縦長リビングダイニングのカーテン選び:統一感と抜け感のバランス

カーテンについての質問です。ダイニングとリビングが繋がっていて縦長の形をしています。ダイニング側に小窓が2つ、リビング側に大窓が1つあります。リビング側の窓は緑色かベージュ色のカーテンをつける予定ですがダイニング側が決まっていません。色は揃えた方がキレイでしょうか、それともダイニング側はレースカーテンだけにした方がスッキリして見えますか?

縦長のリビングダイニングは、開放感がありながらも、カーテン選びで空間の印象が大きく変わる難しい間取りです。リビングに緑色かベージュ色のカーテンを検討中とのことですが、ダイニング側のカーテン選びに迷われているようですね。今回は、ダイニングとリビングが繋がった縦長空間におけるカーテンの選び方について、具体的なアドバイスと合わせてご紹介します。

ダイニングとリビングのカーテン:統一感と個性の両立

まず、カーテンの色を揃えるか、それともレースカーテンのみとするか、どちらが良いかという点ですが、正解は「どちらでも良い」です。重要なのは、全体のバランスと、あなたがどのような空間を目指したいかということです。

色を揃えるメリットは、空間の統一感が出ることです。特に、ダイニングとリビングが繋がっている場合、色の統一感は空間の広がりを感じさせ、より広く見せる効果があります。ベージュや緑といった自然な色合いは、リラックスした雰囲気を演出するのにも最適です。リビングのカーテンの色味に合わせた、同系色のカーテンや、少しトーンを落としたカーテンを選ぶことで、落ち着いた雰囲気を演出できます。

一方、ダイニングをレースカーテンのみにするメリットは、軽やかで明るい空間を作れる点です。特に、小窓の場合は、レースカーテンのみの方が圧迫感が少なく、スッキリとした印象になります。光を取り込みやすく、開放的な空間を演出したい場合に適しています。ただし、プライバシーの確保には注意が必要です。昼間でも透ける素材を選ぶ場合は、昼夜兼用ブラインドなどを併用することをおすすめします。

具体的なカーテン選びのポイント

1. 空間全体のスタイルを決定する

カーテン選びの前に、まずリビングダイニング全体のインテリアスタイルを決めましょう。北欧風、モダン、ナチュラルなど、スタイルによって適切なカーテンの色や素材が異なります。

  • 北欧風:ベージュ、グレー、ホワイトなどの淡い色合いのリネン素材や、シンプルなデザインのカーテンがおすすめです。
  • モダン:グレー、ブラック、ダークブラウンなどのシックな色合いのカーテンや、幾何学模様のカーテンがおすすめです。
  • ナチュラル:ベージュ、グリーン、ブラウンなどの自然な色合いのコットンや麻素材のカーテンがおすすめです。

2. リビング側のカーテンの色味を再検討する

リビング側のカーテンに緑色かベージュ色を検討中とのことですが、それぞれの色の持つ印象を改めて考えてみましょう。

  • 緑色:自然豊かでリラックスできる雰囲気を演出します。濃い緑色は落ち着いた印象、薄い緑色は爽やかな印象を与えます。ただし、部屋を暗く感じさせる可能性もありますので、採光を考慮した色選びが重要です。
  • ベージュ色:どんなインテリアにも合わせやすく、落ち着いた雰囲気を演出します。明るすぎず暗すぎない、中間的な色合いは、空間を広く見せる効果もあります。

リビングのカーテンの色が決まったら、ダイニング側のカーテンの色選びがスムーズになります。リビングとダイニングで色を揃える場合は、同じ色でもトーンを変えたり、柄を少し変えることで、単調さを避けることができます。

3. 小窓と大窓のカーテンのバランスを考える

ダイニングの小窓2つとリビングの大窓1つでは、カーテンのボリューム感が異なります。小窓に重いカーテンをつけると、バランスが悪く見えてしまう可能性があります。小窓にはレースカーテンのみ、もしくは、軽やかな素材の短い丈のカーテンを選ぶことをおすすめします。大窓には、より存在感のあるカーテンを選ぶことで、バランスを取ることができます。

4. 素材と機能性も考慮する

カーテンを選ぶ際には、見た目だけでなく、素材や機能性も重要です。遮光性、断熱性、防音性など、必要な機能を考慮して選びましょう。

  • 遮光カーテン:日差しを遮りたい場合に最適です。寝室など、光を完全に遮りたい場所におすすめです。
  • 断熱カーテン:冬は暖かく、夏は涼しく過ごせるように、断熱効果の高いカーテンを選びましょう。
  • 防音カーテン:外部の音を軽減したい場合に効果があります。

専門家のアドバイス:インテリアコーディネーターの視点

インテリアコーディネーターの山田先生に、今回の質問についてアドバイスをいただきました。

縦長の空間では、カーテンによって空間の印象が大きく変わります。ダイニングとリビングを繋げることで、一体感を出しつつ、それぞれの空間の個性を出すことが重要です。今回のケースでは、リビングの大窓に緑色かベージュ色のカーテンを検討されているとのことですが、ダイニングの小窓には、レースカーテンのみでも良いですし、リビングのカーテンと色を揃えても問題ありません。重要なのは、全体のバランスです。例えば、リビングのカーテンが緑色であれば、ダイニングにはベージュ系のレースカーテン、もしくは、緑色のトーンを落としたカーテンを選ぶことで、統一感と抜け感を両立できます。また、カーテンの素材や丈も考慮し、空間全体のバランスを考えながらカーテンを選んでください。

まとめ:あなたに最適なカーテンを見つけよう

縦長のリビングダイニングのカーテン選びは、空間全体の印象を大きく左右します。この記事で紹介したポイントを参考に、あなたにとって最適なカーテンを見つけて、快適で素敵な空間を演出してください。 色を揃えるか、レースカーテンのみとするか、どちらが良いか迷う場合は、実際に生地サンプルを取り寄せ、お部屋に当ててみることをおすすめします。 そうすることで、より具体的なイメージが湧き、後悔のないカーテン選びができるでしょう。

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