老後の二階建てについて (スロープでの打開策はアリか? 階段、一段の高さを低くすると楽になるのか?) 複数の質問で申し訳ありませんが、わかる部分でも、感覚でも答えていただけると幸いです。 ・が付いている部分が質問部分です 家を建て替える場合、老後を考えて平屋が良いのか? 二階建てでも可能なのか?を考えています。 二階の眺めが捨てがたく、二階を残したい気持ちが強いです(万一売却する際も、プラスになるかな?と) ・大体、何歳くらいから二階に上るのは辛くなりますか?(過去、沢山の方が質問をしていて、50~80歳と、ひとそれぞれという結論で終わるのですが、一応。 彼女は もっと若いのに、すでに面倒そうです) ●スロープを設けて2階に上がるのは厳しいか? 他のサイトを見て、 http://barrierfreehousings.jimdo.com/%E8%B3%87%E6%96%99%E9%9B%86%E… 2階の高さが3~3、5mとすると、その12~20倍の距離が必要とあり、一番なだらかな角度を想定した場合、踊り場無しでも60~70mの坂が必要となってしまいます。(12倍だと36mになりますが) 今考えている家の広さは、延べ床面積900㎡程度で、正方形でも長方形でも、ある程度柔軟に変更できるのですが、 玄関から直線距離で20m程度が無難で、カーブを入れれば25~35mも可能ではありますが、それが40m超えると距離的にも階段の方が圧倒的に短いので、日々の生活で面倒臭さを感じるかなと。 スロープの距離が延びれば延びるほど、設計面でも存在感増してしまいますし。 スロープの途中に踊り場を設け、一階に繋がる階段を設ける考えでもいます。 ・20~25m程度の距離では角度が急すぎて、2階に通じる廊下も坂道と感じるでしょうか? ・実際に、傾斜角5度、8度とはどの程度のものなのでしょうか? 偶に、建築家のHPでの建築紹介として、家の中に急な坂を設けて、老後のためにスロープにしたと書いていたりしますが、あの角度は論外で、逆に坂道ならではの足首の辛さが堪えるのではないかと勝手に考えています。 大型ショッピングモールの、坂のエスカレーターを想像すればよいのでしょうか? (その角度も、規模によってピンキリですが) ・老人になると、5度・8度という角度も辛いでしょうか? ●階段の高さについて (スロープは、かなり場所を割くので)、階段、一段一段の高さを低くし、段数を増やした場合、上りやすさ、下りやすさはかなり改善されるものでしょうか? ※ 実際、大きなお宅を拝見しても、階段はゆったりと作ってあるものの、スロープの家は見たことがありません。 無理にスロープなど考えず、一般的な大人だと一段飛ばしでも楽に上がれるような ゆったりとした階段の作りが、対老後も多少は効果があるのでしょうかね? 今のところ、リビングは1階、2階が寝室(一階にも寝室はある)とセカンドリビングを考えています。 しかし、それでも70歳超えてくると階段は厳しいと思うのですが、その時は、最後の買い替え、引っ越しを考える時期なのかもしれませんね。補足スロープの考えは消えつつあります。 よって、大きな家のトラブルが起きた際などに、①階段改や②エレベーター設置を見据えた、増改築という考えに。 ホームエレベーターですが、都心の家ならともかく、家の中に機械の塊があることに抵抗がある、維持、トラブル等、複合的イメージで対象から外れて忘れていました。笑 一番最善なのかもしれません。 >nyanko565656さん 庭師には毎月来てもらっていますが、普通に作業して帰ってゆきます。トイレはガレージに。 マンションに住んでいたときはハウスキーパーを頼んでいましたが、今は頼んでいません。 住み込みの介護は考えていません。無理ならば、マンションやら施設に引っ越します。 スロープを中心とした家造りの考えもなくなり、間取りとサイズを除けば、今の家(今は700㎡台)で良いと。 売却のことを考えた場合、もっと広くて使いやすい間取りをと考える気持ちが強く、二人で住むことになったら、今でも十分広い。 今まで一度も大きな病気をしたことがなく、子どもが去り、2人だけの家の寂しさ、不便さが実感できておらず、もしかしたら、老後を待たずに、さっさと都心に舞い戻るのかもしれません。
老後を見据えた二階建て住宅の設計:階段とスロープの検討
延べ床面積900㎡という広々とした二階建て住宅の設計、老後を見据えた上で、階段とスロープの導入について悩まれているとのことですね。二階の眺望を活かしたい気持ちと、将来的な生活のしやすさ、そして売却時の価値も考慮されている点が素晴らしいです。
階段の上り下り、いつから辛くなる?
