老朽化したアパートと入居者トラブル:不動産会社対応と解決策

先ほどの続きです。申し訳ありません。私が不動産会社に、多額の支払いが難しく、業者に確認してもらったところ、住めないほどではないとの回答だったのですが、どうにかならないでしょうか。。とお伝えすると、入居者の連絡先も教えるし、自分で入居者の部屋を見に行って下さい。オーナーさんが判断することですからと言われ、入居者の方で怖い方がいるのを聞かされていたので、同行をしていただけないか伝えようとすると無視して切られてしまいました。オーナーの義務もありますし、全てにお金をかけられないので申し訳ない気持ちなのですが、たくさんの管理費を引かれていたのに、結局は自分達で対応しないといけないのかと、途方にくれ落胆しております。問題のアパートは手放そうと思っていた(家賃収入どころか多額のマイナスなので)ところ、区画整理で県から土地を買っていただけそうなので安心していた矢先でした。建物調査を近々おこなう段階なので、まだ先でいつ買い取っていただけるかわからない状況です。 なくなってしまうアパートなので、いまからたたみ変えやふすま変えは、金銭が足りないこともあり難しいです。もしも、入居者の方のたたみ変えやふすま変えができないということになったら、私と母は訴えられてしまうのでしょうか?入居者の方は、変えないなら家賃は払わないとのことです。退去することになったら、私たちが責任をとり引越しのお金をもつのでしょうか。。。また、不動産会社を変えても全て同じような事になるのでしょうか。情けない質問で、非常にわかりにくく申し訳ありません。私も母も、不動産会社の電話対応で精神的に病んでしまっている状況です。もし少しでも知恵を貸していただければと思い、すがってしまいました。もしよければ、宜しくお願いいたします。

現状の整理と問題点

現状、あなたは老朽化したアパートのオーナーであり、多額の修繕費用の負担が困難な状況です。不動産会社は、畳や襖の修繕をオーナーであるあなた自身で行うよう指示し、適切なサポートを提供していません。入居者からは修繕がない場合家賃支払いを拒否されており、精神的な負担も大きくなっています。さらに、区画整理による土地買収を待っているものの、時期が不確定なため、現状維持か修繕かの判断に苦慮している状況です。

問題点は主に以下の3点に集約されます。

  • 不動産会社の不適切な対応:オーナーの立場を理解せず、修繕の責任を一方的にオーナーに押し付けている。
  • 入居者とのトラブル:修繕を巡り、家賃支払いを拒否されている。
  • 資金不足:アパートの修繕費用を捻出することが困難。

法律的な観点からの解説

まず、入居者からの訴訟リスクについてですが、賃貸借契約において、居住に支障をきたすような重大な瑕疵(欠陥)がある場合、入居者は家賃減額や契約解除を請求できます。畳や襖の損傷が居住に支障をきたすレベルかどうかは、損傷の程度や居住環境への影響によって判断されます。軽微な損傷であれば、訴訟リスクは低いと考えられます。しかし、深刻な損傷で居住に支障がある場合は、訴訟リスクが高まります。

次に、退去した場合の責任についてですが、通常、賃貸借契約はオーナーと入居者間の契約です。入居者が退去を希望する場合、契約解除の条件に従って手続きを進める必要があります。オーナーが退去を強制する場合は、正当な理由が必要となります。今回のケースでは、入居者の退去を強制する法的根拠は弱いと考えられます。

具体的な解決策

現状を打破するためには、以下のステップを踏むことをお勧めします。

1. 専門家への相談

まず、弁護士や不動産専門家などに相談することを強くお勧めします。専門家は、あなたの状況を正確に把握し、法的リスクや解決策をアドバイスしてくれます。特に、不動産会社とのトラブルについては、弁護士に相談することで、法的措置を検討することも可能です。

2. 不動産会社の変更

現在の不動産会社は、オーナーの立場を理解せず、適切なサポートを提供していないため、不動産会社を変更することを検討しましょう。新しい不動産会社を選ぶ際には、オーナーへのサポート体制が充実しているか、トラブル対応に経験豊富な会社を選ぶことが重要です。

3. 入居者との交渉

弁護士や不動産会社を通じて、入居者と直接交渉を行いましょう。修繕費用負担の軽減策や、修繕時期の調整などを提案することで、合意に至る可能性があります。交渉の際には、冷静かつ丁寧に、そして法的根拠に基づいて対応することが大切です。

4. 緊急性の低い修繕は保留

区画整理による土地買収が予定されているため、緊急性の低い修繕は保留しても良いでしょう。ただし、居住に支障をきたすような重大な瑕疵については、早急に修繕を行う必要があります。

5. 賃貸経営の見直し

今回のトラブルを機に、賃貸経営の見直しを行うことを検討しましょう。例えば、老朽化した建物の修繕費用を捻出するために、家賃の見直しや、建物の売却なども選択肢として考えられます。

インテリアと住環境の改善

現状の修繕費用が難しい状況ではありますが、将来的にアパートの価値を高めるため、そして入居者満足度を高めるために、インテリアや住環境の改善について考えてみましょう。

費用を抑えた改善策

  • DIYによる修繕:軽微な修繕であれば、DIYで対応することで費用を抑えることができます。インターネットや書籍などを参考に、自分でできる範囲の修繕に挑戦してみましょう。
  • 中古建材の活用:新しい建材ではなく、中古の建材を活用することで費用を抑えることができます。リサイクルショップやインターネットオークションなどを活用してみましょう。
  • コストパフォーマンスの高い建材:費用を抑えつつ、品質の良い建材を選ぶことが重要です。ホームセンターなどで、コストパフォーマンスの高い建材を探してみましょう。

将来的な視点

区画整理による土地買収を待っている間も、アパートの維持管理は重要です。定期的な清掃や、軽微な修繕を行うことで、建物の価値を維持し、将来的な売却価格を高めることができます。

まとめ

今回のトラブルは、不動産会社との連携不足、資金不足、そして入居者とのコミュニケーション不足が原因で発生しました。専門家への相談、不動産会社の変更、入居者との交渉など、多角的なアプローチで問題解決に取り組むことが重要です。また、将来的な視点も持ち、費用を抑えたインテリアや住環境の改善策を検討することで、より良い賃貸経営を目指しましょう。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)