義父・義兄との同居と介護負担軽減:具体的な対策と公的制度

親の介護について まだ、確定ではないのですが… 義父の介護を我が家が受け持つ可能性が高くなりました。 現在、夫と私とが建てた家(援助なし)で義父・義兄と同居をしています。 義父:74歳 パーキンソン病(難病指定 認定済み・介護認定 介護1) 資産なし(不動産・貯金・生命保険なし) 今回、義兄が結婚して家を出ることになりました。 私たち夫婦の中では、義兄と暮らす・一人暮らし・うちで暮らすの3つの選択肢があると思っていましたが、義兄の中では義兄かうちかという選択しか考えていないとのこと。 しかも、どちらと暮らすかは本人に選ばせると言われました。 よくよく考えてみると・・・ うちですでに7年暮らしており、孫もたくさんいます。 義兄は新婚ですので、義兄のところに行けば全く知らない奥さん(今週結婚式ですが、まだ3回しか会ったことがないらしい)と知らない土地で暮らすことになります。 このことから、うちを選択する可能性の方がかなり高いと夫に言われました。 うちで、暮らすとなった場合は義兄は、2~3カ月に一度の病院には連れて行くと言っていますが、それ以外は考えていないようです。 私たち夫婦(30代前半、子供4人)、義兄夫婦(もうすぐ40さい、子供なし)ともに夫婦でフルタイムの正社員です。 この先、調子が悪くなったりした場合、同居の場合はヘルパーなども使えないと聞いています。 私たち夫婦のみではすべてを見ることは難しいと思います。 フルタイムで働いていますが、私たちだけでは自分たちの生活もままならなくなります。 どうすれば、負担を軽減することが出来るのでしょうか? 義兄が何か手伝ってくれればいいのですが、平日は二人とも仕事だからと・・・ 何か、公的制度なども含めて手段はありますでしょうか? よろしくお願いします。

義父・義兄との同居による介護負担軽減策

30代前半で4人の子供を抱え、フルタイム勤務の状況下で、義父(74歳、パーキンソン病、介護度1)と義兄の介護を同時に行うことは、非常に大きな負担となります。まずは、現状の課題を整理し、具体的な対策を検討しましょう。

1. 介護サービスの利用

同居の場合でも、ヘルパーの利用は可能です。誤解されている可能性があります。介護保険サービスを利用することで、身体介護(食事、入浴、排泄介助など)、生活援助(掃除、洗濯、買い物など)の支援を受けることができます。

* 訪問介護:自宅にヘルパーが訪問し、必要な介護サービスを提供します。
* デイサービス:日中、施設に通い、介護サービスを受けながら、社会参加の機会も得られます。義父の介護度が1であれば、利用できるサービスは限られますが、少しでも負担を軽減するために、まずは相談してみましょう。
* ショートステイ:一時的に施設に入所し、介護サービスを受けながら、ご夫婦で休息をとることもできます。

これらのサービスを利用するには、介護保険の申請が必要です。市区町村の介護保険担当窓口に連絡し、手続きを進めましょう。

2. 義兄への役割分担と協働

義兄は2~3ヶ月に一度の通院介助を約束していますが、それ以外の協力は期待できない状況です。しかし、完全に無関心というわけではありません。話し合いを通して、具体的な役割分担を明確にすることが重要です。

* 週末の協力:週末は義兄夫婦にも協力してもらうよう、具体的な作業(買い物、掃除、洗濯など)をリスト化して提示しましょう。
* 役割分担表の作成:誰が、どのような家事や介護に関わるのかを明確に示すことで、責任感と公平感を生み出せます。
* 定期的なミーティング:週に一度でも良いので、家族で集まり、介護の状況や課題を共有し、柔軟に対応できる体制を作りましょう。

義兄夫婦は新婚で、子供もいないため、義父母の介護に慣れていない可能性があります。丁寧に説明し、理解と協力を得る努力が必要です。

3. 公的制度の活用

介護保険以外にも、利用できる公的制度があります。

* 介護休業:介護が必要な家族がいる場合、一定期間、仕事から離れて介護に専念できます。
* 育児休業:育児と介護を両立させるために、育児休業制度を活用することも検討しましょう。
* 介護休暇:介護が必要になった場合、短期間の休暇を取得できます。
* 障害年金:義父がパーキンソン病であることから、障害年金の受給資格がある可能性があります。受給できれば、経済的な負担を軽減できます。
* 福祉サービス:地域包括支援センターなどに相談することで、様々な福祉サービスの情報を得ることができます。

これらの制度は、会社や市区町村の窓口で詳細を確認しましょう。

4. 専門家への相談

介護は専門知識が必要なため、一人で抱え込まず、専門家の力を借りることが重要です。

* ケアマネージャー:介護サービス計画の作成や調整、各種相談窓口への案内など、包括的な支援をしてくれます。
* 社会福祉士:介護に関する相談や、公的制度の活用方法などのアドバイスを受けられます。
* 医師:義父の病状に関する相談や、介護方法のアドバイスを受けましょう。

5. 生活環境の改善

義父の介護をしやすいように、生活環境を改善することも重要です。

* バリアフリー化:段差の解消、手すりの設置など、介護しやすい環境を整えましょう。
* 家具の配置:車いすでの移動が容易なように、家具の配置を見直しましょう。
* 照明の工夫:明るさを確保し、安全性を高めましょう。

まとめ

義父・義兄との同居と介護は、大きな負担ですが、適切な対策と制度の活用によって、負担を軽減することは可能です。まずは、介護保険の申請を行い、ケアマネージャーに相談することをお勧めします。家族で話し合い、役割分担を明確にし、協力体制を築くことが重要です。そして、公的制度を積極的に活用し、専門家の力を借りながら、無理なく介護を進めていきましょう。

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