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網戸の網だけDIYで窓に設置する方法
築30年のアパート、しかも角部屋でベランダがない状況での網戸設置は、確かに難しいですね。枠がない状態での網戸の網だけの取り付けは、コストを抑えつつ、しっかり固定することが重要です。現状の両面テープだけでは、風圧やカーテンの接触で剥がれてしまうのは当然です。そこで、1000円予算でできる、より効果的なDIY方法をご紹介しましょう。
1. 強力な接着剤と補強材の活用
両面テープだけでは強度が不足しています。より強力な接着剤と、網を補強する素材を使うことで、剥がれにくくすることができます。
- 接着剤:強力な粘着力を持つ、アクリル系両面テープや、瞬間接着剤、もしくはDIYショップで売られている「網戸補修用接着剤」などを検討しましょう。アクリル系両面テープは、はがれにくく、ある程度の衝撃にも耐えられます。瞬間接着剤は強力ですが、取り扱いに注意が必要です。
- 補強材:網戸の網を窓枠に固定する際に、補強材として、薄い木材(例えば、100均で売っているような細長い木片)、またはプラスチック製のモールディングを使用します。これらを接着剤で窓枠に固定し、網戸の網をその上に接着することで、より強固な固定を実現できます。
具体的な手順
1. 窓枠を綺麗に掃除し、脱脂します。ホコリや油分があると接着力が弱まります。
2. 補強材となる木片やモールディングを、窓枠の内側に、網戸の網がちょうど収まる幅でカットし、強力な接着剤で固定します。この時、窓枠に隙間なくピッタリと貼り付けることが重要です。
3. 網戸の網を補強材の上に、アクリル系両面テープや網戸補修用接着剤で丁寧に貼り付けます。空気の泡が入らないように、ヘラなどでしっかり押さえながら貼り付けましょう。
4. 接着剤が完全に乾くまで、数時間待ちます。
2. マグネットテープの活用
接着剤に抵抗がある場合は、マグネットテープを使う方法もあります。ただし、窓枠が金属製である必要があります。
- マグネットテープ:強力なマグネットテープを窓枠と網戸の網の両側に貼り付け、磁力で固定します。この方法は、接着剤を使用しないため、窓枠を傷つける心配がありません。ただし、磁力が弱いと風で剥がれる可能性があるので、強力なマグネットテープを選ぶことが重要です。ホームセンターなどで、幅の広い強力なマグネットテープを探してみましょう。
具体的な手順
1. 網戸の網の周囲にマグネットテープを貼り付けます。
2. 窓枠の周囲にも、マグネットテープを貼り付けます。
3. 網戸の網を窓枠に近づけると、磁力でくっつきます。
3. 簡易的なフレームの作成
100均などで手に入る材料で、簡易的なフレームを作ることも可能です。
- 材料:木材、プラスチック板、両面テープ、結束バンドなど。ホームセンターで売っている、細いアルミ製のフレームを使うのも良いでしょう。
具体的な手順
1. 窓枠の内側に合うサイズのフレームを作成します。
2. フレームを窓枠に両面テープや結束バンドで固定します。
3. 網戸の網をフレームに固定します。
専門家の視点:DIYの注意点
DIYはコストを抑えられる反面、失敗するリスクもあります。特に、窓のサイズに合わない網戸の網を使用したり、接着剤の選び方を間違えると、せっかくの努力が無駄になる可能性があります。
もし、DIYに自信がない場合は、ホームセンターの店員に相談したり、専門業者に依頼することを検討しましょう。専門業者に依頼すると費用はかかりますが、綺麗に仕上がり、長持ちする網戸を設置できます。
インテリアとの調和
網戸は、目立ちにくいグレーを選ぶことで、インテリアの邪魔になりません。特に、グレーはどんな色の壁や家具にも合わせやすく、落ち着いた雰囲気を演出します。
グレーのインテリアコーディネート例
* グレーの壁に、白い家具を配置し、清潔感のある空間を演出。
* グレーのカーテンと合わせて、落ち着いた雰囲気に。
* グレーの網戸と、木製の窓枠の組み合わせで、ナチュラルな雰囲気に。
まとめ
網戸の網だけを交換するDIYは、費用を抑えつつ、夏の暑さ対策に効果的な方法です。しかし、適切な材料選びと施工が重要です。上記の方法を参考に、安全に作業を行い、快適な夏の生活を実現しましょう。