義母の土地と家屋に関する相続問題と分割請求の可能性

分割請求は不可能ですか?義父の相続の折、土地の相続を義母50%義姉50%家屋は義母にしました。現在家屋を壊し、二所帯住宅を建て義母は住んでいます。義姉夫婦に義母の所有する土地を買い取って欲しいのですが 義母と義姉の間で、老後(当時81歳)の面倒をみると口約束の上で義母が亡くなった時に相続税が払えなくいので今から土地の半分を自分の名義にしてほしいと言われ土地を共有名義にしたそうです。義母は義姉を信頼し預金通帳なども義姉がすべて保管していたそうです。その内の1000万円の定期が満期になった折、義姉から二所帯住宅を建てて義母の面倒をみるので解体費用等を貸して欲しいと言われ了承したそうです。しかし、出来上がった新居は義母の荷物を収納する事が出来ず、又足の悪い義母には危険な個所が多く、義姉に不満を言っても改修してもらえず、自分で何とかしようと義姉に通帳を返してほしいと言ったところ 出て行け と言われそれ以来、義母と義姉は決裂状態が続いています。一年前から家裁に関係修復の為調停をしていますが、初回から義姉は義母が住む事を拒否していますので、義母の所有分を買い取ってほしいと交渉していますが、お金が無いし、義母の所有分の半分は自分のものだと主張しています。義母は現在足の手術の為に入院しております。退院しても現在の部屋の状況では危険なので最低限の必要品を残し倉庫に預けました。義姉から弁護士の先生に、主人の家から主人の了解無く荷物を運び出すとは犯罪だとメールが来ました。義母から義姉が家に入れないようにカギを交換してほしいと依頼され交換しましたが、その件も刑事告訴も辞さないとの事でした。 家屋は義姉の旦那の名義に100%なっており、銀行からの借り入れの為に土地は担保に入っています。義姉の旦那は調停には仕事と言って出席しません。 家屋の所有権が無く土地も50%しか所有していないと、分割請求は出来ないのでしょうか? 補足 昨日、家裁にて調停が不成立になりました。義姉からの和解案は義母が家を引き払うなら月額2万円の地代を払うとの事でした。2万円では変わりの住まいを借りる事も出来ないので裁判するしかない状態です。 義理の兄は建築資金以上の金額6400万円(その頃の土地の評価価格およそ8000万円の80%)を銀行から借り入れしています。不動産業者の査定では、土地家屋含めて1億5000万円くらいで売却が可能との事でした。

複雑な相続問題と分割請求の可能性

ご質問の内容は、相続、不動産、そして家族間の紛争が複雑に絡み合った難しい問題です。 義母様の土地の共有持分を買い取るというご希望に対し、分割請求が可能なケースと不可能なケース、そして現状での最善策について検討していきましょう。

現状の法的状況

* **土地の所有権:** 義母様50%、義姉様50%の共有状態。
* **家屋の所有権:** 義姉様の夫名義(銀行からの借入金の担保となっている)。
* **調停不成立:** 義姉様からの和解案は現実的ではない。
* **証拠:** 義母様と義姉様の間の口約束、資金の貸借に関する証拠(あれば提示)が重要になります。

分割請求の可能性

土地の共有持分を買い取るには、共有者の同意が必要ですが、現状では義姉様は同意しておらず、むしろ反対している状態です。そのため、強制的に分割請求を行うには、裁判による解決が必要となります。

家屋の所有権が義姉様の夫名義であること、土地が担保になっていることは、分割請求を複雑にする要素ではありますが、不可能ではありません。裁判においては、土地の評価額、義姉様側の主張、義母様の状況(高齢、入院中など)などを総合的に判断されます。

しかし、裁判は時間と費用がかかります。また、必ずしもご希望通りの結果が得られるとは限りません。

裁判以外の解決策

裁判以外の解決策として、以下の方法が考えられます。

1.弁護士への相談

まずは、専門の弁護士に相談することが重要です。弁護士は、ご質問の状況を詳しく聞き取り、証拠を精査し、最善の解決策を提案してくれます。裁判を行う場合の戦略、費用、勝訴の可能性なども具体的に説明してくれます。

2.交渉の再検討

裁判に進む前に、義姉様との交渉を再検討することも可能です。弁護士を介して交渉を行うことで、より建設的な話し合いを進められる可能性があります。交渉の際には、以下の点を考慮しましょう。

* **義姉様の立場への理解:** 義姉様の主張を理解し、共感できる部分を探ることで、交渉がスムーズに進む可能性があります。
* **具体的な提案:** 単に「買い取ってほしい」ではなく、具体的な金額や支払い方法を提示することで、交渉が前進しやすくなります。
* **第三者機関の活用:** 信頼できる不動産鑑定士に土地の評価を依頼し、客観的なデータを示すことで、交渉に有利に働く可能性があります。
* **書面による記録:** 交渉の内容は必ず書面で記録しておきましょう。

3.不動産売却

土地と家屋をまとめて売却し、売却代金を分割するという方法もあります。この場合、義姉様の夫の同意を得る必要があり、銀行への返済についても考慮しなければなりません。売却額から借入金と諸費用を差し引いた残りを、義母様と義姉様で分割することになります。

4.遺産分割協議

義父様の相続手続きにおいて、遺産分割協議が適切に行われていなかった可能性があります。もし、協議が不十分だった場合、改めて遺産分割協議を行うことが必要かもしれません。弁護士に相談し、協議のやり直しや、協議内容の変更を検討しましょう。

具体的なアドバイス

* **証拠集め:** 義母様と義姉様の間のやり取りに関する証拠(メール、手紙、通帳の記録など)を可能な限り集めましょう。
* **専門家の意見:** 不動産鑑定士による土地の評価額、弁護士からの法的アドバイスは、交渉や裁判において非常に重要です。
* **冷静な対応:** 感情的な対応は避け、冷静に状況を判断し、行動しましょう。
* **記録の保持:** すべてのやり取りを記録し、証拠として保管しておきましょう。

まとめ

今回のケースは、相続問題、不動産問題、家族間の紛争が複雑に絡み合った非常に難しい状況です。早急に弁護士に相談し、専門家のアドバイスを得ながら、最善の解決策を見つけることが重要です。裁判は最後の手段と捉え、まずは交渉による解決を目指しましょう。裁判になった場合でも、弁護士の適切なサポートを受けることで、より良い結果を得られる可能性が高まります。

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