老犬と子犬の多頭飼い:穏やかな同居生活を実現するためのステップバイステップガイド

我が家には13歳になる老犬(ミニチュアダックスフント・オス・白内障)が居るのですが、この度妹が勝手に子犬(ミニチュア? ダックスフント・オス)を買って来ました。元々人見知り犬見知りする犬だったので、1日2・3回慣れさせるために対面させるのですが臭いを嗅いでは大騒ぎするのでずっと一緒の空間に居られない状況です。普段は家に母1人なのですが、子犬を2階(妹の部屋)に置いていつも通り1階にいると構って欲しくて子犬が鳴いたり粗相をする、それを片付けに2階に行くと1階で老犬が寂しいのと嫉妬で吠えたり当てつけに粗相をするようになってしまいました。まだ一週間ほどなのですがどっちも可哀想で見ていられません。この2匹が仲良くなることはあるのでしょうか?

老犬と子犬の出会い:ゆっくりと時間をかけて

13歳という高齢の老犬と子犬の同居は、慎重なアプローチが必要です。いきなり2匹を長時間一緒にさせるのではなく、まずはそれぞれの犬にとって安全で快適な空間を確保することが大切です。子犬のいたずらや老犬のストレスを軽減するため、それぞれの生活空間を明確に区切ることをお勧めします。

段階的な慣れ合い:匂いから始める

いきなり対面させるのではなく、まずは匂いから慣れさせることが重要です。老犬と子犬のタオルやベッドなどを交換し、互いの匂いを嗅ぎ合わせることで、お互いの存在を認識させましょう。この段階では、無理強いせず、それぞれのペースで匂いを嗅がせることがポイントです。数日間、この方法を続けることで、お互いの存在に少しずつ慣れていくでしょう。

視覚的な慣れ合い:距離を保って

匂いに慣れてきたら、次は視覚的な慣れ合いを始めましょう。最初は、ケージやベビーゲートなどで仕切り、お互いの姿が見える距離で過ごさせます。この時、無理に近づけようとせず、それぞれの犬が落ち着いていられる距離を保つことが大切です。老犬が警戒している場合は、子犬を遠くに置くなど、老犬のペースに合わせて距離を調整しましょう。

聴覚的な慣れ合い:穏やかな環境づくり

視覚的な慣れ合いと並行して、聴覚的な慣れ合いも進めましょう。子犬の鳴き声や老犬の唸り声など、お互いの声を聞かせることで、お互いの存在を認識させます。この段階では、騒がしい環境を避け、静かで穏やかな環境を作ることで、ストレスを軽減し、よりスムーズな慣れ合いを促すことができます。クラシック音楽などを流すのも効果的です。

老犬のストレス軽減:安心できる環境を

老犬は、新しい環境や子犬の到来にストレスを感じている可能性があります。老犬が安心して過ごせる環境を作ることで、ストレスを軽減し、子犬への警戒心を和らげることができます。

老犬のための安心空間:いつもの場所を確保

老犬にとって、今まで通りの生活空間を確保することが大切です。ベッドや食事場所、トイレなど、老犬にとって安心できる場所を確保し、子犬が近づけないように配慮しましょう。老犬が落ち着いて過ごせる場所を確保することで、安心感を高め、ストレスを軽減することができます。

老犬への配慮:十分な休息とケア

老犬は、子犬との交流に多くのエネルギーを消費します。十分な休息とケアを心がけ、老犬の負担を軽減しましょう。老犬の健康状態に変化がないか、注意深く観察し、必要に応じて獣医に相談しましょう。白内障がある場合は、視覚的な刺激を最小限に抑える工夫も必要です。

老犬への愛情表現:変わらない愛情を

子犬の世話に気を取られがちですが、老犬への愛情表現も忘れずに。今まで通りのスキンシップや散歩、遊びなどを継続することで、老犬の安心感を高めることができます。老犬に愛情を注ぐことで、子犬への嫉妬心を軽減する効果も期待できます。

子犬のしつけ:適切な教育と環境

子犬は、老犬の存在に戸惑い、構ってほしいという気持ちから鳴いたり、粗相をしたりする可能性があります。子犬への適切な教育と環境整備が、スムーズな同居生活に繋がります。

子犬のしつけ:基本的な訓練

子犬には、基本的なしつけを徹底しましょう。トイレトレーニング、噛み癖の改善、無駄吠えの防止など、子犬が落ち着いて過ごせるよう、適切な訓練を行いましょう。しつけ教室に通うのも有効な手段です。

子犬の遊び場:安全な空間を確保

子犬が安全に遊べる空間を確保しましょう。子犬がいたずらできないように、危険な物や壊れやすい物を片付け、子犬が自由に遊べるスペースを作りましょう。子犬が落ち着いて遊べる空間を作ることで、老犬へのストレスを軽減することができます。

子犬への愛情表現:適切なコミュニケーション

子犬にも愛情を注ぎ、適切なコミュニケーションを取りましょう。子犬を可愛がることで、老犬の嫉妬心を軽減する効果も期待できます。しかし、老犬をないがしろにするような行為は避けましょう。

専門家のアドバイス:獣医やドッグトレーナーに相談

老犬と子犬の同居は、多くの課題を伴います。スムーズな同居生活を実現するためには、獣医やドッグトレーナーなどの専門家に相談することも有効です。専門家のアドバイスを受けることで、それぞれの犬に合わせた適切な対応策を見つけることができます。

まとめ:時間と愛情で築く多頭飼いの幸せ

老犬と子犬の多頭飼いは、時間と愛情をかけた丁寧な対応が必要です。焦らず、それぞれの犬のペースに合わせて、ゆっくりと時間をかけて慣れさせていくことが大切です。段階的に進めていくことで、最終的には2匹が仲良く暮らすことができる可能性が高まります。 困難に直面した時は、専門家の力を借りることも検討しましょう。 大切なのは、2匹の犬、そして家族全員が幸せに暮らせる環境を作ることです。 インテリアの面でも、それぞれの犬が落ち着いて過ごせる空間作りを心がけ、快適な生活環境を整えましょう。例えば、老犬には落ち着ける色のソファやベッド、子犬には遊びやすい空間などを工夫することで、ストレスを軽減することができます。

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