縦長リビングのインテリアコーディネート:黒のテレビ台を活かす空間づくり

部屋のインテリアについて質問です。現在キッチンに繋がって縦長な感じのリビングのインテリアについて考えています。床は濃い茶色、壁は白。テレビとテレビ台が黒でソファは少しアイボリーがかった白です。濃いベージュのラグを敷いています。ナチュラルな感じの部屋にしたかったのでカーテンもアイボリー系にしました。しかしテレビとテレビ台が黒で大きい為浮いてる感じがします。どうしたら馴染んだ感じになりますか?8畳程の縦長なので狭く感じます。

縦長リビングの課題と解決策:黒のテレビ台と空間の広さを両立させる

8畳の縦長リビング、床は濃い茶色、壁は白、アイボリー系のソファとカーテン…ナチュラルで落ち着いた雰囲気を目指しているのに、黒のテレビ台が浮いて見えてしまう、そして空間が狭く感じてしまう、とのことですね。これはよくある悩みです。 今回のご相談では、黒のテレビ台を空間になじませることと、8畳の縦長リビングを広く見せることの2点を解決策として提案します。

黒のテレビ台を空間になじませる方法

黒のテレビ台は存在感があり、確かにアイボリーやベージュのナチュラルな空間では浮いて見える可能性があります。しかし、黒はインテリアにおいて引き締め役として使える重要な色です。 浮いて見える原因と、その解決策を具体的に見ていきましょう。

1. アクセントカラーとして黒を活かす

黒を完全に排除するのではなく、アクセントカラーとして積極的に活用することを考えましょう。例えば、以下の方法があります。

  • 黒を基調とした小物を配置する:テレビ台の黒と色を合わせた、黒のクッション、黒のフラワーベース、黒のフォトフレームなどを配置することで、テレビ台を空間の一部として捉えやすくなります。ただし、多すぎると重くなりすぎるので、厳選して配置することが重要です。
  • 黒と調和する素材を取り入れる:黒のテレビ台と調和する素材、例えば木製の棚や、黒に近い濃い茶色の小物などを加えることで、統一感を出すことができます。濃い茶色の床とテレビ台を繋げる役割を果たします。
  • 間接照明で陰影をつける:テレビ台の後ろや横に間接照明を設置することで、黒のテレビ台に陰影が生まれ、存在感が和らぎます。また、間接照明は空間を広く見せる効果もあります。

2. テレビ台の配置を見直す

テレビ台の配置を変えることで、空間への馴染みを高めることができます。

  • 壁に寄せて配置する:テレビ台を壁にぴったりと寄せて配置することで、圧迫感を軽減し、空間を広く見せる効果があります。壁面収納を取り入れるのも良いでしょう。
  • ソファとの距離を調整する:ソファとテレビ台の距離が近すぎると圧迫感を感じます。適切な距離を確保することで、空間の広がりを感じやすくなります。

3. テレビ台を隠す工夫

どうしても黒が目立つ場合は、テレビ台を部分的に隠す工夫をしてみましょう。

  • グリーンを配置する:観葉植物などをテレビ台の横に配置することで、視覚的な緩衝材となり、黒が目立ちにくくなります。背の高い観葉植物は、空間の縦のラインを強調し、天井の高さを高く見せる効果も期待できます。
  • スクリーンやパーテーションを使う:テレビ台全体を隠すのは難しいですが、スクリーンやパーテーションを使って部分的に隠すことで、視覚的なバランスを整えることができます。

8畳の縦長リビングを広く見せる方法

縦長リビングは、空間が狭く感じやすいというデメリットがあります。しかし、適切なインテリア選びと配置によって、広く見せることは可能です。

1. 壁の色と家具の色の組み合わせ

白の壁は、空間を広く見せる効果があります。しかし、床が濃い茶色なので、家具の色選びが重要です。

  • 明るい色の家具を選ぶ:ソファやラグのように、アイボリーやベージュなど明るい色の家具を選ぶことで、空間が明るくなり、広く感じられます。
  • 同じ色系統で統一する:家具の色を、床や壁の色と調和させることで、空間全体に統一感が生まれ、広く感じられます。アイボリーやベージュを基調とした家具を選ぶことで、床の濃い茶色とのバランスも取れます。

2. 鏡やガラス素材の活用

鏡やガラス素材は、光を反射し、空間を広く見せる効果があります。

  • 鏡を壁に飾る:壁に鏡を飾ることで、光を反射し、空間が明るくなり、広く感じられます。ただし、テレビの反射を考慮して配置する必要があります。
  • ガラス製のテーブルや棚を使う:ガラス製のテーブルや棚は、光を通し、空間を広く見せる効果があります。また、圧迫感を感じさせません。

3. 空間を分割する

縦長の空間を、視覚的に分割することで、狭く感じにくくなります。

  • ラグを効果的に使う:ラグを配置することで、空間を区切り、視覚的な広がりを作ることができます。濃いベージュのラグは、床の濃い茶色と調和し、空間を落ち着かせます。
  • パーテーションを使う:パーテーションを使って、リビングとダイニングをゆるやかに区切ることで、空間を整理することができます。ただし、圧迫感を与えないように、デザインや素材に注意が必要です。

4. カーテン選び

アイボリー系のカーテンは、空間を明るく見せる効果があります。しかし、より広く見せるためには、以下の点にも注意しましょう。

  • 丈を長くする:カーテンの丈を長くすることで、天井の高さを高く見せる効果があります。床に届く長さのカーテンを選ぶと、より効果的です。
  • 柄を避ける:柄のあるカーテンは、空間を狭く感じさせることがあります。無地のカーテンを選ぶ方が、広く感じられます。

専門家の視点:インテリアコーディネーターからのアドバイス

インテリアコーディネーターの視点から見ると、今回のケースでは、黒のテレビ台と空間の調和、そして縦長リビングの空間の広さを確保することが重要です。 黒は存在感があり、使い方によっては空間を締める効果があります。しかし、アイボリーやベージュのナチュラルな空間では、バランスが大切です。 上記の提案に加え、全体的な色調のバランスを意識することが重要です。 例えば、黒のテレビ台と調和する濃い茶色のアクセントを、クッションや小物などで取り入れることで、統一感を出すことができます。 また、間接照明を効果的に使うことで、空間の奥行きを出し、広く見せる効果が期待できます。

まとめ:実践的なステップ

1. **黒のテレビ台をアクセントとして活かす:** 黒のクッション、小物などを追加し、黒を空間の一部として取り込みます。
2. **テレビ台の配置を見直す:** 壁に寄せたり、ソファとの距離を調整することで、圧迫感を軽減します。
3. **間接照明を活用する:** テレビ台周辺に間接照明を設置し、陰影と奥行きを演出します。
4. **明るい色の家具と小物を選ぶ:** アイボリーやベージュなど、明るい色の家具や小物を追加し、空間を明るく広く見せます。
5. **鏡やガラス素材を取り入れる:** 光の反射を利用して、空間の広がりを演出します。
6. **ラグやパーテーションで空間を分割する:** 視覚的な区切りを作り、空間を整理します。
7. **カーテンの丈を長くする:** 天井の高さを高く見せる効果があります。

これらのステップを段階的に実践することで、より快適で広く感じるリビングを実現できるはずです。 ご自身の好みやライフスタイルに合わせて、自由にアレンジしてみてください。

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