縦型リビングの使い勝手と家具配置|南西向き9階建マンションの事例から学ぶ

縦型リビング 新築マンションの購入を検討しております。リビングが縦型の12畳LDKとキッチンがL字型の3.5畳なんですが縦型のリビングにイメージがわきません。実際に縦型のリビングに過ごされている方は使い勝手はいかがでしょうか?(家具の配置含め)なお、リビングは南西向きで階数は9階なんですが、キッチンは暗くならないでしょうか?皆さんのご意見をお願いいたします。

縦型リビングのメリットとデメリット

縦型リビングは、一般的な正方形や長方形のリビングとは異なる形状のため、家具配置や空間の使い勝手が気になりますよね。まずは、縦型リビングのメリットとデメリットを整理してみましょう。

メリット

* 開放感:縦長の空間は、天井が高く感じられ、開放的な雰囲気を演出できます。特に南西向きの窓があれば、陽光が差し込み、より広く感じられます。
* 個性的な空間:一般的なリビングとは異なる形状は、個性的なインテリアコーディネートを楽しむことができます。
* レイアウトの自由度(工夫次第で):適切な家具配置を工夫すれば、それぞれのゾーンを明確に分け、機能的な空間を作ることができます。

デメリット

* 家具配置の難しさ:縦長の空間では、家具の配置に工夫が必要になります。適切な配置をしないと、圧迫感を感じたり、動線が不便になったりする可能性があります。
* 空間の分割:縦長の空間をうまく分割して、リビング、ダイニング、そしてくつろぎスペースを確保することが重要です。
* デッドスペースの発生:家具の配置によっては、デッドスペースが発生する可能性があります。

12畳縦型リビングの家具配置例

12畳の縦型リビングは、家具の配置次第で大きく印象が変わります。いくつか具体的な配置例と、それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。

例1:ソファを壁面に配置

窓側にソファを配置することで、採光を最大限に活かし、明るく開放的な空間を作ることができます。反対側の壁には、TVボードや収納棚を配置し、機能性を高めましょう。この配置は、シンプルで広く感じさせるメリットがありますが、窓際以外のスペースがやや狭く感じる可能性があります。

例2:ソファを中央に配置

リビングの中央にソファを配置し、対面式にダイニングテーブルを配置するレイアウトです。会話が弾みやすく、家族が集まるのに最適な配置ですが、スペースを広く使うため、12畳ではやや狭く感じる可能性があります。

例3:ゾーニングを明確にする配置

リビングをダイニングとくつろぎスペースに明確に分けるレイアウトです。例えば、窓際にダイニングテーブル、反対側にソファを配置し、その間に間仕切りとしてパーテーションやシェルフなどを活用することで、それぞれのスペースを独立させ、機能性を高めることができます。ただし、空間が狭く感じることがあります。

南西向き9階建マンションの採光とキッチン

南西向きの9階建マンションは、日当たりが良いことが期待できます。リビングは十分な採光が得られるでしょう。しかし、キッチンが暗くなる可能性も考慮する必要があります。

キッチンの採光対策

* 間接照明の活用:ダウンライトや間接照明を効果的に配置することで、キッチン全体を明るく照らすことができます。
* 明るい色のクロスや床材:壁や床に明るい色のクロスや床材を使用することで、光の反射率を高め、キッチンを明るく見せることができます。
* 窓の配置:キッチンに窓があれば、自然光を取り込むことができます。窓がない場合は、人工照明を工夫しましょう。
* 鏡の活用:鏡を適切な位置に配置することで、光の反射を利用してキッチンを明るく見せることができます。

専門家の視点:インテリアコーディネーターのアドバイス

インテリアコーディネーターの視点から、縦型リビングの設計と家具配置についてアドバイスを求めてみました。

「縦型リビングは、空間を縦に使うことで、高さを活かしたデザインが可能です。例えば、壁面収納を高く設置したり、天井まで届くカーテンレールを使用することで、空間の広がりを感じさせることができます。また、家具の高さや配置を工夫することで、圧迫感を軽減し、快適な空間を作ることができます。」

さらに、キッチンについては、「L字型キッチンは、作業効率が良い反面、採光が不足しやすい傾向があります。そのため、明るい色の建材を使用したり、間接照明を効果的に配置するなどの工夫が必要です。また、換気扇の性能も重要です。換気が悪いと、調理中の油煙や臭いがこもりやすくなります。」とアドバイスをいただきました。

まとめ:縦型リビングを快適に過ごすためのポイント

縦型リビングは、家具の配置や採光対策を工夫することで、快適な空間にすることができます。今回のQ&Aを通して、縦型リビングのメリット・デメリット、家具配置の例、採光対策などを理解していただき、新居での生活をイメージしていただければ幸いです。 ご自身のライフスタイルや好みに合わせた家具選びと配置、そして適切な照明計画を立てることが、快適な縦型リビングを実現するための鍵となります。

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