歩コースを変えたりするのも有効です。
* **早期からの社会化:** 若い頃から、様々な環境や刺激に慣れさせることで、老犬になってからの行動変化を予防することができます。

まとめ

老犬の行動変化は、飼い主にとって大きな不安とストレスとなりますが、適切な対応とケアによって、老犬と穏やかに暮らすことは可能です。 獣医さんとの連携を密にし、老犬の状況を正確に伝え、適切なアドバイスを得ることが重要です。 そして、何よりも大切なのは、老犬への愛情と、辛抱強い対応です。 老犬の気持ちに寄り添い、残された時間を大切に過ごしましょう。

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