編み込みパキラの救済とインテリアへの活かし方

編みこんだパキラが 1ヶ月前にネットで幹が編み込まれたパキラを買いました。 部屋のシンボルツリーとなり、とても気に入り水遣りも少なめで毎日見てきました。 写真を送付します。矢印の幹です。 最近、1本の幹の葉っぱが芽吹くけどくたっとなっていました。 よく観察し触っててみたら、その幹だけブヨブヨしてて先っぽから幹までその状態。 幹の外側の皮もはがれそうな・・・ そしてその幹に生い茂っていた立派な葉っぱもついにクタッとなってしまい、その幹だけ坊主になってしまいました。 同じ事例がないかと調べさせていただいてましたが・・・ お尋ねしたい事として 1.植え替えしてその幹をはずしたほうがいいのか。但し当方、寒冷地のためこれから寒くなります。 今、植え替えしていいのか、また春まで待っていいか。 2.写真の丸印の幹、根元が元気のいい幹と違います。 これも腐ってきているのか・・・? と不安になります。この丸印の幹の葉っぱはまだ今のところ元気です。 これもいずれダメになるのかと思うと切ないです。 3.買って2週間位してこのパキラを手入れをしていると、根元から小バエが数匹出てきてビックリしました! この上の事が原因なのでしょうか? 今後どのような処置をした方がいいのか詳しい方、教えて下さい。 ちなみにこのパキラは4本編みです。 腐ったの?が1本 根元が腐りっぽいのが1本 元気なものが2本です。補足pink_tyangumu様 ご丁寧に何度も書き直しして頂きご丁寧な回答をありがとうございました。 切ったほうがいいという事ですが、幹を切り落とし、根はそのまま植えていても他の元気な根には被害はないのでしょうか。 あと、小バエ対策で何か秘策あありますか?

1. 腐敗した幹の対処と植え替え時期

残念ながら、写真から判断すると、パキラの一本の幹は腐敗している可能性が高いです。ブヨブヨとした状態、皮のはがれ、葉の枯れといった症状は、根腐れや茎腐病を示唆しています。寒冷地でこれから寒くなることを考えると、植え替えは春まで待つことをおすすめします。

現在の状態での植え替えは、パキラに大きなストレスを与え、回復を遅らせる可能性があります。寒さで植物の生育が鈍る時期に、根を傷つける作業は避けるべきです。春になり気温が上がり、パキラの生育が活発になる時期に植え替えを行うことで、根の回復を促し、よりスムーズに新しい環境に適応させることができます。

まずは、腐敗した幹を切除しましょう。清潔な刃物を使用し、腐敗している部分より少し上の健康な部分で切り取ります。切り口には、殺菌効果のある癒合剤を塗布しましょう。これにより、病原菌の侵入を防ぎ、傷の回復を促進します。

植え替えの手順

春になったら、以下の手順で植え替えを行いましょう。

  • 古い鉢からパキラを取り出す:根を傷つけないように優しく取り出します。
  • 根の状態を確認:腐っている根があれば、切り取ります。健康な根は、土を優しく落としていきます。
  • 新しい鉢と用土を用意:パキラのサイズに合った鉢を選び、水はけの良い培養土を使用します。
  • パキラを植える:鉢に培養土を入れ、パキラを植え付けます。根元がしっかり土に埋まるように注意します。
  • たっぷりと水やり:植え替え後は、たっぷりと水やりを行いましょう。

2. 根元が怪しい幹の観察と今後のケア

丸印の幹の根元が他の幹と異なるというのは、確かに心配な点です。葉が元気なうちは様子見で良いでしょう。しかし、葉が枯れ始めたり、幹がブヨブヨしてきたりしたら、腐敗が始まっている可能性があります。その際は、1で説明した方法と同じように、腐敗した部分を切り取り、殺菌剤を塗布しましょう。

予防策として、通気性を良くすることが重要です。編み込みパキラは、通気性が悪くなりがちです。鉢の底に排水穴があることを確認し、風通しの良い場所に置きましょう。また、水やりは土の表面が乾いてから行い、根腐れを防ぎましょう。

3. 小バエの発生原因と対策

小バエの発生は、土壌の過湿腐敗した植物の残骸が原因である可能性が高いです。腐敗した幹の存在は、小バエの発生を招いた一因と考えられます。

小バエ対策

  • 土壌の乾燥:水やりは控えめにし、土壌の過湿を防ぎます。指で土の表面を触って、乾いてから水やりをするのがベストです。
  • 鉢底の排水確認:鉢底に溜まった水を定期的に捨て、排水性を確保します。
  • 殺虫剤の使用:市販の植物用殺虫剤を使用し、小バエを駆除します。効果的な殺虫剤を選ぶには、園芸店などで相談してみましょう。
  • 粘着トラップ:小バエ用の粘着トラップを設置し、成虫を捕獲します。
  • 土壌の交換:状況によっては、土壌を新しいものと交換する必要があるかもしれません。春先の植え替え時に実施することをお勧めします。

専門家の視点:植物医のアドバイス

植物医の視点から見ると、編み込みパキラの腐敗は、通気性の悪さや過湿が大きな原因と考えられます。編み込みによって、幹同士が密着し、通気性が悪くなっている可能性があります。また、水やりが多いと、根腐れを起こしやすくなります。

予防策として、通気性を確保し、適切な水やりを行うことが重要です。定期的な観察を行い、早期に異常を発見することが、植物の健康を維持する上で不可欠です。

インテリアへの活かし方

パキラは、その緑豊かな葉と美しい樹形から、インテリアのシンボルツリーとして人気があります。元気な2本の幹を活かし、お部屋のアクセントとして活用しましょう。

  • 明るい場所に置く:パキラは日当たりの良い場所を好みます。ただし、直射日光は避けてください。
  • 鉢カバーを選ぶ:パキラの雰囲気に合う鉢カバーを選び、インテリアに調和させましょう。素材や色、デザインによって、お部屋の印象が大きく変わるので、様々な選択肢を検討してみましょう。
  • 他の植物との組み合わせ:他の観葉植物と組み合わせることで、より豊かな空間を演出できます。例えば、シェフレラやモンステラなど、葉の形状や色が異なる植物を一緒に飾ると、視覚的な魅力が増します。

パキラの健康状態を維持することで、より長くインテリアとして楽しむことができます。適切なケアと、お部屋との調和を意識することで、素敵な空間を演出しましょう。

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