義母の夜間排便失禁への対応:具体的な解決策とインテリアの工夫

義母(57歳)の夜間の排便に関して質問させていただきます。今は私たち親子(夫・子)と母の4人暮らしです。若年性アルツハイマーと診断を受けています。以前から尿失禁はあったのですが、排便感覚はあったのか、便失禁まではすることはありませんでした。最近になり朝方義母の部屋に行くと必ずと言っていいほど便失禁しております。今は普通のパンツと夜間用のパットを着用しています。以前知り合いからはオムツや紙パンツを勧められましたが、破ってしまったり、中のポリマーをむしりだしてしまったりと、より手間がかかってしまいました。まだ認知症にかかる前にはナプキンを使用していたので、現在の大きめのパットの対応をしていますが、夜の間にはずしてしまい便失禁の状態です。寝る前にトイレに誘うんですが行きたくないと拒否されてしまいます。この状態が最近ずっと続いているので、ケアマネさんに相談してショートステイなどを探してもらいましたが、どこも予約がいっぱいで受け入れができないといわれたそうです。現在はデイサービスに週3回通っています。ネットで夜間対応型訪問介護というものがあるとの事で町役場の人に聞いてみると、私の住んでる地域にはその事業所事態がないとの事でした。となると私たち夫婦で見るしかないんですが、このままずっと続くのかと思うとぞっとします。何か義母の夜間の便失禁の対応があればと思い、相談させていただきました。よろしくお願いいたします。補足ケアマネさんは話も聞いてくれて、対応も早くしてくれています。家にもこまめに訪問してくださって、私や義母の話を聞いてくれます。ショートステイに関しては、今すぐは無理だけど予約入れても再来月になってしまう・・・というような返答だったんです。書き方が足りなくてすいません。

夜間排便失禁への対応:現状分析と課題

ご義母の状況、大変お辛いですね。若年性アルツハイマーによる夜間排便失禁は、ご本人にとってもご家族にとっても大きな負担となります。現状を整理すると、以下の課題が見えてきます。

* **排便の予測困難性:** アルツハイマー病の進行により、排便のタイミングが予測できず、夜間の失禁が頻発している。
* **オムツ・紙パンツの拒否:** オムツや紙パンツは、ご本人が嫌がり、破いたり、中身をいじったりするため、かえって負担が増えている。
* **トイレ誘導の拒否:** 寝る前にトイレに誘導しても、拒否されるため、効果がない。
* **ショートステイ等の利用困難:** 地域における介護サービスの逼迫により、ショートステイ等の利用が困難な状況。
* **ご家族の負担:** ご家族は、睡眠不足や精神的なストレスを抱えている。

具体的な解決策:段階的なアプローチ

まず、焦らず段階的に対応していくことが重要です。以下の対策を検討してみましょう。

1. 寝具の見直しと環境整備:インテリアの工夫で安心感を

現在の寝具が、排便による汚れを吸収しにくい素材である可能性があります。吸水性の高いシーツや防水シーツの使用を検討しましょう。また、夜間用のパッドのサイズや種類を見直すことも有効です。より吸収力が高く、肌触りの良いパッドを選ぶことで、ご本人の不快感を軽減できる可能性があります。

さらに、寝室のインテリアを工夫することで、落ち着ける空間を作ることが大切です。

* **照明:** 夜間のトイレ誘導やオムツ交換の際に、眩しくない、優しい間接照明を導入しましょう。
* **色調:** 落ち着きのある、ベージュやアイボリーなどの暖色系の壁の色や、ベッドリネンを選ぶことで、リラックス効果を高めることができます。
* **家具配置:** ベッドからトイレまでの動線をスムーズにし、転倒防止にも配慮しましょう。床には滑り止めマットを敷くのも効果的です。
* **室温・湿度:** 快適な室温と湿度を保つことも重要です。

2. 排泄ケア用品の再検討:素材やデザインに注目

オムツや紙パンツが拒否されているとのことですが、素材やデザインにこだわった製品を選ぶことで、抵抗感が減る可能性があります。

* **布おむつ:** 肌触りが良く、通気性の良い布おむつを試してみるのも良いかもしれません。ただし、頻繁な洗濯が必要となるため、負担も大きくなります。
* **大人用紙おむつ:** 肌触りの良い、やわらかい素材のものを選び、試着させてみるのも良いでしょう。
* **使い捨てパッド:** パッドを頻繁に交換することで、清潔さを保つことができます。

3. トイレ誘導方法の工夫:タイミングと声かけ

寝る前にトイレに誘導しても拒否される場合、誘導のタイミングや声かけの方法を見直す必要があります。

* **タイミング:** 排便のサイン(お腹をさする、トイレに行きたがる素振りなど)に気づいたら、すぐにトイレに誘導しましょう。
* **声かけ:** 優しく、穏やかな声で誘導しましょう。「トイレに行きましょうか?」ではなく、「少しトイレに行ってみませんか?」など、選択肢を与えるような声かけが効果的です。
* **補助具:** 手すりなどを設置することで、トイレへの移動をサポートしましょう。

4. 介護サービスの再検討:新たなサービスの利用

ショートステイの予約が困難な場合、他の介護サービスを検討しましょう。

* **訪問介護:** 夜間の排泄介助を専門業者に依頼する。
* **福祉用具貸与:** 排泄ケアに役立つ福祉用具の貸与を受ける。
* **地域包括支援センター:** 地域包括支援センターに相談し、他の介護サービスの情報収集を行う。

5. ご家族の負担軽減:休息とサポート体制

ご家族の負担軽減も大切です。

* **役割分担:** 夫と妻で役割分担を行い、負担を軽減しましょう。
* **休息:** 十分な睡眠と休息をとり、心身ともに健康を保つようにしましょう。
* **サポート体制:** 必要に応じて、家族や友人、地域社会のサポートを受けましょう。

専門家の意見:介護士の視点

介護士の経験から言えることは、ご本人の意思を尊重しつつ、安全で快適な生活環境を整えることが重要です。焦らず、一つずつ問題を解決していくことが大切です。また、ご家族だけで抱え込まず、ケアマネージャーや地域包括支援センターなどの専門機関に相談し、適切なサポートを受けながら対応していくことをお勧めします。

まとめ:継続的な見守りと思いやりのケアを

夜間排便失禁は、ご本人にもご家族にも大きな負担となりますが、適切な対応と環境整備によって、症状の改善が見込めます。インテリアの工夫、排泄ケア用品の選択、トイレ誘導方法の工夫、介護サービスの活用、そしてご家族の負担軽減を意識することで、より穏やかな生活を送ることができるでしょう。諦めずに、継続的な見守りと思いやりのケアを心がけてください。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)