羽根のない赤いシロアリ大量発生!その原因と効果的な駆除・予防対策

シロアリ(赤い・羽根なし)についてです。2週間ほど前に羽根のない、赤いシロアリ(たぶん)を見つけました。その日は3匹見かけ、3匹とも殺しました。その1週間後あたりで、また3匹見かけ、また3匹とも殺しました。そして、昨日もまたいたのですが、どうせ3匹だろうなと思っていたら昨日限って3、40匹ほど時間差で現れました。羽根がないため壁を動き回るだけですが、さすがにほっとくわけにもいかず見つけ次第殺しました。いつもならば同じ部屋で見かけるのですが昨日はとなりの部屋にもいました。あと、壁に少し気になる小さな穴も見つけました。2つの部屋は西日があたり、暑くなるので湿気は多いと思います。そして、シロアリは夜になると出てきます。父が昔、シロアリ駆除関係の仕事をしていたのですが「どうせ生き残れないだろうからほっとけばいい」といいます。ほんとにほおっておいて大丈夫でしょうか?わかる方、ぜひ回答よろしくお願いしますm(_ _)m

羽根のない赤いシロアリの正体と危険性

ご質問にある「羽根のない赤いシロアリ」は、イエシロアリの兵隊アリの可能性が高いです。イエシロアリは、体長が約5~7mmと比較的大きく、頭部は赤褐色で、腹部は黒褐色をしています。兵隊アリは、顎が発達しており、働きアリを守る役割を担っています。羽アリは、繁殖のために巣から飛び立つ際にのみ見られます。3匹程度であれば、単独で侵入してきた個体かもしれませんが、30~40匹という大量発生は、巣が近くに存在していることを示唆しており、放置すると深刻な被害につながる可能性があります。

シロアリの被害は、木材の損傷にとどまりません。 建物の構造材を食い荒らすことで、建物の強度を著しく低下させ、倒壊の危険性さえ生じさせます。また、シロアリの糞や死骸は、アレルギーの原因となることもあります。 早期発見と適切な対策が非常に重要です。

シロアリ大量発生の原因究明

30~40匹ものシロアリが発見されたということは、すでに家屋内にシロアリの巣が形成されている可能性が高いです。 原因を特定するために、以下の点をチェックしてみましょう。

1. 湿気

西日が当たり、湿気が多いとご指摘の通り、シロアリにとって最適な環境です。特に、木材と土壌が接している場所、通気性の悪い場所などは、シロアリの繁殖に適しています。

2. 木材の劣化

古い木材や腐朽した木材は、シロアリの格好の餌となります。床下や壁の中、屋根裏などに、劣化している木材がないか確認しましょう。

3. 蟻道

シロアリは、地中から木材に移動する際に、土や糞などを固めて蟻道と呼ばれるトンネルを作ります。壁や床に、泥のようなものが付着している箇所がないか確認してみましょう。小さな穴も、蟻道の可能性があります。

4. その他

隣接する家屋からの侵入、木材製品(古家具など)からの侵入も考えられます。

シロアリ駆除・予防対策:専門家への相談が最善策

ご質問にあるように、お父様はシロアリ駆除の経験者ですが、素人による駆除は、かえってシロアリの拡散を招いたり、被害を拡大させたりする可能性があります。大量発生している状況では、専門業者への相談が最も安全かつ効果的です。

専門業者への依頼

シロアリ駆除業者に依頼するメリットは下記の通りです。

  • 的確な原因究明:専門家は、目視検査や床下調査などを行い、シロアリの巣の位置や規模を正確に把握します。
  • 適切な駆除方法:シロアリの種類や被害状況に応じて、適切な駆除方法(薬剤散布、ベイト剤設置など)を選択し、効果的に駆除を行います。
  • 保証:多くの業者は、駆除後の保証期間を設定しています。再発した場合でも、対応してもらえます。
  • 予防対策:駆除と同時に、シロアリ予防のための対策(土壌処理、木材防腐処理など)を提案してくれます。

自分でできる予防策(専門家への依頼と併用)

専門業者への依頼と並行して、以下の予防策を実施することで、再発防止に繋がります。

  • 通気性の改善:換気を良くし、湿気を溜めないようにしましょう。除湿機を使用するのも効果的です。
  • 木材の保護:木材に防腐剤を塗布するなど、シロアリが木材を食害しにくくする対策を行いましょう。特に、床下や壁などの木材は重点的に行いましょう。
  • 定期的な点検:定期的に家屋全体をチェックし、シロアリの被害がないか確認しましょう。特に、床下や壁、屋根裏などは注意深く観察しましょう。早期発見が被害拡大を防ぐ鍵となります。
  • 周辺環境の整備:家の周囲に木材や土壌が堆積している場合は、除去しましょう。シロアリの住処となりやすい環境を改善することで、侵入を防ぐことができます。

まとめ

シロアリの大量発生は、放置すると深刻な被害につながる可能性があります。「どうせ生き残れないだろうからほっとけばいい」という考えは、危険です。 専門業者に相談し、適切な駆除と予防対策を行うことが、家を守るために最も重要なステップです。 早めの対応を強くお勧めします。

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