老朽化した賃貸住宅からの退去と高額な請求への対処法

今住んでいるアパートの大家さんが、数十年一度も部屋を直してもらえず…(換気扇・天井からの水漏れ)カビ・壁紙などが酷くなり、喘息になってしまいました。部屋を退去することにしましたが、話をしても納得してもらえません…莫大な請求額が来るのが怖くて(ノ_・。)市民を守ってくれる場所は無いのでしょうか?精神的に参ってます。補足:20年住(借主、以前働いていた会社)。隣の住人、玄関が開けっ放しで裸も見たり、法律上は言えないと度重なる夜中のテレビの騒音に、大家さんに伝えたら…(代理人→別の不動産屋)別の部屋へ転居は?体調不良で生活保護です、家賃の問題&部屋の状態もあり不可能と話しました。市役所の無料相談へ、弁護士と話し「借主じゃないので、訴えることは出来ない」「自分のやった事だから、言われた金額を支払ったら」

劣悪な賃貸住宅からの退去:請求額への不安と解決策

長年住み慣れたアパートで、深刻な老朽化と騒音問題、そして健康被害まで抱えている状況、大変お辛いですね。 数十年も放置された修繕と、近隣住民からの騒音問題、そしてそれによって引き起こされた喘息の発症…これらは、あなたにとって大きな精神的負担になっていることは想像に難くありません。 莫大な請求額への不安も、当然のことでしょう。

しかし、ご安心ください。 法律や行政機関のサポートを受けながら、状況を改善できる可能性は十分にあります。 まずは、冷静に状況を整理し、一つずつ解決策を探っていきましょう。

1. 賃貸借契約書と修繕履歴の確認

まず確認すべきは、賃貸借契約書です。契約書に、修繕義務に関する条項が記載されているか、そして大家さんの修繕対応義務の範囲が明記されているかを確認しましょう。 また、過去に修繕を依頼した履歴(メール、手紙、写真など)があれば、証拠として大切に保管してください。 これらの資料は、後々の交渉や訴訟において重要な証拠となります。

2. 行政機関への相談

市役所の無料相談以外にも、以下の機関に相談することをお勧めします。

  • 居住地の市区町村の住宅相談窓口:賃貸住宅に関するトラブル相談を受け付けており、専門の相談員が適切なアドバイスをしてくれます。具体的な解決策の提案や、弁護士などの専門家への紹介もしてもらえる可能性があります。
  • 都道府県住宅供給公社:公営住宅の入居相談や、住宅に関する様々な相談に対応しています。生活保護を受けている状況も踏まえた上で、適切なアドバイスや支援策を検討してもらえます。
  • 国民生活センター:消費者問題全般に関する相談窓口です。賃貸トラブルについても相談できます。
  • 弁護士会:弁護士会では、法律相談を受け付けています。初回相談は無料の場合が多いので、まずは相談してみることをお勧めします。弁護士に相談することで、法的観点からのアドバイスを受け、適切な対応策を立てることができます。

3. 大家さんとの交渉

大家さんとの交渉は、冷静かつ丁寧に進めることが重要です。 これまでの経緯を具体的に説明し、修繕の怠慢によって健康被害を被ったこと、そして莫大な請求額への不安を伝えましょう。 交渉の際には、1で述べた契約書や修繕履歴などの証拠を提示することで、あなたの主張の信頼性を高めることができます。 交渉が難航する場合は、弁護士や行政機関の専門家に同行してもらうことも検討しましょう。

4. 退去時の費用について

大家さんから請求される費用は、契約書に記載されている内容に基づいて判断されます。 通常、原状回復費用として、経年劣化による損耗を除いた範囲での修繕費用が請求されます。 しかし、今回のケースのように、大家さんの修繕義務違反が認められる場合は、請求額が大幅に減額される可能性があります。 弁護士に相談することで、正当な請求額を判断してもらうことができます。

5. 生活保護と住宅確保

生活保護を受けている状況下での住宅確保は、確かに困難です。 しかし、行政機関は生活保護受給者に対する住宅確保支援も行っています。 市区町村の福祉事務所に相談し、住宅確保のための支援策について相談しましょう。 公営住宅への入居や、家賃補助制度の利用なども検討できます。

6. 騒音問題への対応

隣の住人からの騒音問題も、無視できない問題です。 警察への通報や、大家さんへの再三の申し入れ、そして必要であれば弁護士への相談も検討しましょう。 騒音記録アプリなどを活用して、騒音の状況を記録しておくことも有効です。

7. 専門家の視点

弁護士や不動産鑑定士などの専門家は、あなたの状況を客観的に評価し、適切なアドバイスを提供してくれます。 特に、退去時の費用や、大家さんとの交渉においては、専門家のサポートが不可欠です。

具体的なアドバイス

* 全てのやり取りを記録する:メール、手紙、電話での会話の内容などを記録し、証拠として保管しましょう。
* 写真や動画を撮影する:部屋の状況、カビや水漏れなどの被害状況を写真や動画で記録しましょう。
* 専門家に相談する:弁護士、不動産鑑定士、建築士などに相談し、専門家の意見を聞きましょう。
* 冷静さを保つ:感情的にならず、冷静に状況を判断し、対応しましょう。

この状況を乗り越えるには、時間と労力が必要ですが、諦めずに、一つずつ問題を解決していくことが大切です。 行政機関や専門家の力を借りながら、安心して新しい生活を始められるよう、頑張ってください。

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