「何歳から階段の上り下りが辛くなるか?」は、個人の体力や健康状態、生活習慣によって大きく異なります。50代から辛いと感じる人もいれば、80代でも問題なく利用できる人もいます。ご質問にあるように、一概に何歳とは言えません。しかし、ご自身の奥様が既に階段の上り下りを面倒に感じているとのことですので、将来的な負担を軽減するための対策は必要でしょう。
スロープの現実的な問題点
スロープ導入に関するご懸念は、非常に現実的です。計算上、必要となるスロープの長さは、確かにかなり長くなります。20~25mのスロープは、角度が急になり、廊下というより坂道になってしまい、生活動線として不便です。5度や8度の傾斜角も、高齢者にとっては負担になる可能性があります。大型ショッピングモールのエスカレーターを想像してもらうと分かりやすいですが、あれより緩やかな傾斜が必要になります。
傾斜角5度、8度の実感
5度と8度の傾斜角は、見た目以上に体感差があります。5度は比較的緩やかですが、8度は明らかに傾斜を感じます。高齢になると、わずかな傾斜でも足腰への負担は大きくなります。無理のない設計が重要です。
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階段の高さを低くする効果
階段の高さを低くし、段数を増やすことで、上り下りの負担は軽減できます。しかし、900㎡の住宅では、階段の段数を大幅に増やすと、空間を圧迫する可能性があります。ゆったりとした階段の設計は、高齢になっても比較的楽に上り下りできる可能性を高めます。一段飛ばしで上り下りできる程度のゆとりがあれば、老後も比較的快適に過ごせるでしょう。
現実的な解決策:段階的なアプローチ
スロープは現実的ではない、階段の高さを低くするだけでは不十分という結論に至った場合、以下の段階的なアプローチを検討しましょう。
1. 現状の階段を維持し、工夫する
まずは、既存の階段の手すりを強化したり、滑り止めを施すなど、現状の階段の安全性と使い勝手を向上させる工夫から始めましょう。
2. 将来を見据えた改修計画
将来、階段の上り下りが困難になった場合に備え、階段のリフォームやエレベーター設置のための計画を立てておくことが重要です。900㎡の住宅であれば、将来的な改修も比較的容易です。
3. エレベーター設置のメリット・デメリット
ホームエレベーターは、初期費用が高額ですが、生活の質を大きく向上させます。機械の塊というイメージや、維持管理の費用・手間を懸念されているようですが、最新のホームエレベーターはコンパクトでデザイン性も高く、メンテナンス体制も充実しているものが増えています。専門業者に相談し、具体的な費用やメンテナンス体制を確認することをお勧めします。
4. 必要に応じて住まいを変える
最終的には、住み替えも選択肢に入れておくべきです。年齢を重ねるにつれて、広すぎる家は管理が負担になる可能性があります。都心への移住も視野に入れ、将来の生活スタイルを改めて検討してみましょう。
専門家の意見を参考に
建築家や高齢者住宅の専門家に相談することで、具体的な設計や改修プラン、そして将来の生活スタイルに合わせた最適な解決策を見つけることができます。複数の専門家の意見を聞き比べることで、より客観的な判断ができます。
まとめ:段階的な計画と柔軟な対応が重要
老後の生活を快適にするためには、段階的な計画と柔軟な対応が重要です。現状の住宅を最大限に活用しつつ、将来的な変化にも対応できるよう、計画を立てていきましょう。焦らず、専門家の意見を聞きながら、ご自身にとって最適な選択をしてください。